3年ぶり信夫杯へ! 明大初男女同時出場の快挙達成/関東大学秋季Aブロックリーグ戦

ゴルフ 2015.09.12
 9日の女子に引き続き、男子もブロックのリーグ戦が行われた。午前がダブルス、午後がシングルスで構成されている。11日の対戦校・中央学大とは引き分けで試合を終えた。両校の勝ち数は並んだものの、最終的にポイント数の多かった明大が4位に入り、見事信夫杯への出場権を獲得。女子と同時出場という創部初の快挙を成し遂げた。

 最後のリーグ戦で快挙だ。正野有道主将(法4=杉並学院)をはじめとする4年生は今回が在学中最後のリーグ戦だった。大会日程の前半は台風の影響を大きく受け、悪天候に苦しめられた。信夫杯出場はおろか、Bブロックへの降格も危ぶまれた。そんな中、中央学大との一戦を迎えた最終日。午前中に行われたダブルスでは3勝1敗と勝ち越したものの、午後のシングルスは3勝5敗となり、11日の結果は引き分けに終わった。大会の総合順位は中央学大と並んだため、7日から11日までの各試合で獲得したポイント数の合計が勝敗を分けた。最終日まであきらめず意地を見せた選手たちの執念が実を結び、ポイント数が中央学大を上回り総合4位にランクイン。メダルには惜しくも届かなかったが「チーム全体で勝ち取れた」(正野主将)という士気の高さで見事全国をつかみ取った。男子勢としては実に3年ぶりとなる信夫杯への出場権を手中に収めた。「気持ち良く送り出せるように」とルーキーの梶原正吾(商1=沖学園)。背中を追う後輩選手たちも、4年生と戦う最後の大会への思いは強い。結束力が光った今大会同様チーム一丸となり、このメンバー最後の戦いで頂点に上り詰めていきたい。

 一人一人が粘り強く戦った集大成だ。9日の対抗戦で、信夫杯への出場を決めた女子との同時出場は創部以来初となる偉業を成し遂げた男子。今の4年生が1年生のときに出場した際は5位に入賞したが、今回正野主将は「3位以内」を目標に掲げている。ゴルフ部全員で手にした信夫杯への切符。4年生の有終の美を飾れるように、信夫杯でも闘志を燃やす。

[石渡小菜美]

試合後のコメント
正野主将

「(4位)3位を狙っていたので満足はしていない。でも信夫杯に出られるということで良かった。5位以下だと引退だったので。(5日間のプレー)初日にどっと疲れが来て2日目以降からは体力勝負だなと思って気持ちで負けないようにと伝えた。みんな粘ってくれた。(3年ぶり信夫)1年の時出られて毎年出られるのかなと思っていた。最後の最後で出られるので選手として活躍できるように頑張りたい。(リーグ戦に懸ける思い)Aに上がったばかりだったので降格だけはしたくなかった。他大も含めて1、2年が主力のチームが多くて誰が強いかとか分からなかった。3~6位はどこがどの順位になってもおかしくなかった。そのため、合宿でマッチプレーでの練習を重ねて臨んだりダブルスでどのペアが合うか試したりした。とにかく気を緩めずに最後まで戦おうという意識だった。初日負けて後がない状況から気持ちでやった結果が4、5日目につながったと思う。最終日も中央学大に負けていたら5位だったので。チーム全体で勝ち取れた。(信夫が最後の団体戦になるが)1年の時は5位。出場メンバーも5人になるので優勝も狙えると思うので3位以内を目標に頑張りたい。個人としても、今回は悔しい思いをしたので出場して有終の美を飾りたい」

須崎友貴(商4=佐野日大)
「メダルに届かなかったのは悔しいが、信夫に出られるのはうれしい。(5日間振り返って)自分の成績的には5勝2敗1分けだった。Aブロックで5勝できたのはまずまず。(3年ぶり信夫)最後の試合なので悔い残さず頑張りたい。(最後のリーグ戦だった)今年はマッチプレーが秋だったので全力尽くしてできた。みんな一丸となって笑顔でプレーできた」

