全国の舞台へ向けて拳士たちの声/練習取材
少林寺拳法
2011.11.05
~男子三段以上の部 宮嶋・金森組~
宮嶋
「(関東学生大会について)入賞できなかったという結果だけみれば、確かに納得できないがそこまで気にしていない。技の完成度がまだまだで正確さが足りていない。三段以上の部は一つのミスが結果に出る最高峰の舞台。ミスをカバーできれば良かったが、あまりできなかった。少林寺を始めたきっかけは武道が好きだったし、自分を変えたかったから。二人で一つの演武をやっていくということはその後の人生にも影響していく。一人では生きていけないということに気付かされるところが少林寺の魅力だと思う。全日本学生大会では、自分のプライドにこだわらないで演武をして、それが結果に繋がっていけばいい。結果にこだわっていくが、どんな結果でも満足できる演武をしたいと思う。来年になって金森と組むかわからないので、この組み合わせでできることも含めてとにかく全国の舞台を楽しみたい」。
金森
「自分のミスで関東学生大会の入賞を逃したようなものなので、宮嶋先輩には申し訳ない気持ちがある。普段の練習から学びとることが多く、いろいろなことを与えてもらっている。先輩から教えてもらうのではなく、もっと自分から進んで学ばないといけない。少林寺を始めたのは高校が少林寺が強くてやってみたかったという単純な理由だった。少林寺の良さは簡単に言うと仲間。ほかの武道は流派がいろいろ分かれるが、少林寺は一つなので合同練習などで他校でも関係なくお互いを高め合える。全国学生大会は一番重要な大会だと考えている。自分の持っているものをすべて出し切り、観客の目を引き付けたい」。
◆宮嶋 祐貴 みやじまゆうき 商3 桜林高出 173cm・63kg
◆金森 翔吾 かなもりしょうご 商2 中部大一高出 176cm・65kg
~男女二段以上の部 中西・湯木組、村山・小柴組、新井・高橋(育)組~
中西
「(女子と組むことは)たまに気を使う場面もあるが、使いすぎるということはない。同期以外と組むのは初めてだったので最初に組むと聞いたときは驚いた。気合ではほかの組に負けないと思っている。自分は少林寺拳法を始めたきっかけは、自分の身は自分で守ろうと思い最初に声をかけられた武道だったので入部を決めた。強くなりたいと考えていたので途中でやめることは考えていなかった。4年間を振り返ると満足しているとは言えないが、強くなるという目標は達成できたと思う。全国大会は最後の大会になるが、気負いすぎて失敗しないで、悔いの残らない演武をしたい」。
湯木
「先輩なので最初に組むとわかったときは驚いたが、やりやすくていい雰囲気なのでのびのび練習できている。中西先輩は動きが柔らかいので組みやすい。友達に誘われたのが少林寺を始めたきっかけ。やめようと考えたこともあったが後輩が入ってきて、それから頑張ろうという気持ちになった。みんなで作り上げていくということが少林寺の魅力だと思う。明治の良さは、厳しいところもあるが仲が良く練習以外では優しくオンとオフの切り替えがしっかりしていること。全国大会では男子に負けない迫力を出していきたい。上を目指していくがあくまで結果は結果なのであまり考えすぎないようにしたい」。
◆中西 彬 なかにしあきら 農4 太田高 168cm・62kg
◆湯木 遥子 ゆきようこ 商3 国分寺高 157cm
新井
「関東学生大会の前はまだまだだと感じていたが結果として賞が取れた。大会後、正直モチベーションが下がってしまっていたが、合宿に行ってアドバイスを受けた事もあり、今はかなり上がってきている。モチベーションが下がっていた時も育恵(高橋)は練習するタイプなので、付き合っていくうちに調子が上がってきた。周囲からの期待はスポーツ推薦で入部した時から自分の役割というわけではないが確かに感じていたし、それがプレッシャーになることもあった。小さいころから空手をやっていたこともあり、友人に誘われて少林寺拳法を始めた。周りの人におだてられるうちにここまで来た。全国学生大会では一人90点以上の合計270点以上の点数を取りたい。気持ちの入った演武で見ている人を感動させることができたらいい」。
高橋(育)
