最高段位2部門で1位を獲得/第50回記念関東学生大会

少林寺拳法 2013.05.06
 収穫の多い大会となった。男女二段以上の部で金森翔吾主将(商4=中部一)・堀尾愛(商2=姫路商)、女子二段以上の部で高橋育恵(政経4=越ヶ谷)・三橋智恵(政経2=成田国際高)がそれぞれ1位を獲得。その他にも5組が入賞を果たした。優勝こそ早大に譲りはしたが「スポーツ推薦じゃない選手も入賞し、底上げができた」(関谷監督)と満足の表情を見せた。

 主将が明大をけん引した。金森は男女二段以上の部で出場。昨年の関東大会、全日本学生大会で1位の成績を収めた堀尾とペアを組んだ。「堀尾にあやかりたい気持ちがありました」と冗談交じりで話したが、予選ラウンドをコート1位で通過。決勝でも堂々の演武を見せた。金森にとって大学で1位をとったのはこれが初めて。「正直にうれしいです」(金森)。主将が最高段位で素晴らしい結果を残した。
 
 強さに限りが見えない。女子二段以上の部で高橋・三橋組が1位。高橋にとっては女子二段以上の部2連覇となり、向かうところ敵なしの状態だ。高橋とペアの三橋は「(先輩と組むことが決まって)プレッシャーはあった」と話したが、先輩に負けない演武を披露した。実は体調不良で、三橋は前日の練習に不参加。本調子ではない状態だったが「負けたくない気持ちとみんなに良い演武を見せたい」という思いが三橋を奮い立たせた。

 今回の大会テーマは「繋」。表彰式前に「アトラクション」が行われ、各大学から選ばれた65名が演武を披露した。明大の総合順位は2位。まずまずの結果だが、総合1位の早大に各部門で多くの賞を取られてしまった。だが「全日本では優勝を目指せる」(関谷監督)、「(早大は)明大がかなわない相手ではないです」(金森主将)。打倒・早大に向け拳士たちは今後も練習を重ねる。

[中田宏明]

試合後のコメント
関谷監督
「今回は価値のある2位でした。スポーツ推薦以外で入部した拳士たちも入賞して、全体的にレベルが上ったと思います。全日本では優勝を目指せると思います。また今回は1年生も男子初段で2位と、戦力になりました。(全日本までには)やはり普段の練習しかないと思います。あとは、3人掛けで出場した3人は大学から始めて今回入賞しました。この3人が部員を引っ張ってくれたことも好成績の一員だと思います」

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