森坂塁(政経4=明大中野)
「2日目終わった時点で4位は見えていなかったのでうれしい。体力的にも精神的にも辛かったが楽しめた。附属出身なので10年間明大の校歌を歌い続けた。明治に対する愛を出してプレーしていた。ダブルスで勝ち切れたのはやっぱり団結力があるのかなと。(信夫3年ぶり)会場となる梅郷コースはずっと練習してきたコースなので、最後そこで終われるのはうれしい。(最後のリーグ戦)団体戦は中学から味わってきているので良い形で終えたいというのと、自分自身が今年成績を残せていないので後輩を信じて気楽にいった結果が良かったのかな。伸び伸びプレーできた。朝日杯予選や他の試合もあるので練習に明け暮れる毎日を送りたい」

勝亦悠斗(営3=富士市立)
「調子自体はそんな悪くなくてリーグ戦が始まったが初日は二つ勝つことができてすごいいい滑り出しだったが、結構1日目から4日目まで雨だったのでちょっと体調を崩してしまって2日目も出たが午前が引き分けで負けもせず勝ちもせずで、午後は休憩をした。まあそこが唯一全部出ることができなくて悔しいのとダブルスで1回引き分けと負けてしまったので出た試合は全部勝つつもりでやっていたのでそこが悔しかった。今年は調子が良くなかったがリーグ戦は昨日も今日も個人では勝つことができて自分のゴルフの調子自体も良くなってきているので今まで良くなかった部分での反省をしっかり生かせた感じ。初日の専修大に逆転負けをしてしまったのが大きいのと自分の引き分けと負けが違っていたら結果も変わっていたんだろうなと思っているが、もう終わってしまったことなので3位には入りたかったが、信夫杯には行けるのでその信夫杯で3位以内に入れるように頑張っていきたい」

磯佑太(営2=水城)
「調子はそこまで良くなかったがまあダブルスは3勝1敗で後輩の斎藤と組んだがまあそれなりの結果が出たと思う。シングルスは1勝もできなくて全部惜しい戦いだったが勝ちきれないのが今回の課題。1日2ラウンドということで疲れもあったが体力面、精神面で自分の弱さが出てしまった。できれば入賞したかったが今日の中央学大戦でもう少しシングルスで勝ちたかった」

梶原
「今日はまずダブルスから始まって、(勝亦)悠斗先輩に助けてもらったところも多くて、その流れのまんまシングルスの方で自分の思うようなゴルフができたので、この5日間で春に生かした経験から成長できてしっかりできたと思う。(雨対策)対策で言うと特にはやっていなかったが、やっぱり応援してくれる人たちの力とかが、すごい力になって良かった。今回は最初の選手戦で負けてしまって、降格も危なくて、結構追い詰められた状態から始まってたので、そこからはもう勝つことだけを意識して頑張っていた。(先輩選手の姿)初めてマッチプレーでやらせてもらうことになっていたが、そういう自分とかにもサポートとか応援とかしてくれて、すごい励みになったので、先輩たちとは信夫杯でもう1戦できるので、そこではまた最後は気持ち良く送り出せるように頑張っていこうと思う。信夫杯は先輩と組む最後の団体戦なので、可能な限り上位を目指して、世代的にもすごい良い世代だと思うので、過去最高というか一番上を目指して頑張りたい」

北村征大(営1=明大中野)
「今日は自分のミスが多くて、相手に取られてしまったので、くだらないミスを直していきたいと思った。(雨の対策は)グリップを拭くくらい。自分は春の団体戦は出ていないが、みんなの戦っている姿を見て、すごいなと思って練習して、今回レギュラーに入って戦った。うれしかったが、その分責任も重大だなと思った。(先輩選手の姿)やっぱり大事なとこはちゃんと決めてくるんだなと。自分はそういうところを見習いたいなと思った。(信夫杯出場は)すごいなと思って。自分ももう少し貢献できたらなと思った」

斉藤文晶(営1=新潟産大附)
「今日はダブルスは良かったが、個人戦で自分のペースに持っていけなかったのが悔しい。自分から崩れないように心掛けて、粘り強くプレーした。春は自分のゴルフが結構ていねいだったが、マッチプレーなので思い切り行こうと思って、行ったのがダブルスで3勝1敗だったので良かった。(先輩選手の姿)全力でプレーしているのを見て、自分もそのプレーに続こうと思って頑張った。全日で4位だったので、上以上を目指して頑張りたい」

関連記事 RELATED ENTRIES