雨中の100キロハイク 悪天候も完歩率55%の好記録/100キロハイク

ローバースカウト 2015.11.20
 2日間にわたって100キロハイクが行われ、明大からは68名が参加。うち38名が完歩した。普段はボランティアや奉仕活動など競争とは離れた活動に勤しむローバースカウト部員だが、この日はそれぞれの限界に挑戦。100キロにも及ぶ果てしない道のりを歩んだ。

 悪天候も充実の大会を過ごした。100キロハイクとは港区増上寺をスタートし東は葛飾区から北は練馬区、西は大田区まで、都内7か所に設置されたチェックポイントを巡って24時間以内に再び増上寺まで戻ってくるという過酷な大会だ。今年は大会中に雨が降りしきる悪天候。参加者たちを悩ませた。「常に足が濡れていて、止まると寒いとかでみんな大変だったと思う」(相馬さと子・農4=青山)。しかしその中でも道中の応援部員やОBなどがタオルや菓子を差し出すなどサポートもあり、明大ローバーの完歩率は55パーセントを記録。38名の部員が自らの限界を乗り越え、100キロを歩き切った。「誰しもが歩いている間に限界を感じることがあるので、その限界を超えて成長できる場がこういうふうにあるというのは幸せ」(髙島尚行主将・情コミ3=清瀬)。達成感に満ちた表情で今大会を総括した。

 相馬が女子2位入賞を果たした。ジョギングとウオーキングを交互に繰り返し16時間49分の好記録でゴール。それまでのベスト記録である17時間を割るタイムに頬を緩めた。「やっぱり何回歩いても筋肉痛になりますし大変さはあるんですけど、それもひっくるめて楽しかった」と相馬。最後となる4回目の出場に、自らの好成績で花を飾った。

[原大輔]

大会後のコメント
髙島主将

「100キロハイクは今年で3回目です。1年のときは100キロ歩くということが初めての経験だったのでひたすら先輩に引っ張ってもらって完歩するのがやっとという感じでした。(タイムは)21時間くらいでした。今大会は最初の年より30分くらい早かったと思います。バディ制なので、自分のペースよりかは相手のペースに合わせて歩くという感じでした。明大ローバーは記録を狙うというよりは完歩の方に重きを置いていて、もちろん速い人は記録を狙ってもらって。でも遅い人に記録を狙わせるとかはなくてまずは完歩を狙わせる感じです。2年目にすごく余裕があったので今年も余裕があるかなと思って、今大会はその余裕を他の人に与えて1人でも完歩できる人を増やそうかなと思い臨みました。今回一緒に歩いた人は完歩できたのでその点は良かったかなと思います。お互いに意思疎通を取りながら歩きました。今回は雨という状況だったので完歩率はすごく低くなるかなとはおもっていたのですが、去年歩けなかったけど今年は歩くことができたという人もいたので、もちろん雨の影響もありましたけどみんな一生懸命やってくれたのでよかったです。事前に会場の下見とかトレーニングとかを自主的にやってもらっている部分もあって、普段体力が無いというふうに思われている部員が地道に努力を重ねて今年やっと完歩ということになった人もいたので、そこは部員の力を感じました。ゴールした直後はほっとしたというか、いくらサポート役に回ってタイムが遅くなったとしても、主将は完歩しないと顔が立たないと思うので、足の状態とかすごい悪かったですし、ここだけの話前日不安で寝れなかったのでその中で完歩できたのは僕自身ほっとしました。今回は普段体力がないと思われているような部員が主体的に参加してきてくれたおかげで部全体にもその空気が広がって、みんなのやる気が出たという部分は少し感じました。100キロハイクってもちろん基礎体力も重要なんですけど、やはりみんな限界を超えて歩いたり走ってたりするので気持ち的な部分はかなりでかくて、もちろん自分より体力のない人が完歩して自分より体力のある人が完歩できなかったという事例も結構毎年見られることで、そういう人にとってはすごく悔しい経験になるし、逆に元帰宅部の子がトレーニングもなしで完歩したというのを聞くと誰でも完歩できるのかなと思うんですけど、その時のコンディションとかもありますし、完歩できなかった人にとっては悔しい思いになるので、昨年完歩できなかった人が今年は完歩したというのはそういう悔しい思いをしたからという部分があるのではと思います。日頃競うということから縁の遠い部活なんですけど、自分の限界に挑戦して、誰しも歩いている間に限界と感じることがあるので、その限界を超えて成長できる場がこういう風にあるというのは幸せだなと思います」

相馬
「今までの結果を上回って自分の納得できる結果を出したいというのと、明大ローバーでいい結果を出せたら他の団体の方に明大ローバーを見てもらったりできると思ったので、明大ローバーが目立つためにも頑張りたいなと思っていました。去年の優勝者が15時間くらいで完歩していたのでそれくらいを目標にはしていたんですけどもそれには届きませんでした。今日は16時間49分で2位でした。自分の中では一番いい結果ではあったのですがあと一息だったかなという結果です。今年の優勝者は14時間でぶっちぎりの1位だったので全然だめでした。毎年ながら大変さはあったのですが今年は同期がわりとサポートに回ってくれたりしていてすごく快適に歩けました。ジョギングと歩きを交互に繰り返してという感じでした。今まで雨降る大会もあったんですけどどこかで止んでいたんです。ですが今回は期間中ずっと降っていたので常に足が濡れていて、止まると寒いとかがあったのでみんな大変だったと思います。今年は現役の頑張りが印象的でした。明大の中では自分が一番でした。ゴールした瞬間は自分の一番速い記録が17時間で、それを超えるというのが一つの目標ではあったのでうれしいのとホッとしたのと、という感じですね。負けてしまったのは悔しいですけど。バディの方とか出場していない他の部員とか、他校のOBの方とかに道中で支えてもらったりしました。声をかけてもらったりすることもそうですし、ちょっとしたお菓子とかをくれたり、雨が降っていて荷物を少なくしているのでタオルを持っていなかったんですけど、そういうのを用意してくれたりだとか、そういったところですごく助けられました。ゴールしたのは朝の6時49分です。ゴールしてから出場していない同期がおめでとうと言いに来てくれたりしました。4回目で最後だったので悔いなく終わろうとして、悔しさとは別に考えて悔いはないかなという感じはあるので、全力を尽くしたかなと思えます。楽しかったかなと。出られてよかったです。やっぱり何回歩いても筋肉痛になりますし気持ち的にも長いなと思ったりもあるので大変さはあるんですけど、まあでもそれもひっくるめて楽しかったなと思います」

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