法大にリベンジ果たす/秋季関東学生1部リーグ戦
序盤から明大のペースを作り、一時は3点差をつける。その後法大に追い上げられたものの、リベンジを果たした。
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社会人チーム撃破ならず 橋本世代引退/全日本選手権
ホッケー 2020.12.04日本一への壁は高かった。秋季リーグ優勝を経て迎えた今大会。初戦の相手は社会人チームの強豪・LIEBE栃木。日本代表選手も多数在籍する強豪相手に8-1と完敗し、4年生は引退となった。 「こんなにぼろぼろに負けたのは初めて」。DF橋本岳樹主将(文4=山梨学院)は振り返った。今季、公式戦では失点を2点以内に抑え、安定した守りを見せていた明大。しかし、社会人2位の強豪を前に鉄壁は崩れた。「個人技もあるし球離れが速い」(小池文彦監督)。相手のスピードのある攻撃に対応できず、序盤からPC(ペナルティーコーナー)で失点。「いつも守備で取れているところが取れなかった」(橋本主将)とDFからリズムを作ることができず、持ち前のパスホッケーが機能しなかった。第4Q、DF小林弘人(政経2=今市)がPCを決め一矢報いたが、最終スコアは8-1。社会人との差を痛感した。 (写真:得点を決めガッツポーズする小林) この試合で4年生は引退。悔しい敗戦となったが「本当にいい4年間でした」(橋本主将)。コロナ禍で練習環境が整わない中でも、秋季リーグ戦優勝、インカレ3位と結果を残してきた最上級生。自他ともに認める「仲の良い学年」が引っ張ることで、チームは自然と明るくなった。心残りは全国でのタイトルを取れなかったこと。「今日のこの経験を生かしてほしい」(MF鵜飼聡太・政経4=丹生)。悲願は後輩たちが果たしてみせる。 [中野拓土] (写真:最後は笑顔で記念撮影)試合後のコメント宮田知総監督――引退する4年生へメッセージをお願いします。 「4年間よく頑張ってくれたと思うし、特にコロナで大変な中、よくまとまって頑張ってくました。リーグ戦の決勝も山梨学院からかなりプレッシャーを受けてたみたいなんですけど、我慢してやってくれたので褒めてあげたいです」 小池監督――試合を終えて今のお気持ちをお願いします。 「流れが作れなかったです。相手のPCの精度も高かったですし、日本代表を半分以上集めているチームなので個人技もあるし、球離れも速いのでそこに対応できなかったです。1枚も2枚も相手の方が上でした」 橋本主将――4年間を振り返っていかがですか。 「ありがたいことに1年生から試合に出させてもらったんですけど、3、4年生のときにけがが多くてもうちょっとケアしとけば良かったなと思います。試合自体は今日以外はずっといい試合ができました。うちは結構ギリギリの勝負をするんですけど、そういう試合展開の中で競りながらも頑張ってるときが一番楽しかったです。本当にいい4年間でした」 ――改めて今年のチームはどのようなチームになりましたか。 「やる時はやるというチームで、ふざけられる人も集中できる人もいて、本当にバランスが良いチーム、まとまっているチームになりました。とても面白い1年でした」 鵜飼――試合を振り返っていかがですか。 「8-1は正直、後悔が残る形ではあります。自分たちの力が発揮できなかった部分はあるなと思います。本当に強かったです(笑)。基礎技術だったりスピードだったり戦略だったり全部上をいかれていたので、あれは明治が参考にすべきホッケーだと思います。来年はあのレベルを目指してやってほしいです」 GK野井辰真(法4=伊予)――後輩たちに一言お願いします。 「明治ってめちゃくちゃ強いわけではなく、弱い中で強い相手を倒していこうっていう反骨精神があるので、そういったところは忘れずにやっていってくれたらなと思います。そしたら全日本でも勝てるようなチームになれるんじゃないかなと思います」 DF大島鴻太(商3=今市)――来年への意気込みをお願いします。 「4年生がしっかり引っ張っていかなきゃいけない年になりますし、自分たちの集大成でもあるので、今まで見てきた中で一番いいチームを作れるように頑張ります」READ MORE -
サドンデスまで続いた激闘 山梨学大破り2季ぶりV!/関東学生秋季1部リーグ戦
ホッケー 2020.11.24決勝は宿敵・山梨学大とのカード。SO(シュートアウト)戦のサドンデスまでもつれた激闘を制し、見事優勝を飾った。 1点ビハインドで迎えた4Q。開始直後にFW三松勢矢(営1=今市)がサークル中央で振り抜き同点に。「流れを作ってくれた」(小池文彦監督)。山梨学大の牙城を崩せずにいた中、勢いをつけるには十分だった。同5分、村井巧(法3=天理)からFW加藤大椰(文3=今市)へボールが渡る。「練習から仲のいいホットライン」(加藤)。瞬く間に逆転に成功。試合は決まったかと思われた。しかし終了間際にPC(ペナルティーコーナー)からまさかの失点。勝負はSO戦に持ち込まれた。 (写真:同点弾を放った三松) 波乱の展開は、SO戦でも続いた。