入賞を逃すも、2チームが完走/関東学生対抗6時間耐久レース

自動車 2013.10.16
入賞を逃すも、2チームが完走/関東学生対抗6時間耐久レース


チーム全員で臨んだ。レース開始2時間を過ぎた頃に、上級生中心のAチームが横転。スピードがありすぎると、車に負担がかかってしまうこのレースでは「8割の力で走ることが必要」(宮鍋正幸監督)と、耐久レースならではの難しさに苦しんだ。しかし「車が止まっても後輩たちが諦めないで整備し続けてくれたおかげ」(土松龍平・法4=国学院)と、電気系統などのトラブルに苦しみながらB、Cチームは完走。横転から気持ちを切らさずに、部員が一体となっての完走だった。今大会は、通常の大会と異なり部員全員の参加が可能なため「お祭りのようなもの。1年生にとっては部活の楽しみを初めて見いだせるスタートとなる大会」(土松)。今後の自動車部を支える下級生にとって完走は大きな収穫となったはずだ。

 しかし完走はしたものの「内容は良くなかった」(宮鍋監督)と満足のいく結果は残せなかった。未然に防げたトラブルもあり「考えが甘すぎる。1つ1つ妥協しないで丁寧に点検することが大事」(宮鍋監督)と、気を引き締めた。ダートトライアル、ジムカーナ、フィギュアの3種目の全日本大会の結果から決まる全日本総合杯で、現在3位につけている明大。最後の種目であるフィギュアは、他種目に比べ「練習量に比例して結果が残る」(宮鍋監督)種目だ。10年ぶりの全日本総合杯を目指し、猛練習の日々が部員たちを待っている。


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