ルーキー特集Vol.1【野口博一、橋本誠也、松村成】

フィギュアスケート
1999.01.01
――フィギュアを始めたきっかけは?
(野口)習いごとがしたくて、最初はスピードスケートをしようと思っていました。でも隣でやっていたフィギュアがかっこよくて。10歳のときです。
(橋本)5歳のころ母に勧められてフィギュアの体験教室に行きました。それが楽しくて、2~3日後に始めることを決めました。
(松村)父もフィギュアスケート選手だったので(松村充氏・76年インスブルック五輪、80年レークプラシッド五輪出場)、憧れていました。気がついたらリンクの上にいました。

――明治に来た理由を教えてください。 
(野口)地元(長野県)の先生が明治OBなので。あと明治には優秀な選手が多いので、その人たちから刺激を受けながら自分もがんばりたいと思いました。
(橋本)コーチが明治OBだし、周りに明大卒が多くて憧れていました。
(松村)高校の先輩でもある佐々木さん(佐々木彰生・政経2)に憧れたからです。優秀な選手も多いですし。

――学校はどうですか?
(野口)法学部は授業がしんどいです。
(橋本)エンジョイしてます。商学部は大変だけど、高校のときよりがんばってます。
(松村)楽しんでます。

――演技の曲と見どころを教えて下さい。
(野口)ショートが「007」、フリーが「五右衛門」です。見どころはショートのステップです。
(橋本)ショートの「フラメンコ」、フリーの「ドラゴンハート」どちらの曲も得意のステップを見てほしいです。激しく動いて大きく見せたいです。
(松村)ショートで使う「月光」は暗い曲だけど、きれいにすべりたいです。フリーは「オペラ座の怪人」。3回転―3回転のコンビネーションジャンプをやります。スケーティングが持ち味なので、強弱をつけて滑りたいです。

――今シーズンの目標は?
(野口)3回転―3回転などジャンプの精度を高めることです。採点方法が変わったので、スピンが強化部分です。
(橋本)3回転―3回転をマスターすること。あとトリプルアクセルを練習して、来シーズンできるようにしたいです。
(松村)トリプルの種類を増やしたいです。ジャンプや表現力も高めていきたいですね。

――目先に迫っている東京選手権の意気込みをお願いします!
(野口)緊張してます。逃げたいです。でもやるべきことをやって、6位以内に入ることが目標です。
(橋本)ノーミスがベストですけど厳しそうなので……。ジャンプ8回のうち6回は確実に飛べるので、ミスは2回くらいに抑えたいです。
(松村)緊張はないです。表彰台をねらっていきます!
 小学生からの仲だという3人。取材中も終始その仲のよさが伝わってきた。「学部は別々だけど空き時間は自然と集まってる」(橋本)というほど。仲のよさを生かし、3人で今後の明治のフィギュアスケートを引っ張っていってほしい。

◆野口博一  のぐちひろいち 法1 諏訪清陵高出  173cm・65kg

◆橋本誠也  はしもとせいや 商1 目黒学院高出  166cm・58kg

◆松村成  まつむらじょう  政経1 武相高出  173cm・58kg