「構成の技の部分など関東学生大会では課題がたくさんあり、始まる前もまだまだと感じていた。先輩に頼っている部分もあって自分ではあまり自信があるということもないので、周囲の考えとはギャップがある。変わったことがやりたくて興味を持ったのでやってみたのが少林寺拳法を始めたきっかけ。高校のときは先生に言われるままにやっていてやめるということもできなかった。新井先輩のように自分もモチベーションが下がってしまっていたが、逆にここまで下がったら上がるしかないと考えていた。全国の舞台でも1位を取るというのが目標。その上で自分の気持ちで人の気持ちも動かしていきたい」。
◆新井 椋大 あらいりょうた 政経3 川越東高出 170cm・66kg
◆高橋 育恵 たかはしいくえ 政経2 越ヶ谷高出 153cm
小柴
「今までと同じように平塚先輩と組むと思っていたので、組み合わせを聞いて驚いた。突く時のリーチや体の違いなど男女差もそうだが、単純に人が変わったということで練習でやりにくさを感じた。村山のほうが自分よりうまいので注文されたことについいていくという感じ。平塚さんのときは互いに話し合って決めていく感じだったのでそこでも違いを感じる。少林寺の魅力は人によって同じ技でも変わっていくことにある。最初は一つ一つの技の楽しさを感じていたがそれがだんだん面白さに変わっていった。組んでいる期間が短いだけに完璧ではないが全国学生大会では今の実力をしっかり評価してもらいたい。互いに体が小さいのでそれをいかに感じさせずに大きな動きをするかが重要になる。本選に残りたいという気持ちがだんだん入賞できればいいというものに変わっていたが、あまり考えずとにかく一生懸命やっていくだけだと思う」。
◆村山 大介 むらやまだいすけ 政経3 佐賀西高 168cm・60kg
◆小柴絵里香 こしばえりか 商3 札幌東商高 153cm
~男女段外の部 長谷川・丸山組~
長谷川
「関東学生大会で2位をとったが、とにかく緊張していてそもそも予選を通過できるとも思っていなかった。普段通りのことができたのが良かった。先輩方と比べて、一つ一つの突きや蹴りが軽いのが反省点。また緊張感が足りないということもある。父がやっていたのがきっかけで少林寺拳法を始めた。全国学生大会ではとりあえず予選突破が目標」。
丸山
「関東学生大会で2位を取れたことにはとにかくびっくりした。長谷川や先輩たちに助けてもらったからこういう結果になったのだと思う。長谷川も反省点に言っているように表情に真剣味がないと言われた。明治の少林寺拳法部は厳しいところもあるが楽しい。賞を取ることの楽しさを知った。全国の大会となるとより厳しいので、とにかく予選突破して
その上で入賞できたらうれしい」。
◆長谷川俊樹 はせがわとしき 農1 明大中野高 165cm・63kg
◆丸山 俊江 まるやまとしえ 法1 筑陽学園高 160cm
~三人掛けの部 須々木主将・川島・玉村~
須々木主将
「関東学生大会が終わった時点で技の精度などの課題が見つかって今まで直してきた。結果は今のレベルがこれであるということ。自分たちは長所がたくさんあったがそれと同じくらい短所もあった。ほかの組は長所が自分たちより少なくても、短所も少なかった。全日本を逆算しての関東の組み合わせだったので結果は意識していない。少林寺拳法からは多くのことを学べる。1、2年生のときは技など基本的なこと、3、4生になると周りやほかの人から人としての学ぶことができる。少林寺拳法は流派が無いのでどれが間違っているということもなくいろいろな師範の考えを知る。多くの人と影響し合えることができ、それは社会に出ても役立つと思う。後輩には結果を求めるということももちろんだが自己を向上させるということに励み、どん欲に素直に学んでほしい。また少林寺拳法の本来のスキルを身に着けてほしい。全国学生大会はあくまで大会は普段の練習の動機づけでしかなく大きくこだわることはない。それを目指していく課程が結果的に1番重要になると思う。しかし主将という立場から言えば、やはり実力が伴ったうえでのアドバイスは周りへの影響力も大きいのでトップを狙っていきたい」。
玉村
