全学年がそろい今季初合宿!/新人合宿

山岳
2012.07.04
宮津洸太郎主将(農4=浜松日体)
・新人合宿はどのような合宿でしたか
――1年生の性格とかも見るのを兼ねています。山の基礎を教える合宿。白馬岳はガンガン雪上訓練ができました。
・1年生と登ってみていかがでしたか
――1年生はよく頑張っていました。未経験者が3名いて、体力面が心配でしたが、全員体力に関しては問題なかったです。天候が悪かったこともあり予定していたことは全然できませんでした。杓子岳に登頂予定でしたが、危なかったので引き返しました。

・1年生が上級生よりも多いことについて
――自分が2年の時から新人合宿にはコーチの方に来ていただくようにしていました。コーチの方々も新人合宿はいけるようにしてくれていたのでやりやすかったです。

・雪上訓練の目標は達成できたか
――1年は2、3年生とは別ルートをとったので、コーチの方々が指導してくれて、最終日に確認したらよくできていた。ただし2年生が教えていないので2年生の指導力に不安があります。

・上級生だけの隊に分かれた目的は
――残雪期のバリエーションルートに行ったことがなかったので。ルートの状況が悪かったこともあり遅い時間に帰ってきてしまい、次の行動に支障が出てしまいました。

・次の合宿へ向け課題は
――今回も台風の影響で予定通りはできませんでした。上級生がもっと実力を付けなくてはならない。天候以外でも行動がうまくいかないこともありました。そういう部分が分かっただけでも成果。

小林雅章(営3=昌平)
・新人合宿はどのような合宿でしたか
――上級生隊で登ったので、(1年生と)一緒に登ったという感想はないです。残雪期が初めてでした。雪質が違ったのでザイルのタイミングなどが遅れてしまいました。雪質が違うと雪崩など考えることが多かったです。次につながると思います。新人合宿は自分の経験・スキルアップで終わりました。

・1年生が入り大変な部分はありますか
――指導することは多いが、(1年生は)積極的に自分たちからやることが多いので、むしろこっちが頑張ろうと励ましをもらっています。

・7月の準合宿はどのようにしたいですか
――本格的に一緒に行く合宿になります。自分を含めて各学年一人一人が自覚を持って自分の役割をやることです。学生だけでやる初めての合宿になります。冬山登山を見据える合宿となると思います。

・自分でスキルアップしたいところは
――全部が足りないが、自分はもっと体力を付ければならないと思います。(1年生)5人を見るためには上級生が強くならなくてはなりません。技術もだけど自分は体力が必要です。

長島慎也(政経2=静岡市立)
・新人合宿はどのような合宿でしたか
――上級生となって自分がトップになって行くということが多くなって、見る景色が変わり、新鮮でした。1年のころは連れていってもらうという登山でしたが、上級生になって自分が登って引っ張っていかないといけないと強く感じました。

・下級生ができたことについて
――指導をしなければならないので、自分のことばかりでは駄目です。常に周りに意識を払わなければならないと感じました。あとマイナス面としては、1年生に対する指導ができていませんでした。的確な指示を出せませんでした。また体力の面でも不足を感じました。良かったことは、課題が何か分かったこと。何をしなければいけないか実感できたのは良かったです。

・残雪期を歩いてみてどうでしたか
――今までより荷物が重くなったので、バランスを崩さずに歩くという、歩き方に気を使いました。

・7月の準合宿について
――指導が最優先。そのためにも、自分の技術ももう一度確認しておきたいです。(1年生について)5人いっぺんにというのは伝わりづらかったりするので、そこは意識しないといけません。5人も増えたので、活気づきました。(部の)雰囲気は変わりました。明るくなりました。

<1年生>

・まず明大山岳部に入った理由を教えてください
(長坂)スポーツ推薦で明治に来ました。高校から山岳をやっていて、大学でも厳しい環境に身を置いてやってみたいと思ったからです。自分の高校の部の先輩が明大の山岳部だったことも大きいです。

