上級生が剣岳で経験を積む/上級生合宿

山岳 2012.07.05
宮津洸太郎主将(農4=浜松日体)
・上級生合宿はどのような合宿でしたか
――学生3人だけで行きました。新人合宿でできなかったことプラス残雪期のルートを経験しようという目的です。(残雪期の難しさは)全然違います。年によってもルートによっても雪の付き方などはオールシーズンで見ていかないと判断とかに繋がりません。冬は、上部は凍ったりするが中はふかふかだったりします。どっちを歩くのかなどのルート判断が必要。(上級生合宿は)台風の前の初日も天候が悪かったです。その後晴れたので、次の日に繋げました。うまくいった方だという判断。台風が来たので途中から下山することだけを考えていました。あと一つルートに行く予定でしたが、天候には逆らえませんでした。

・次の合宿へ向けてやっていきたいことは
――1年生を含む学生だけで6月剣岳に行けませんでした。6月は体力アップが狙いです。(このままでは)夏山の規定の重さを持てません。7月に準合宿があります。予定している合宿の中でどれだけ意識を持ってできるか、冬山を目指していくということで、そういう意識をしっかり持っていないと絶対成長はできません。自分が冬山に向けてどうやって伝えていくかということも考えていきたいです。意識があれば何でも変わると思います。

小林雅章(営3=昌平)
・上級生合宿はいかがでしたか
――北方稜線のルートは台風で行けず、源次郎尾根は行くことができました。懸垂下降などはスムーズにできたので良かったです。北方稜線は距離が長いのと懸垂下降が多い。ロングラン(長い距離を歩くこと)自体の経験はあるが、残雪期のロングランの経験がないので、経験したかったです。

長島慎也(政経2=静岡市立)
・上級生合宿はどうでしたか
――体力で追い込むことができました。体力が足りないことを意識しました。途中でばてて、ほとんど止まりそうになったところがあり、悔しいこともありました。剣岳の頂上に立ったのは2度目になるが、1度目は夏だったので、雪の量や人の量が全然違いました。雪の時の方が全然きつかったです。月によって難易度が変わる山だと実感しました。

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