「関東学生大会の結果は本当に僅差でのものであり、やはり精度が足りないと感じた。上位にいる組は慣れているように感じた。全国学生大会は関東学生大会の延長線上にあるものだと思っている。上位陣は関東勢が占めてくると思うので全国という舞台でもあまり変わらない。少林寺拳法を始めたのは武道がやりたかったというだけで特に考えずに決めた。1年間ぐらいすると面白さや人とのつながりができるようになった。わざわざ相手と自分たちの技を教え合ったりすることはほかの競技では考えられず、少林寺拳法は試合の価値観が違うと思う。体育会としては勝利が必要となる。しかし、人を作るという少林寺拳法の要素も忘れないでほしい。そしてそれが学生少林寺拳法の発展に少しでもつながっていくと思う。体育会部員として遊びなどいろいろなことを犠牲にしてきたのだから卒業後も生かしていってほしい。全国学生大会に向けて自分たちのレベルはまだ上がっている。総合優勝をするためにも4年生として1位を取って後輩に背中を見せたい」。
◆川島 祐斗 かわしまゆうと 文4 観音寺一高出 173cm・73kg
◆須々木 龍太 すすきりょうた 情コミ4 東京都立武蔵高出 165cm・61kg
◆玉村 啓貴 たまむらひろき 営4 石神井高出 168cm・64kg
本学少林寺拳法部が目指すのは総合優勝。しかし上級生からは結果だけにこだわらないという声が多く聞かれた。少林寺拳法は日々の鍛錬を通し、人間を成長させるスポーツだ。拳士はそれぞれ、大会という目標に向けた過程の練習を重視している。その延長戦上で結果が残せればという思いが強い。1年の締めくくりとなる大会でできるだけ多くの拳士が自己ベストとなる演武を披露してほしい。
宮嶋
「(関東学生大会について)入賞できなかったという結果だけみれば、確かに納得できないがそこまで気にしていない。技の完成度がまだまだで正確さが足りていない。三段以上の部は一つのミスが結果に出る最高峰の舞台。ミスをカバーできれば良かったが、あまりできなかった。少林寺を始めたきっかけは武道が好きだったし、自分を変えたかったから。二人で一つの演武をやっていくということはその後の人生にも影響していく。一人では生きていけないということに気付かされるところが少林寺の魅力だと思う。全日本学生大会では、自分のプライドにこだわらないで演武をして、それが結果に繋がっていけばいい。結果にこだわっていくが、どんな結果でも満足できる演武をしたいと思う。来年になって金森と組むかわからないので、この組み合わせでできることも含めてとにかく全国の舞台を楽しみたい」。
金森
「自分のミスで関東学生大会の入賞を逃したようなものなので、宮嶋先輩には申し訳ない気持ちがある。普段の練習から学びとることが多く、いろいろなことを与えてもらっている。先輩から教えてもらうのではなく、もっと自分から進んで学ばないといけない。少林寺を始めたのは高校が少林寺が強くてやってみたかったという単純な理由だった。少林寺の良さは簡単に言うと仲間。ほかの武道は流派がいろいろ分かれるが、少林寺は一つなので合同練習などで他校でも関係なくお互いを高め合える。全国学生大会は一番重要な大会だと考えている。自分の持っているものをすべて出し切り、観客の目を引き付けたい」。
◆宮嶋 祐貴 みやじまゆうき 商3 桜林高出 173cm・63kg
◆金森 翔吾 かなもりしょうご 商2 中部大一高出 176cm・65kg
~男女二段以上の部 中西・湯木組、村山・小柴組、新井・高橋(育)組~
中西
「(女子と組むことは)たまに気を使う場面もあるが、使いすぎるということはない。同期以外と組むのは初めてだったので最初に組むと聞いたときは驚いた。気合ではほかの組に負けないと思っている。自分は少林寺拳法を始めたきっかけは、自分の身は自分で守ろうと思い最初に声をかけられた武道だったので入部を決めた。強くなりたいと考えていたので途中でやめることは考えていなかった。4年間を振り返ると満足しているとは言えないが、強くなるという目標は達成できたと思う。全国大会は最後の大会になるが、気負いすぎて失敗しないで、悔いの残らない演武をしたい」。
湯木
「先輩なので最初に組むとわかったときは驚いたが、やりやすくていい雰囲気なのでのびのび練習できている。中西先輩は動きが柔らかいので組みやすい。友達に誘われたのが少林寺を始めたきっかけ。やめようと考えたこともあったが後輩が入ってきて、それから頑張ろうという気持ちになった。みんなで作り上げていくということが少林寺の魅力だと思う。明治の良さは、厳しいところもあるが仲が良く練習以外では優しくオンとオフの切り替えがしっかりしていること。全国大会では男子に負けない迫力を出していきたい。上を目指していくがあくまで結果は結果なのであまり考えすぎないようにしたい」。
