Aブロックの厳しさを痛感、Bブロック降格が決定/関東女子大学秋季Aブロック対抗戦

ゴルフ
2012.09.08
 やはりAブロックの壁は高かった。今春、Bブロックで優勝し、今大会は5年ぶりのAブロックへの挑戦となった。まずは残留を目指し戦ったが、結果は首位と57打差、また5位の法大とも38打差の参加6校中6位。強豪校相手に力の差を見せつけられ、無念のBブロック降格が決定した。

 「Aブロックの厳しさを痛感した」(森川文・営2=明大中野八王子)。Aブロックに所属する学校は選手層が厚く、一人一人のレベルが高かった。「Aブロックの選手はリカバリー能力が高い」(古橋みづき・政経2=明大中野八王子)と、常にバーディーを狙い、攻める姿勢が大きな差となって表れた。また「周りのレベルが高いので、プレッシャーを強く感じた」(古橋)と、Bブロックでは感じたことのない緊張感もプレーに反映した。Aブロック昇格直後での優勝はやはり難しい。「個人個人に勝ちたいという気持ちがなければ、チームとして上にはいけない」(佐藤千紘・商3=日大)。高い目標を持ち、モチベーションを維持していくというメンタル面の強さも課題として浮き彫りになった。

 ただ、収穫もあった。「うまい人のプレーを見て自分に何が足りないのかを考えるいいきっかけになった」(蛭子佐智・商2=拓大紅陵)。高いレベルの中でプレーできたことで目指す目標が明確となった。「一人一人がこれから1年間、どういったことをしなければいけないかが分かったと思う」(岩山陽香主将・政経4=倉吉東)と、今後の成長につなげることができる試合となったことに違いない。

 Aブロック定着を目指す。来春は舞台を再びBブロックに移し、Aブロック昇格を目指す。「ただ上がるだけでなく、Bブロックで大差をつけて優勝できる力をつけないと、今後Aには残れない」(佐藤)。悔しさだけが強く残ったAブロックでの戦い。苦い経験を糧に、チームとして強豪校とも太刀打ちできる力をつけていきたい。

選手コメント
岩山主将

「Aブロックで今回戦ったことで、一人一人がこれから1年間、どういったことをしなければいけないかが分かったと思います。その点ではいい経験になったと思います。(自身最後のリーグ戦)AブロックからCブロックまで全て経験しましたが、少しずつ部が強くなっていくことを感じられたので良かったです。自分にとってもいい財産になった4年間だったと思います」

佐藤
「リーグ戦が始まる前から優勝は厳しいと分かっていたので、一人一人が明確な目標を持てず、自身も含め、今大会でベストを尽くせなかったことが降格という結果につながったと思います。勝ちたいという気持ちがなければ、上にはいけないです。Aブロックでやっていくには、やはり飛距離や球筋をよくするためにパワーをつけることはもちろん、もっと考えながらコースマネージメントをしていくことで、より簡単にコースを回れるようにならないといけないと思います。収穫は個人個人がそれに気付いていかないと、何を収穫できたのかも分からないと思います。来年の春はまたBブロックで戦いますが、他の大学も練習してくるので、簡単に勝てるだろうと油断しないようにしたいです。Aブロックに残れるように、Bブロックで大差をつけて優勝できる力がないといけないと思います。これから春まで長いので、タイ合宿などでより力をつけていきたいです」

古橋
「Aブロックでの戦いはかなり厳しいものでした。周りのレベルが高いので、プレッシャーを強く感じました。個人としては2日間通してパターが良かったので何とかゴルフにはなりましたが、ショットが曲がってしまったのが課題です。Aブロックの選手はリカバリー能力が高いと思いました。ショットを外してもパーをとってくるので、アプローチも課題の一つです。逆に飛距離では負けてないと思ったので、自信につながりました。(今後へ向けて)来年の春ですぐにAブロックへ上がって、今後Aブロックに定着できるように頑張りたいです」

蛭子
「(今日の試合を振り返って)全体的に調子が悪く、切り替えができなかったです。そういう点でまだAブロックはまだ早かったのかなと思います。Aブロックはみんなうまくて70台を出さないと厳しい世界なので、もっと頑張らないといけないなと思いました。雰囲気が違うというのを感じました。プレーをしていて、うまい人のプレーを見て自分に何が足りないのかを考える、いいきっかけになりました。来年の春のリーグ戦ではBブロックを優勝して、秋はAブロック残留を目指し、チームに貢献できるように頑張りたいと思います」

森川
「今回レギュラーとして出ることができてうれしかった反面、Aブロックの厳しさを痛感しました。でも、自分的には今までの試合の中で一番いいプレーができたので良かったと思います。Aブロックの選手はみんな我慢強くて、バーディを常に狙っていますが、自分はパーをとるのが精一杯でした。目指しているところが違うなと思いました。調子が良く、たくさんパーがとれたところは成長した部分だと思いました。来年の春のリーグ戦ではもっと成長して、活躍したいと思います」

田邊綾夏(情コミ1=明大中野八王子)
「団体として初めての試合だったので緊張感を味わえて良かったです。他大は基本的にパープレーなので次までに練習してパープレーをしたいです。傾斜などはコースでないと練習できないので、いい経験になりました。しっかり当たれば飛距離は出たのでそこはAブロックで通用すると思いました」