加藤、あと一歩届かず4位 悔しさ残る/朝日杯争奪日本学生選手権

ゴルフ 2012.10.26
 悔しさ残る結果となった。朝日杯争奪日本学生選手権に伊山祐介(営3=杉並学院)、加藤龍太郎(営1=作陽)、須崎友貴(商1=佐野日大)の3人が出場。1日目終了時点で、加藤は首位とわずか3打差の3位タイと、十分優勝を狙える位置に付けた。しかし2日目は強風に見舞われ、スコアを伸ばすことができず4位。須崎も首位に5打差と好位置に付けたがスコアを落とし、33位タイ。伊山も初日79で、カットの76にわずか3打届かず惜しくも2日目に進むことができなかった。

 優勝が期待されていたがあと一歩届かなかった。初日は雨にも関わらず、加藤は2アンダーで回り、首位の松山英樹(東北福祉大)とわずか3打差。3位タイと十分優勝を狙える位置に付けた。迎えた2日目。「パットは良かったけど、アイアンが安定しなかった」と、バンカーに入れる場面が何度か見られた。だが、パットが安定し、リカバー力を発揮した。初日のスコアを超えることはできなかったが、最終18番でバーディーを決め、イーブンパーでホールアウト。「調子があまり良くない中、耐えながらやれた」と、粘りのゴルフを見せた。だが優勝まであと2打、上位3位入賞まであと一打届かなかった。「結果には納得いっていません」。本来の力が出せず、不本意な結果となってしまった。

 自分のプレーを貫けなかった。加藤と同様に初出場となった須崎は、初日悪天候にもかかわらず「雨だったから余計気が引き締まった」と、首位と5打差の15位タイに付けた。しかし2日目は1番でバーディースタートも、その後はショットが決まらずこの日7オーバー。33位タイという結果に「自分のゴルフができなかった」と、悔しさをにじませた。それでも「2日間楽しんでゴルフができた。また来年戻ってきたい」と、今後のリベンジも誓った。

 優勝には手が届かず、それぞれ悔しさが残る試合となった。25日からは関東代表として、信夫杯争奪日本大学対抗戦にも出場。この大会は、団体としての出場になる。朝日杯での悔しさを晴らし、強豪校相手にどこまで粘れるかに期待が懸かる。

[柳浦美央]

試合後コメント
加藤

「納得のいく結果ではなかったですが、パターが2日間とも良く、崩れることがなかったので良かったです。アイアンが良くなかったので、これから練習していきたいです。(初日は雨でしたが)気にしないタイプなので影響はありませんでした。しかし、今日は風が強かったので耐えながら何とかできました。調子はあまり良くなかったですが、ボギーを打たないように、パターでミスをしないように意識をしました。ショットの精度を高めていって日本のタイトルを取れるように頑張っていきたいです」

須崎
「2日間通して、楽しくゴルフができました。初日は雨でしたが、雨だったからこそ引き締まったゴルフができました。その分、今日は晴れていたので油断していたところがあったのかなと思います。風も強く、大変でした。調子は良かったです。来年も出られるように頑張って、上位を目指したいです」


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