◆中西 彬 なかにしあきら 農4 太田高 168cm・62kg
◆湯木 遥子 ゆきようこ 商3 国分寺高 157cm
新井
「関東学生大会の前はまだまだだと感じていたが結果として賞が取れた。大会後、正直モチベーションが下がってしまっていたが、合宿に行ってアドバイスを受けた事もあり、今はかなり上がってきている。モチベーションが下がっていた時も育恵(高橋)は練習するタイプなので、付き合っていくうちに調子が上がってきた。周囲からの期待はスポーツ推薦で入部した時から自分の役割というわけではないが確かに感じていたし、それがプレッシャーになることもあった。小さいころから空手をやっていたこともあり、友人に誘われて少林寺拳法を始めた。周りの人におだてられるうちにここまで来た。全国学生大会では一人90点以上の合計270点以上の点数を取りたい。気持ちの入った演武で見ている人を感動させることができたらいい」。
高橋(育)
「構成の技の部分など関東学生大会では課題がたくさんあり、始まる前もまだまだと感じていた。先輩に頼っている部分もあって自分ではあまり自信があるということもないので、周囲の考えとはギャップがある。変わったことがやりたくて興味を持ったのでやってみたのが少林寺拳法を始めたきっかけ。高校のときは先生に言われるままにやっていてやめるということもできなかった。新井先輩のように自分もモチベーションが下がってしまっていたが、逆にここまで下がったら上がるしかないと考えていた。全国の舞台でも1位を取るというのが目標。その上で自分の気持ちで人の気持ちも動かしていきたい」。
◆新井 椋大 あらいりょうた 政経3 川越東高出 170cm・66kg
◆高橋 育恵 たかはしいくえ 政経2 越ヶ谷高出 153cm
小柴
「今までと同じように平塚先輩と組むと思っていたので、組み合わせを聞いて驚いた。突く時のリーチや体の違いなど男女差もそうだが、単純に人が変わったということで練習でやりにくさを感じた。村山のほうが自分よりうまいので注文されたことについいていくという感じ。平塚さんのときは互いに話し合って決めていく感じだったのでそこでも違いを感じる。少林寺の魅力は人によって同じ技でも変わっていくことにある。最初は一つ一つの技の楽しさを感じていたがそれがだんだん面白さに変わっていった。組んでいる期間が短いだけに完璧ではないが全国学生大会では今の実力をしっかり評価してもらいたい。互いに体が小さいのでそれをいかに感じさせずに大きな動きをするかが重要になる。本選に残りたいという気持ちがだんだん入賞できればいいというものに変わっていたが、あまり考えずとにかく一生懸命やっていくだけだと思う」。
◆村山 大介 むらやまだいすけ 政経3 佐賀西高 168cm・60kg
◆小柴絵里香 こしばえりか 商3 札幌東商高 153cm
~男女段外の部 長谷川・丸山組~
長谷川
「関東学生大会で2位をとったが、とにかく緊張していてそもそも予選を通過できるとも思っていなかった。普段通りのことができたのが良かった。先輩方と比べて、一つ一つの突きや蹴りが軽いのが反省点。また緊張感が足りないということもある。父がやっていたのがきっかけで少林寺拳法を始めた。全国学生大会ではとりあえず予選突破が目標」。
丸山
「関東学生大会で2位を取れたことにはとにかくびっくりした。長谷川や先輩たちに助けてもらったからこういう結果になったのだと思う。長谷川も反省点に言っているように表情に真剣味がないと言われた。明治の少林寺拳法部は厳しいところもあるが楽しい。賞を取ることの楽しさを知った。全国の大会となるとより厳しいので、とにかく予選突破して
その上で入賞できたらうれしい」。
◆長谷川俊樹 はせがわとしき 農1 明大中野高 165cm・63kg
◆丸山 俊江 まるやまとしえ 法1 筑陽学園高 160cm
~三人掛けの部 須々木主将・川島・玉村~
須々木主将
