課題は残るも全国大会へ出場/関東学生選手権

空手
 この日の大会は全日本学生選手権の予選を兼ねた重要な大会だ。昨シーズン、形の部ではベスト8だった久保田(暖)が今年は3位に入賞し、松本は2年連続ベスト8での全日本学生選手権出場を決めた。

 形の部では男子4人、女子1人が出場した。その中で、去年ベスト8に入り明大の形のエースとなった久保田(暖)は全日本学生選手権の出場はもちろんだが、さらに上の結果が求められていた。結果は3位入賞と成長を見せることができた。だが、「全日本学生選手権では優勝したい」(久保田(暖))と、今の結果に満足することなくさらに上を狙っている。

 男子11人、女子2人が出場した組手の部。昨年ベスト8だった松本がさらに上を狙った準々決勝は劇的なものであった。試合序盤から常に先攻する形で有利に試合を運んでいたのだが、ほんの一瞬だった、少し油断してしまったその一瞬で一本を取られてしまい逆転されてしまった。その後有効を取り、相手にあと一歩まで迫ったが既に手遅れであった。試合後には「去年のベスト8と今年のベスト8では意味が違いすぎる。もっと上に行けたはずなのに」(松本)と悔しさをあらわにしていた。

 今回の大会では形では久保田(暖)、組手では松本、清水が全日本学生選手権への出場を決めたが、まだ全日本学生選手権出場の選考会がある。「今大会は前回の東日本学生選手権同様メンタル面で差をつけられ、あと一歩といった試合が多かった」(中村主将)と主将は語った。いち早く弱点であるメンタル面を克服して1人でも多く全日本学生選手権に出場し、全国の大舞台での活躍に期待したい。


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