のこったのこった!1部残留!!/東日本学生選手権

相撲
 昨年団体戦で12年ぶりに1部昇格し、久々に1部校として迎えた今大会。1部8校と2部を勝ち抜いた4校で1部の優勝争い・残留争いが繰り広げられ、8位までに入れば1部残留となる。団体戦は1チーム5選手で、そのうち3勝すればチームとして1勝、またそれぞれの選手の1勝も得点としてカウントさるシステム。明大は予選1回戦(中大戦)の全敗から盛り返し、最後は1部7位に滑り込んだ。個人戦では振るわなかったが、この結果本学は「目標としていた」(武藤主将)1部残留を果たした。

 予選1回戦の相手は中大。2回戦の相手が日体大であることを考えれば、1つでも多く勝ち星を拾っておきたいところだった。しかし、先鋒・田中が取り直しの末惜しくも星を落とすと悪い流れを変えられず、結果はまさかの0―5。「中大に負けたときは2部降格も覚悟した」と武藤主将。1部残留へ暗雲が立ち込めた。

 得点がないまま日体大戦へ。日体大は昨年の団体戦覇者で、今回明大戦に出場した5選手中3選手は昨年の優勝メンバー。厳しい戦いになると思われたが、二陣・池尻が「負けてもいいから流れをつくろうと思いきりいった」という一気の押しで昨年度のインターハイ王者・中村(日体大)を破ると、大将戦では武藤主将が得意の形から大技・いぞりを決めて計2点を獲得。日体大は、予選ではこの2番以外全勝。王者を相手にもぎ取った2点は、流れを変えるには十分だった。

 3回戦は「ぎりぎりだった」(武藤主将)と言うものの、日体大戦からの流れを切らさず4―1で2部優勝の法大を退け、計1勝6ポイントで7位。優秀8校トーナメントでは再戦となった日体大に敗れたが、1部残留を決めた。

 昨年は4年生中心のチームで1部に昇格。主力で新チームに残ったのは武藤主将だけ。経験に乏しく、宇佐大会・宇和島大会と団体戦は苦戦続きで迎えた今大会だった。

「各自が自覚を持ってけいこに励んでいる。いいチームになってきたし、これからのチームでもある」と小川総監督。1部残留を決めたことで、出場できる地方大会の数も増えた。場数を踏めば、さらなる上位進出の可能性は十分にある。古豪と言われる明治だが、楽しみなチームになってきた。

試合後のコメント
小川総監督
「いいチームになってきたし、これからのチームでもある。必ず毎日まわしを着けて、朝足りない分は夜、各自が自覚を持ってけいこに励んでいる。この結果は夏の選抜、秋のインカレにつながっていく。さらなるけいこが明治の復活につながる。今日は日体大戦の池尻が大きかった。小・中の実績はトップクラス。ケガでなかなか思うようにいかなかったけど、全国の舞台での経験もある。ここ一番で勝負強さを見せてくれた。武藤も大一番に強い。(いぞりは)彼にしかできない技。大技を持っている。4人で2点取って、武藤につなげるというパターン。一つの戦い方が見えてきている。今日出ていなかった選手も力の差はない。互いに切磋琢磨(せっさたくま)すればさらに強いチームになれる」

守重監督
「中大戦の0―5から選手たちが盛り返しての7位は意義がある。でも、もっと上にいけた。1、2年生中心で、中大戦は経験の浅さが出たかな。経験を積めばいいチームになれる。池尻は去年から故障続きだったが、ようやく相撲が形になって点数も取れるようになってきた。継続して練習できればチームの柱になれる。1年生は硬いところもあった。本当は点数を取ってくれることも期待していたが、今回は経験。素質もあるしこれからが楽しみ。継続は力なり。選手たちが自分たちで続けていくこと、積み重ねが大事」

池尻
「中大戦は緊張した。不完全燃焼だった。負けたら駄目という気持ちが強すぎて逆に力が出せなかった。日体大戦は先鋒が負けて1点でも多くという場面。負けてもいいから流れをつくろうと思い切りいった。ケガの影響で今も練習は十分できているわけではない。ケガに強い体をつくりたい。試合でも練習でも思い切り取れるように。1部は去年先輩たちが残してくれたもの。これからの自分たちも残していけるように頑張りたい」

武藤主将
「1部残留は目標だったのでよかった。できればもう一つ勝ちたかった。池尻の相撲で流れがいいほうに来た。中大に負けたときは2部降格も覚悟した。中大に2つ勝ってという考えはあったけど、日体大から2つ取るのは厳しいなと思っていた。(いぞりを決めた一番は)ああいう相撲を大学に入ってからずっとやってきたので、それが出せたのかなと。法大戦はぎりぎり。Bクラスの1番上とは力の差があまりないので3回戦は気持ちが乗っていた。チームの雰囲気は良く、まとまりがある。目標に向かって自分がどうしたらいいかということを考えて全員が練習している。それがこの結果につながった。1部残留で地方大会に2つ3つ出られることになった。1、2年生が多いので経験を積んでもらえればと思う」


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