「関東学生大会が終わった時点で技の精度などの課題が見つかって今まで直してきた。結果は今のレベルがこれであるということ。自分たちは長所がたくさんあったがそれと同じくらい短所もあった。ほかの組は長所が自分たちより少なくても、短所も少なかった。全日本を逆算しての関東の組み合わせだったので結果は意識していない。少林寺拳法からは多くのことを学べる。1、2年生のときは技など基本的なこと、3、4生になると周りやほかの人から人としての学ぶことができる。少林寺拳法は流派が無いのでどれが間違っているということもなくいろいろな師範の考えを知る。多くの人と影響し合えることができ、それは社会に出ても役立つと思う。後輩には結果を求めるということももちろんだが自己を向上させるということに励み、どん欲に素直に学んでほしい。また少林寺拳法の本来のスキルを身に着けてほしい。全国学生大会はあくまで大会は普段の練習の動機づけでしかなく大きくこだわることはない。それを目指していく課程が結果的に1番重要になると思う。しかし主将という立場から言えば、やはり実力が伴ったうえでのアドバイスは周りへの影響力も大きいのでトップを狙っていきたい」。
玉村
「関東学生大会の結果は本当に僅差でのものであり、やはり精度が足りないと感じた。上位にいる組は慣れているように感じた。全国学生大会は関東学生大会の延長線上にあるものだと思っている。上位陣は関東勢が占めてくると思うので全国という舞台でもあまり変わらない。少林寺拳法を始めたのは武道がやりたかったというだけで特に考えずに決めた。1年間ぐらいすると面白さや人とのつながりができるようになった。わざわざ相手と自分たちの技を教え合ったりすることはほかの競技では考えられず、少林寺拳法は試合の価値観が違うと思う。体育会としては勝利が必要となる。しかし、人を作るという少林寺拳法の要素も忘れないでほしい。そしてそれが学生少林寺拳法の発展に少しでもつながっていくと思う。体育会部員として遊びなどいろいろなことを犠牲にしてきたのだから卒業後も生かしていってほしい。全国学生大会に向けて自分たちのレベルはまだ上がっている。総合優勝をするためにも4年生として1位を取って後輩に背中を見せたい」。
◆川島 祐斗 かわしまゆうと 文4 観音寺一高出 173cm・73kg
◆須々木 龍太 すすきりょうた 情コミ4 東京都立武蔵高出 165cm・61kg
◆玉村 啓貴 たまむらひろき 営4 石神井高出 168cm・64kg
本学少林寺拳法部が目指すのは総合優勝。しかし上級生からは結果だけにこだわらないという声が多く聞かれた。少林寺拳法は日々の鍛錬を通し、人間を成長させるスポーツだ。拳士はそれぞれ、大会という目標に向けた過程の練習を重視している。その延長戦上で結果が残せればという思いが強い。1年の締めくくりとなる大会でできるだけ多くの拳士が自己ベストとなる演武を披露してほしい。
関連記事 RELATED ENTRIES
-
男女とも最高部門での優勝を果たす/全日本学生大会
少林寺拳法 2023.11.06日本武道館で開催された、第57回少林寺拳法全日本学生大会(以下、全日本)。現体制での集大成となる今大会で明大は男子総合で3位に、女子総合では2位に輝いた。さらには男女とも最高段位の部門で優勝を手にし、男女総合3位で今大会を終えた。 ◆11・5 第57回全日本学生大会(日本武道館)▼男女茶帯の部 河上・三浦組――1位 男女初段の部 君島・栁組――7位 男子初段の部 齋藤・戸田組――11位 男子三段以上の部 神嵜・城澤組――1位 女子二段以上の部 中野・田中組――1位 男女二段以上の部 中本・日光組――2位 小田・片庭組――3位 三人掛けの部 鈴木・舩戸・本橋組――3位 単独段外の部 野﨑――4位 単独有段の部 坂本――5位 立合評価法 女子団体 明大――2位 団体の部 明大――2位 女子団体の部 明大――7位 男子総合 明大――3位 女子総合 明大――2位 総合 明大――3位 全国から実力のある拳士たちが日本武道館に集まり、各々の修練の成果を発揮する全日本。その強者たちの中で、神嵜真季(政経4=川越東)・城澤大河(政経2=札幌国際情報)組は男子三段以上の部で優勝。そして女子二段以上の部でも中野なつみ(商4=富良野)・田中夢真(政経2=姫路商)組が優勝を果たし、男女ともに快挙を達成することとなった。 男女二段以上の部では中本凛(政経3=姫路商)・日光駿太(商2=小松工)組と、小田翔(商3=大産大付)・片庭来美(商1=大産大付)組が2、3位に連続で入賞。さらに単独段外の部に出場した野﨑凛(政経1=獨協埼玉)、三人掛けの出場メンバーに名を連ねた鈴木出海(政経1=桜林)など、これからの明大少林寺拳法部を担っていく世代も活躍を見せた今大会。総合優勝こそかなわなかったものの各々の実力を発揮し、多くの収穫を得た大会となった。 [春田麻衣] ※選手のコメントは後日掲載いたします。READ MORE -
