笑顔と涙の全日本インカレ/全日本学生大会

少林寺拳法
 日本一の拳士を決める今大会は波乱の結果となった。トップクラスの拳士たちがひしめき合う男子三段以上の部では小澤(理工3)・曽山(農3)組がギリギリの成績で予選を通過。「予選が最悪だったから、ふっきれました」(小澤)。言葉どおり本戦での演技は、予選とは打って変わって気迫あふれるものがあった。結果発表の場、静まりかえった会場に「優秀賞、明治大学、小澤・曽山組」の声が響く。本人たちも驚きの結果だった。最優秀賞を期待された小林・山上組は予選を2位に5点差をつけるトップ通過だったが、本選では点が思うように伸びず無念の敢闘賞に終わった。また今回1年生にとっては初めて出場する大会だった。その中で目覚しい活躍を見せたのが山本だ。予選をトップで通過し、最終的に順位は落としたものの優良賞を獲得。今後が楽しみな内容になった。

 それぞれに思うところがあった今大会。悔しさに涙をのんだ者も満足のいった者も、来年の関東インカレに向けてまたさらなる成長を遂げてほしい。

関連記事 RELATED ENTRIES