規定の5人勝負では決着がつかず。緊迫の状況にも「勝つしかない」(MF鵜飼聡太・政経4=丹生)。思い返せば、今月初頭のインカレ3位決定戦もSO戦の末での勝利。負けるはずがなかった。迎えたサドンデス、先行をGK野井辰真(法4=天理)が封じると、鵜飼にスティックが託される。「得意のターンでいった」。ゴールに吸い込まれるのを見届けると同時に、全力で両手を突き上げた。4Qで2-2、SOは5-4。激闘のピッチに、最後まで立っていたのは明大だった。 (写真:鵜飼(中央)は大会MVPに選出された) 昨年の春季以来、2季ぶりのリーグ制覇。「自分たちの代で優勝できるとは思わなかった」(DF橋本岳樹主将・文4=山梨学高)。チーム全員が歓喜に湧いた。今年も残す大会は12月3日より開幕する全日本選手権のみ。インカレ3位の明大は、社会人の強豪クラブ・Liebe栃木と初戦で激突する。「全身全霊をかけて挑む」(野井)。最終決戦へ、態勢は万全だ。 [高野順平] 試合後のコメント小池監督――試合を振り返っていかがでしたか。 「相手もタイトルを取れてないので、優勝するという気持ちが強かったと思います。その中で、少ないチャンスをものにできたのが大きかったです」 ――今年初めてのタイトルです。 「色々ありましたけど、嬉しいことは嬉しいです。まだ試合が残っているので、あと一週間、全日本に向けて課題を克服していきます」 橋本主将――橋本さんをはじめ、4年生にとっては最後のリーグ戦でした。 「何より楽しかったです。ずっと。最近はコンディションも良くなくて全然上手くいかず、自分はなにもチームに貢献できてないなと思っていました。そういう面で今日は自分がチームを引っ張ることができてよかったです」 鵜飼――大会MVPの獲得、おめでとうございます。 「超嬉しいです。こういった賞貰えるのが本当に初めてで、純粋に嬉しいです。天にも昇る気持ちですね(笑)」 野井――全日本選手権への意気込みをお願いします。 「自分たちより格上のチームばかりで、とても厳しい戦いになると思いますが、全身全霊をかけて挑みます」READ MORE -
福井工大にリベンジ! 3年ぶりのインカレ3位/全日本学生選手権
ホッケー 2020.11.04前日の試合でのアクシデントにより、DF古川裕大(政経3=伊万里商)ら主力選手を欠いて迎えた3位決定戦。相手は福井工大と、昨年の同大会3位決定戦と同カード。SO(シュートアウト)戦までもつれた激闘を制し、3年ぶりのインカレ3位に輝いた。 先制パンチは紫紺から。試合開始3分でFW大森行洋(商2=伊吹)がこぼれ球を押し込むと「前への意識が結果に結びついた」と小池文彦監督もニッコリ。それでも、簡単には勝たせてもらえないのがインカレ。第1Q13分に相手のタッチシュートで失点を許し、互角の展開が続いた。再び試合が動いたのは第4Q。開始早々「得意な形」とMF森紘之(法3=天理)が倒れ込みながら相手の隙間を抜く一打で勝ち越しに成功。勝負ありかと思われたが、9分にまたもや失点を許し、SO戦へともつれ込んだ。 緊迫した雰囲気の中「練習からSOには自信があった」(DF小林弘人・政経2=今市)と、明大には余裕があった。森ら4人が連続でゴールを決めると、GK野井辰真(法4=伊予)がファインセーブを連発し、4―2で勝利。3年ぶりのインカレ3位に輝いた。 残る試合は秋季リーグ決勝と全日本選手権のみ。故障者が多い中、少しでも万全の状態で臨み、有終の美を飾りたい。[中野拓土]試合後のコメント小池監督――けが人が多かった中でも勝ち切れた要因は何でしょうか。 「少しずつ底上げができていて、特に1年生の活躍が目立っています。今日もDF高松雄飛(法1=丹生)とDF三松勢矢(営1=今市)をメンバーに置いて、そこがしっかりと守ってくれました」――福井工大は昨年のインカレ3位決定戦で敗れた相手。リベンジを果たしました。 「気を付けたのが最初のQの立ち上がりで失点をしないこと、引かないで前でやること、FWからプレッシャーをかけていこうということです。あとは相手の右からの攻撃に気を付けるよう指示しました」DF橋本岳樹主将(文4=山梨学院)――試合を振り返っていかがですか。 「出たかったというのが一番大きいです(笑)。でも4年間やってきて福井工大に1回も勝てていなかったので、今日勝ててめちゃくちゃ嬉しかったです」MF鵜飼聡太(政経4=丹生)――ゲームキャプテンとして臨んだ今大会。振り返っていかがですか。 「後輩たちがすごく働いてくれたなと思います。4年生が不在の中で3年生と2年生頑張れよと小池監督から話があって、プレッシャーがある中でもしっかりやってくれました」野井――SO戦では緊張しましたか。 「緊張は今回はなかったです。今日はすごく足が動いていました。しかも森が1本目決めてくれたので余裕でした(笑)」森――第1Qも第4Qも早い時間に得点できました。 「そこについては最初の5分で集中して、スピーディーに攻撃に絡めたなと思います」――全日本選手権は地元の岡山で開催です。「もうめちゃくちゃ盛り上げていきます」READ MORE