5部門制覇! 新体制で堂々の演武を披露/関東学生大会
少林寺拳法 2023.05.05新体制となって初めて臨んだ今大会。5部門で関東1位に輝いた。惜しくも総合優勝には届かなかったが、修練の成果を発揮し気持ちのこもった演武を披露した。 ◆5・4 第60回関東学生大会 (日本武道館)▼男子三段以上の部 神嵜・鈴木組――1位▼女子三段以上の部 片庭・中野組――1位▼男女二段以上の部 小田・田中組――1位 中本・日光組――3位▼男子二段の部 舩戸・本橋組――3位▼男子初段の部 齋藤・戸田組――7位▼男女白帯緑帯の部 河上・三浦――1位▼男子単独有段の部 城澤――1位▼立合評価法男子軽量級 神嵜――2位▼立合評価法男子団体 明大――2位▼団体の部 明大――2位▼男子総合 明大――2位 少林寺拳法部としての今年度最初の大きな大会が日本武道館で行われ、関東から多くの拳士たちが集結した。神嵜真季主将(政経4=川越東)・中野なつみ副将(商4=富良野)らが三段以上の部で優勝。5部門で1位に輝いた。「今まで毎日全力で頑張っていたことが本番で全部出し切れた」(神嵜)。新体制で挑んだ今大会で大きな躍進を遂げ、全日本学生大会(以下、全日本)への期待が高まる。 好結果を残したものの、今回の結果に満足はしない。「次の目標は総合優勝。先輩方が目標とされているので、少しでも貢献できるように付いていきたい」(片庭来美・商1=大産大付)。今大会で目標としていた総合優勝には惜しくも届かなかった。全日本で再び総合優勝を目指すため、拳士たちは修練に励む。 [坂内咲月] 試合後のコメント神嵜――今大会を振り返っていかがですか。 「今までのことを全部振り返ると、私後輩と組むのが2人目とかでうまく引っ張ってあげれているかなと不安だったのですが、本番通した時というのはやはり鈴木と組んで良かったな、1年生と組んで良かったなというふうに思っていて本当に楽しかったなというのが一番の印象かなと思います。今までずっと毎日毎日全力で頑張っていたのが本番で全部出し切れたっていうのが一番良かったかなと思います」 ――練習で意識していたことはございますか。 「今回のコンセプトとしては、関東1位取るという目標はあったのですが、やはり一番の目標というのは結果というよりかは鈴木(出海・政経1=桜林)の成長、1年生を成長させるというのが私の目標であったので、常に鈴木を技術面だけでなく気持ちの面でも引っ張るということを意識してたかなと思います」 ――鈴木拳士にはどのような言葉を掛けましたか。 「そうですね。一言ですね。明日とにかく楽しもうということだけは伝えたかなと思います。本当付いてきてくれてありがとうということですね」 ――2人の強みはどこでしょうか。 「今回は技をしっかり丁寧にやるというところで、歴代の明治は正しい演武をする、正しい技、方形をするというのが明治の強みだったかなと思いますので、そこをしっかり鈴木とも合わせて本来の明治の強みをしっかり出し切ろうというのを意識してました」 ――全日本に向けて目標を教えてください。 「総合優勝です。これだけみんな優勝して絶対総合優勝かなと思っていたところ、日体大に(優勝を)取られたのでもうあと一歩のところだと思います。それまで毎日毎日みんなで頑張ってしっかり日本一、総合優勝を取りたいなと思います」 ――主将としてはいかがですか。 「私たちの代から本日のナイスファイトというのをやっていたのですが、それはその日の修練で一番頑張りが目立っていた人をみんなで称賛するという企画です。それを毎日やっていてそれに向けてという訳でもないと思うのですが、みんなが毎日手を抜かず、結果ではなくて日々の積み重ね努力をしっかりしようっていう。みんなが毎日全力で頑張ってくれていたのが、いいチームになったなというふうに思います」 中野――今大会を振り返っていかがですか。 「練習の成果を発揮できたので、1位を取れたことよりもいい演武ができたことがうれしかったです」 ――練習で意識していたことはございますか。 