今季から2部昇格の明大が日体大を圧倒 開幕白星スタート/関東大学2部リーグ戦

ボクシング 2013.05.12
 好スタートを切った。今季から2部に昇格の明大は、昨季1部から降格してきた日体大に6―1で圧勝。開幕戦を制し、目標の1部昇格へ勢いづく結果となった。

 圧巻の一撃だった。3―1で迎えた5人目。永田楓(政経3=上市)の左腕がうなりを上げた。「自分が勝てばチームの勝利が決まるので、熱くなっていた。最後は決めにいった」。落ち着いた入りだったが、開始1分すぎに左ストレートでダウンを奪った。さらに永田は攻撃の手を緩めず、1分48秒にはまたもや左ストレートで2度目のダウンを奪い、RSC勝ち。レフェリーストップが掛かった瞬間、永田はリング際で飛び跳ね、全身でよろこびを表した。「自分の武器は左ストレート。練習通りに得意な形で勝つことができた」。2部復帰初戦を飾る快勝に、納得の表情だった。

 大物登場の予感だ。ジュニアミドル級6位の期待のルーキー玉山勝也(商1=盛岡南)がデビュー戦で判定勝ちを収めた。「うまく距離を取って戦うことができた」と184cmの長身、そしてリーチを生かし、相手のボクシングをさせなかった。キレのある動きでワンツーも放ち、終始主導権を握った。「最後はヘロヘロだった」とスタミナ面で課題は残したが、11対4の判定勝ちに「今日の勝利は少し自信になった」と笑顔を見せた。星野隆監督も「一番の収穫は玉山。将来、チャンピオンに育てたいね」と褒めたたえた。

 チーム一丸で勝利を呼び寄せた。1番手山本佑哉(文3=日大山形)、2番手小山内幹(文2=青森北)、3番手宗光徹(商4=東福岡)は両者互角の展開もそれぞれ判定勝ちを収めた。また、6番手の鳴海日高(商4=青森南)も判定勝ちで4年目にして2部での自身初勝利を手にした。どれも3ポイント差と僅差での勝利。各選手の粘り強さが光った。「これまでの明大ボクシング部の中で一番チームが団結していると感じることができた」(鳴海)。試合中もリングサイドから選手、コーチ、OBの声が盛んに飛び、チームの団結は固い。

 さらに上を目指す。昨季は1部で戦っていた日体大に対して圧勝も、星野監督は「チームが勝ったことは良かったが、強いて言えば全勝したかった」と冷静に振り返った。1部昇格へ向け、今後も突き進む。

[西田理人]

試合後のコメント
星野監督

「チームが勝ったことは良かったですが、強いて言えば全勝したかったですね。永田はあれくらいできて当然だと思います。先日の練習試合でもいい動きでしたし、自信を付けてきたような気がします。また、チームにとって一番の収穫は玉山の勝利です。身長もあってキレのあるワンツーも打てて、あのクラスでは上位の力を持っていると思います。ウェルター、ミドル級辺りでチャンピオンに育てたいですね。1ラウンド目は練習していたことがしっかり出せていましたが、疲れも出てきて最後はきれいな形ではなかったですね。緊張で硬かったですが、相手も緊張しているので、うんと緊張しろと声を掛けました。今後も優勝目指して頑張ります」

鳴海
「今日は汚い試合になってしまいました。いつも通りの試合ができませんでしたが、最後はとにかく気持ちで勝ちにいきました。1部から降格してきた日体大に勝てたのはとても価値があります。全員が僅差で勝利をつかみ、これまでの明大ボクシング部の中で一番チームが団結していると感じることができました」

永田
「練習通りに戦うことができました。自分が勝てばチームの勝利が決まるので、熱くなっていました。序盤は冷静にいっていましたが、最後は決めにいきました。勝った瞬間はとてもうれしかったです。1年の時は2部でチームとして1度も勝てなかったので、先輩に恩返ししたいという気持ちが強かったです。自分の武器は左ストレートなので、得意な形で勝つことができました。これからも全勝したいです」

玉山
「最後はスタミナも無くてへろへろでしたが、勝ててうれしいです。試合前は緊張で吐きそうでしたが、監督から練習通りにやれと言われて少し気が楽になりました。試合ではうまく距離を取って戦うことができ、休み方も分かってきました。奥手のパンチもよく当たったので良かったです。反省点はスタミナと無駄なパンチをもらったことです。今日の勝利は少し自信になったので、これからも全勝でいきたいです」

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