3部門で最優秀賞を獲得も総合優勝を逃す/全日本学生大会

少林寺拳法 2012.11.06
 総合優勝とはならなかった。1年間の集大成で臨んだ今大会。予選ではほとんどの組が好成績を残し、総合優勝への期待が高まった。だが結果は2位。事前に多くの拳士たちが語っていた42年ぶりの総合優勝にはあと一歩届かなかった。

 3組が最優秀賞を獲得した。女子2段以上の部で高橋育恵(政経3=越ヶ谷)・堀尾愛(商1=姫路商)組が出場。予選を1位で通過すると決勝でも「周りの空気を変える勢いで演武した」(高橋育)の言葉通り、格の違いを見せつけた。男女初段の部で出場した村越雄磨(政経2=川越東)・三橋智恵(政経1=成田国際)組も「決勝で一番の演武ができた」(村越)と快心の演武を披露。この2組は関東学生大会に引き続き1位を獲得した。男女茶帯の部でも長谷川俊樹(農2=明大中野)・丸山俊江(法2=筑陽学園)組が1位を取り、練習の成果を日本武道館で発揮した。
 
 目標に届かなかった拳士もいる。最後の大会で2年ぶりにペアを組み、男子二段以上の部で1位を狙った宮嶋祐貴主将(商4=桜美林)・新井椋大(政経4=川越東)組は3位。「明治に呼んでくれた人の目に狂いはなかったと証明したい」(宮嶋)と語っていただけに悔まれる結果となった。

 男子団体、女子団体は共に5位。男女どちらも関東学生大会では2位だったが、全日本学生大会では順位を落としてしまった。

 3部門で最優秀賞を獲得した大学は明大のみ。「総合力で早稲田には負けたが3部門で1位を獲得したのはうちだけ。その点は良かった」(関谷芳久監督)。総合優勝はできなかったが男女白緑、単独段外でも入賞しており、来年以降に期待が持てる大会であったことも確か。総合優勝できなかった悔しさは来年残った下級生たちが晴らしてくれるに違いない。

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