「自分の課題であった柔法と相手の課題であった剛法をどっちも向上させていきたいなと思ったので、構成はそこまで凝らずに簡単な技だけどかっこよく、技術力が必要な技を入れ込んだりしました」 ――片庭拳士と組んでみていかがでしたか。 「とても楽しかったです。彼女がとても明るいので、私が何かふざけた時に明るく返してくれるので練習中はいい雰囲気でできたなと思います」 ――今後の練習で意識したいことはございますか。 「まだ力強さが足りないなと思うので、男子に劣らないように力強さをつけていきたいなと思います」 ――全日本に向けて目標を教えてください。 「個人での優勝はもちろんですが、明治全体の底上げも行なって総合優勝を狙いたいと思います」 ――全日本に向けて意気込みをお願いします。 「さらに上を目指して、でもやはり自分らしい演武をどんどん突き詰めていきたいなと思います」 小田翔(商3=大産大付)――今大会を振り返っていかがですか。 「私も田中(夢真・政経2=姫路商)も練習中にケガをして大会前日まで満足のできる演武はできなかったのですが、大会当日でお互い気持ちのこもった演武を決勝で発揮できて、優勝という結果も得られたので今までケガやけんかをしたりもしてきましたが、優勝という結果を得られて良かったです」 ――練習で意識していたことはございますか。 「男女の部ということもあって、男子が目立つのではなくて女子が中心となる演武をつくれるように意識をしていました」 ――試合を終えての心境はいかがですか。 「一番に思ったのは安心ですね。去年日体大に負けて優勝目指してても3位で終わったり2位で終わったりという結果が続いて、結果を残せてない自分にかなり不安を感じていたので関東学生大会、本年一発目の大会で優勝することができていいスタートを切れたと思います」 ――今年度のチームは雰囲気はいかがですか。 「歴代最高です。間違いなく」 ――全日本に向けて目標を教えてください。 「個人で優勝することだけではなくて、明治全体でいい成績を一番上の成績を残して、総合優勝を奪還することです」 片庭――今大会を振り返っていかがですか。 「大学で初めての大会だったのですが、やはり高校とは違う一人一人の少林寺への熱意というか全員からすごくコート脇で見てても観客席から見てても伝わってきて、これからの修練も改めて頑張ろうと感じました」 ――今回の構成について教えてください。 「今までやったことのない新しい構成というか、投げ技もそうですし、剛法もワンパターンではなくいろんなパターンの構成を先輩に作っていただいて、チャレンジできた構成だったと思います」 ――練習で意識していたことはございますか。 「大学に入るまでは滑らかな動きをずっと練習してきたのですが、大学では一つ一つキレをつけて、一つ一つの剛法の強さを表現できるように意識して練習しました」 ――練習の成果を発揮できましたでしょうか。 「はい。今までで一番いい演武ができたと思います」 ――中野拳士と組んでみていかがでしたか。 「毎日驚きというか技術も体力も格上の先輩なので、驚かされることばかりですごく刺激的な毎日でした」 ――今後の課題は何かございますか。 「まず体力を六構成目まで続くようにトレーニングというかアップ、ダッシュとかの練習をもっと気合い入れて頑張りたいです。剛法の迫力もやはり女子の先輩方も男子並みの迫力がある方ばかりなので、その先輩方に追いつけるように基本の突き蹴りももっと集中して練習したいと思います」 鈴木出海(政経1=桜林)――今大会を振り返っていかがですか。 「自分の1年生のデビュー戦で主将の神嵜先輩と組めて、この数ヶ月で急に早く成長できたなと思います。大会自体は緊張はしたのですが練習でも出なかった一番いいものが出たと思います」 ――練習で意識していたことはございますか。 「自分がスピードタイプなので流れてしまう動きがかなり多いので、とにかく句読点を打つという区切りをつけるというところをしっかり意識しました」 ――大会前にはどのような声を掛けていただきましたか。 「神嵜先輩とは練習の時から本番の前もずっと自信持っていこうという、自分たちが大丈夫だからという。とにかく自信持とうという言葉を掛けてくださったので、自信を持って演武することができました」 ――神嵜主将と組んでみていかがでしたか。 