(9)ゆとり
(9)ゆとり
「教育とは生徒の無限の可能性を信じること」――高校時代の、ある数学教師の言葉だ。肝心の授業の内容などはもう完全に抜けているが、このことばだけは、なぜか耳から離れない。普段はあまり存在感のない人だったが、この言葉を発した時は輝いて見えた。
◆来年度から「ゆとり教育」が廃止される。正確に言うと、「脱ゆとり」路線の学習指導要領が実施されるとのことらしい。わたしのような「ゆとり世代」が、社会からまるで欠陥商品のようにうしろ指を差される日も近いということか。インターネットスラングでは、すでに「ゆとり」は「頭が弱く、精神的に幼い」ことを揶揄(やゆ)する言葉としてすっかり定着している。
◆今となっては、あの数学教師がどのような意図であの言葉を発したかは分からないし、高校生と違って大学生には「無限」の可能性が目の前に広がっているわけでもない。そして冷静に考えてみれば、この言葉自体が「ゆとり教育」の理想に思える。
◆「ゆとり教育」の評価は、教育の専門家の間でさえ意見が分かれていて、一概に善悪を判断することは難しく今後も議論が重ねられていくと思われる。そのなかで、卑屈にならず、自分のすべきことをする姿勢というのが「ゆとり世代」には求められていくのではないだろうか。
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