夏の全日本大会を終えて/大会事後取材

自動車 2012.09.21
夏の全日本大会を終えて/大会事後取材


<全日本学生ダートトライアル選手権>
 「昨年よりもハイレベルだった」(宮鍋正幸監督)と言うように逆転に次ぐ逆転の好ゲームとなった。

 ダートトライアル選手権では各大学から3人がエントリーし、午前に1回、午後に1回の計2回を走り、いいタイムが記録となる。また、そのタイムの合計で団体順位を競う。午前の部で、団体1位となった明大。個人でも杉山和馬(商4=広尾)が暫定1位となる。
走行を終えた田邉
走行を終えた田邉


 しかし「大体の選手は2回目でタイムが上がる」(小島瞬・営4=木更津総合)の言うように、午後の2回目の走行では第1走者が走り終わると、個人・団体のトップに中大の名が挙がる。しかし、第2走者の杉山が安定した走りを見せ、個人でトップに返り咲く。続く東海大に個人1位の座を明け渡してしまうも、最終走者に逆転優勝の可能性を残した。
杉山は笑顔を見せた
杉山は笑顔を見せた


 中大が団体で暫定1位のまま迎えた、最終走者・田邉佑馬主将(国際4=木更津)の出番。「何とかしてやろうと思った」と、意地の走りでタイムを上げ、明大が団体1位に再び踊り出る。残るは中大の最終走者。全員が緊張した表情で結果を待った。しかし、結果は中大が優勝。わずか0.5秒差で優勝を逃してしまった。

 個人では杉山が3位、田邉主将が4位に入賞した。田邉主将は「最後のダートで入賞できたのはうれしい」と笑みをこぼした。宮鍋監督も「団体は悔しい気持ちがあるが、ここ最近にはない面白いゲームだった」と選手たちをねぎらった。


<全日本学生ジムカーナ選手権>
 全日ジムカーナは全日ダートとは対照的な試合となった。

 エンジンがかからない。現地ではひたすら整備が続き、前日練習では1本しか走ることができなかった。万が一に備え、深夜に三重県の鈴鹿サーキットを出て、明大和泉キャンパスにある車庫に車を取りに行く始末。「あの日はほとんど寝ないまま大会当日になった」(杉山)と大会を前にして既に疲労はピークに達していた。予選前の公式練習も走ることができず、車両が車検の時間に間に合うか間に合わないかもぎりぎりの通過。何とか予選を走り切り、A決勝には残ったものの、本番出走直前まで整備は続いてしまう。最後まで思うような試合ができなかった明大は、団体10位で幕を閉じた。

 「あんなに悲しい大会は初めてだった」と田邉主将は声を落とす。この結果によって、ダート、ジムカーナ、フィギュアの3種目の合計成績で順位を競う全日本総合杯での優勝は厳しいものとなった。しかし「中大が2種目で優勝しているから、フィギュアでは食い止めたい」と、次の目標は定まっている。

 全日本フィギュアまであと2カ月。次は運転技術を競う競技だけに、いかに練習を積めるかが打倒中大のカギとなる。


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