まさかの敗北/関東大学リーグ戦

アイスホッケー
1999.01.01
 見事に足をすくわれた。今年からDiv-ⅠAに参戦した慶大との対戦。第1ピリオド13分の失点から本学は終始リードされ、追いつくこともできないまま敗北。1963年以来47年ぶりの敗北となった。

 ケガ人続出で開幕戦からセットを大幅に変えて挑んだ今試合。出れないメンバーは客席からの応援となった。最初5分は好調な動きを維持しゲームを進めていたが13分に先制されるとチームの乱れが起き始めた。「ニュートラルゾーンで相手を遊ばせている」(長岡主将・法4)と守備面での乱れが目立つ状態に。攻撃面でもパワープレーの機会をつかめず得点に繋がらなかった。
 
 続く第2、3ピリオドでも慶大の素早いプレッシャーに、得点を奪えないまま時間が過ぎていく。第2ピリオド2分に2点目を奪われリードが広がる。第3ピリオドでは赤坂の1点が入り追撃開始。その後も終了間際にタイムアウトの後、6人攻撃を仕掛けるも3点目を入れられゲームセット。1敗目を喫した。勝ち星をあげれない中での痛い黒星だ。
 
 試合後、藤井監督が言及したのが選手の「ハート」だった。「心で負けていた。慶大は一つ一つのプレーを全力でやっていた」(藤井監督)と言い、続けて「もっと全体で勝つ気でやらなくては。気持ち次第でどっちにも転ぶ」と選手に奮起を促した。次は強豪・東洋大との試合。春は不調に終わったものの、夏を経て順調にチームを仕上げている。「最後には価値のある負けにしたい」(長岡主将)その言葉通り、この敗北を今後に活かせるのか。まず、それが問われるのが次の東洋大戦になる。