(松本)一言でいえば好奇心。高校時代はサッカーをやっていました。山岳はつらい面もあれば、登った達成感であったり日常生活で感じ得ないものが感じれるということに魅力を感じました。でもまだ醍醐味を味わえるようになるまではしっかりやりたいです。

(太田)スポーツ推薦です。高校で登山競技をやっていて楽しかったからです。高校の2、3年ぐらいで明治の山岳部を知りました。植村直己(昭39農卒)さんがいたすごいところというのは知っていました。今はつらいがメンバーが楽しいです。

(松木)「運命を分けたザイル」という映画を見て、雪山を目指し、雪山に挑みたいと思いました。附属校出身で、高校時代は硬式テニスをやっていました。大学に入る前から山岳部を希望していました。今大変なことは、自分の生活と山での生活の差が大きいことです。この一年で慣れるようにしたいです。

(籾山)大学生活で充実したことをしたいと思い、きついとは聞いていたが、我慢して続ければ人間的にも成長できるのではないかと思いました。小学校から高校まで野球をやっていました。父が山をやっていた影響で、小さい頃に登った経験はあるが、それ以降は一度もなかったです。今は、きついけれど充実しています。

(長坂)高校の頃と山を登っているのは同じだが、勝手が全然違いました。高校の時の経験とは関係ありませんでした。(一番違ったことは)高校の時はザイルを積極的には使用しなませんでしたが、明治は積極的に危険個所で使うのでしっかりしていました。(体力的には)歩行時間はあまりなく、大半が雪上訓練だったので、体力的には大丈夫でした。雪上での訓練は(今まで)やってこなかったので、一からは難しいがOBや先輩のおかげで覚えることができました。

(松本)きつかったです。体力的というより精神的にきつかったです。初めてだったから良いという面もありました。先入観なく取り組めたのはよかったです。(入る前のイメージと比べて)差を感じるのは、登ることではなくて山での生活の部分にギャップがありました。食当がつらかったです。食事は切羽詰まってまずいとも感じられませんでした。

(太田)きつかったです。高校と大学では山を登っているときの考え方が全然違います。高校ではひたすら楽しみながら登っていました。大学はつらくて、目の前のことをこなすのでいっぱいいっぱいでした。全てがきつかったです。ペースについていくのも、荷物も重かったです。精神的にはどれだけ先輩に怒られないようにするかを考えていました。

(松木)ザックが重くて登り切れるか心配でしたが、登れて意外でした。きつかったです。慣れない1年が(食事を)作るので味と量が酷かった。登山は高尾山ぐらいはあるが、(雪山は)初めてです。雪のある山は足場を固めながら登るので、疲労が普通の山とは全然違いました。テントを張る時に風から守るブロック設営というのが、いかに高く作るかに熱中し楽しかったです。

(籾山)1日目に1人だけばててしまいました。イメージはしていたが、荷物は重く、雪道もつらく、体力不足を実感しました。(景色などは)下りるときに木があるなぐらいで、景色を楽しむ余裕はありませんでした。テントの中は寒くてあまり眠れませんでした。慣れるのを待つしかありません。

・今後に向けて
(長坂)歩いていても周りの地形を確認するなど、余裕ができるように体力を付けていきたいです。新人合宿では、余裕がなかったわけではないが、緊張もあったのでできませんでした。

・新人合宿について

(松本)体力。いくらつけてもばてないことはないと思います。体力とは別に精神面も強くしていきたいです。

(太田)体力・技術を頑張るのはもちろん、精神的にも他はみんな男子部員なのでつらくならないように頑張りたいです。

(松木)なるべくばてないように体力づくりです。精神も面もです。食事をするスピードが遅いので、上げていきたいです。

(籾山)新人合宿からトレーニングを続けているので、他人の足を引っ張らないようについていきたいと思います。

◆長坂 公貴 ながさかこうき   政経1 韮崎高出    
◆松木 啓祐 まつきけいすけ   商1  明大中野八王子高出 
◆松本 拓也 まつもとたくや    農1  青山高出    
◆籾山 智章 もみやまともあき  法1  春日部東高出   
◆太田奈津季 おおたなつき    農1  水戸三高出