齋田が個人総合優勝 団体も5位と結果を残す/霜月杯

体操
2014.11.11
齋田が個人総合優勝 団体も5位と結果を残す/霜月杯
 今シーズン最後の試合となる霜月杯が首都大南大沢キャンパス体育館で行われた。霜月杯は一般入部生が出場する大会で各大学の交流も兼ねた大会にもなっている。明大は男子個人総合で齋田裕暉(文2=サレジオ学園)が昨年を上回る得点で初優勝。男子団体は5位に終わった。

[男子個人総合]
 2年生ながら初優勝に輝いた。齋田は昨年、1年生ながら2位と結果を残していた。今年は技の難易度を上げての挑戦。ゆかでは着地で尻もちをつくミスはあったが「演技内容には満足できた」と振り返り、昨年の得点を1.60も上回る得点で文句なしの優勝だった。「応援の力は大きかった」と後押しを受けた仲間の応援にも感謝した。
 さらなる高みを目指す。今大会ではミスがありながらの優勝。齋田は「苦しくなると力尽くでやってしまうところがある」と課題を口にした。冬は体幹を中心に基礎体力向上と演技構成を最初から最後まで通せるようにトレーニングを積み、レベルアップを誓う。「3連覇を目指す」と4年生の最後まで霜月杯で負けないことを目標に掲げた。
 狙うはインカレ出場だ。スポーツ推薦を中心に構成された今年度のインカレ団体メンバー。齋田はメンバーに入ることはできなかった。「インカレで団体メンバーに選ばれるような選手になりたい」と目標を口にした齋田は今冬でさらにレベルアップし来年度のインカレの舞台に立つ。

[男子団体]
 男子団体は甲斐祥太郎(理工3=逗子開成)、齋田、松戸亮(理工1=市川学園)の3人で出場し団体5位という結果で終えた。2週間前から3人で通し練習を繰り返し臨んだ今大会では、最初のつり輪と跳馬でミスなく終え好スタートを切る。特に跳馬では松戸が練習で止められなかった着地を本番で成功させると波に乗り、全種目ノーミスで演技を終えた。「満足のいく内容だった」と1年生ながら会心の演技で手応えをつかんだ。
 来年度の巻き返しを誓う。甲斐は演技構成を今年から変更したあん馬が初めて通せたと収穫点はあったものの、普段失敗しない平行棒でミスを犯しうまく得点を上げることができなかった。「霜月杯団体優勝」(甲斐)を目標としているだけに団体メンバーの3人は今冬に課題克服と技の完成度を上げ、霜月杯制覇へと再び挑戦する。

 霜月杯を終え今シーズンの試合は全て終了した。今シーズンはインカレで男子団体が9位と念願の1部昇格とはならなかった。しかし、インカレの種目別で石井心健(政経2=藤井)の3位入賞や霜月杯で齋田が優勝するなど個人の活躍が目立ったシーズンでもあった。今冬に個人が更なる成長をし、来シーズンは明大体操部の強みである「団結力」で悲願の1部昇格を果たしたい。