法大に敗れ悔しい4位/春季関東学生1部リーグ戦

ホッケー
1999.01.01
 法大との3位決定戦は1点を争う展開となった。最後はゴールデンゴール方式の延長戦で、カウンターから決勝点を許し敗戦。明大は4位で春季リーグ戦(本年度に限りトーナメント方式)を終えた。

 試合は開始直後に先制を許し、今季初めて前半から追いかける展開に。それでも焦る様子はなく、徐々にチャンスをつくり始めると、前半18分にPC(ペナルティコーナー)から相手に一度もボールを触らせずに、濱中(法4)が同点ゴールを決めた。前半は1-1で折り返した。

 後半は明治のペース。守備陣はこの試合もGK荒川(政経4)を中心に安定した守りを見せた。しかし攻撃面では「裏を狙うプレーだけじゃなくて前を切れるFWがいなきゃいけない。ボールに触ってというプレーも必要」と小池コーチが言うように、攻め手を欠いた。スコアは変わらず1-1のまま70分を終え、延長戦に突入した。

 延長戦は前後半7分半ずつのゴールデンゴール方式。ここでも明治のペースで試合は進み、チャンスらしいチャンスはつくらせなかったが、最後は延長後半4分にカウンターから失点した。「後半も延長もずっとうちのペースで、最後の1発だけで決められてしまい悔しい」(宮田監督)。

 今大会では慶大、法大と実力が拮抗(きっこう)する相手に、接戦にはなるが決め切れないという展開が続いた。やはり課題はあと1本を決められるかどうか、そしてFWの強化だろう。6月30日からは全日本大学王座決定戦が行われる。春季リーグ戦は4位に終わったが、試合内容を見れば上位との差は紙一重。戦力は近年で最も充実しており、「今年は山梨学大とも互角に戦えるチーム」(小池コーチ)と言うだけに、懸かる期待は大きい。

[松隈遼平]