「プレッシャーというのはもちろんあったのですが、自分と組んでくださる先輩に対してしっかり練習に取り組んで恩返しではないのですが自分と組んでくれたことへの感謝の気持ちを持って取り組むことができました」 ――2人の強みを教えてください。 「技術面だとスピード、キレで、精神面だと自信をつけて演武に臨めるところです」 ――全日本に向けて目標を教えてください。 「どの組になるか分かんないですけど全日本優勝。団体、個人、総合優勝っていうのをしっかり取っていきたいと思います」 ――今後の課題は何かございますか。 「細かくなってしまうのですが、やはり高校らしさがまだ抜けないというのがあるので大学生のように下半身をもっと強化して、力強い演武ができればいいなというのと、しっかり明治の看板を背負って自信を持って演武するっていう心構えを自分自身につけるっていうのを目標とします」READ MORE -
6部門で日本一 総合2位で終演/全日本学生大会
少林寺拳法 2019.11.05男女初段の部に出場した鈴木雄大主将(法4=明大中野)・村松夕葵乃(政経3=横浜女学院)組を含む6部門で全日本の頂点に輝いた。男子は総合1位、女子は総合2位を獲得するも、2年ぶりの総合優勝には惜しくも届かなかった。 ◆11・4 第53回全日本学生大会(千葉ポートアリーナ)▼男子白緑の部 佐長・下沢組――1位 女子白緑の部 スガイ・水出組――2位 男子茶帯の部 谷合・永井組――1位 女子茶帯の部 内田・小澤組――5位 男女茶帯の部 板倉・長田組――3位 男子初段の部 井上・渡邉組――2位 女子初段の部 久保・藤田組――2位 男女初段の部 鈴木・村松組――1位 後藤・土井組――3位 男子二段の部 梶山・高橋組――1位 男女二段以上の部 小西・谷口組――3位 男子三段以上の部 惠中・松田組――1位 女子三段以上の部 金子・田中組――1位 三人掛けの部 青木・石井・廣瀨組――3位 立合評価法女子団体の部――3位 団体の部――3位 女子団体の部――2位 男子最優秀大学 明大――1位 女子最優秀大学 明大――2位 最優秀大学 明大――2位 有終の美を飾った。男子二段の部に出場した梶山和人(法3=川越東)・高橋佑太(法4=明大中野)組。昨年度の全日本学生大会も同部門で優勝し、連覇が期待されていた。そして高橋にとっては最後の学生大会。「梶山と最高の演武をして終わりたい」。大会前そう語った高橋と「高橋先輩が最後だというのは気にしていない」と笑った梶山。これまで何度もペアを組み、苦楽をともにしてきた二人の空気感と信頼関係に死角はなかった。 「緊張で固くなりそうです」。予選演武直前、梶山は高橋にこう告げた。すると高橋は「大丈夫、大丈夫、優勝しようと思わなくていいから。みんなに俺たちの演武を見せよう」と激励。その言葉に「あぁ頑張ろうと思えた」。力強くキレのある演武で他組を圧倒し、見事連覇を達成。「いつまでも後輩抜けられないな(笑)。1年生のときからずっとお世話になって……」。一度は笑顔を見せたが、高橋との3年間を振り返ると少し言葉を詰まらせた。〝高橋先輩今までありがとう〟。流した涙に思いを乗せて、静かに門出を見送った。 願いは次の世代へ託された。歓喜の一方で、総合優勝には届かなかった。「来年度は絶対に総合優勝してほしい」(鈴木)。関東学生大会と新人大会を優勝しても、全日本の頂点に立つことは容易ではない。「最後にみんなが笑顔で終われるように」(梶山)。栄冠を手にする日を夢見て、拳士たちは修練を続ける。 [藤山由理] 試合後のコメント鈴木――最後の学生大会を優勝という結果で終えました。 「正直自分の優勝はあまりうれしくなくて、総合優勝とれなかった悔しさと、同期と後輩の頑張りがうれしかったです」 高橋――4年間を振り返っていかがですか。 「つらかったです。学年が上がるごとに感じでいたんですけど、終わってみるとやってよかったなと思える部活動でした。これからの人生の支えにもなってくると思います」 谷口藍梨(政経4=神島)――演武を振り返っていかがですか。 「満足のいく演武ができました。後悔はないです」 宮迫汰一副将(商4=大阪産大付)――鈴木主将に向けて一言お願いします。 「頼りない部分も多々あったんですけど、最後までしっかりと頑張る姿を見せてくれたのが、後輩たちにとって財産になると思います。感謝しています」READ MORE