東海大に惜敗、3位に /全日本学生優勝大会

柔道
1999.01.01
 59回の歴史を誇り、「一番大事な戦い」(武田主将・法4)と語る本大会。本学は1回から順調に勝ち進み、準決勝で東海大と対戦。激闘の末本学は敗北。3位に終わった。
 

 必勝の覚悟で挑んだ本大会、1回戦の相手は日本経済大だ。先鋒の石沢(営4)が苦戦し、引き分け。
幸先のいいスタートは切れず。しかし今大会大活躍する渡辺(法2)が移し腰で一本勝ちを収める。その後、他の出場選手これにも続き、終わってみれば6-0の快勝で一回戦を突破した。

 二回戦の名城大も6-0で快勝。そして山場の3回戦。相手は昨年の本大会で3位、さらに全日本体重別団体で敗れた筑波大と対戦した。まず出場した武田主将が、指導からの痛恨の優勢負け。だが、またもや渡辺が体落としの一本。勝負を振り出しに戻す。その次に出場した原田(法3)、菅原(法2)は優勢負けと引き分け。1-2と本学不利の状況の中でエース上川(営3)が出場。場外際の豪快な払い腰で相手を畳に沈めると、続く吉井が優勢勝ちを収め逆転。最後は木下(政経4)がリードを守り本学は勝利した。準々決勝の国際武道大は、打って変わって快勝に。
6-1で勝利し、準決勝に駒を進めた。

 そして勝負の準決勝。相手は東海大だ。昨年王者で東京学生優勝大会では代表選に持ち込む戦いの末、敗北したことを去年の記事でご覧に
なった方もいるだろう。ここで本学は先鋒に六郷(政経1)を起用。だが長島相手に一本負け、次の菅原(法2)も優勢負けを喫し、暗雲が立ち込める。
原田の引き分けの後、ここでまたも渡辺が一本をとり、上川も一本。東海大にすがりつくが、反撃もそこまで。その後東海大の高木、吉田に優勢負けを
喫し本学は敗北3位に沈んだ。

 試合後武田主将は「自分たちで胴上げしたかった。期待に応えられずに悔しい」と述べ、試合場を去った。今回も優勝を逃した本学。だが昨年度王者
東海大との戦いは今後に大きな期待をものだった。秋の体重別個人戦、体重別団体ではさらなる高みへ上り詰めることも難しくはないはずだ。