実業団を相手に3位と健闘/前期日本リーグ

卓球
1999.01.01
 先日モスクワで行われた世界選手権団体戦において銅メダル獲得の原動力となった水谷(隼・政経3)が出場することでも注目を集めた日本リーグ。今季から1部に昇格した本学は唯一の学生チームながら3位に入る健闘を見せた。
 

 16日からの所沢大会を前に各地で行われたホームマッチ。優勝候補、東京アートのホームで行われた第1戦は2-3で敗れたものの、水谷(隼)がシングルス、甲斐(営3)と組んだダブルスで勝利を収めるなど、日本リーグ6連覇を誇る強豪チームにあと一歩のところまで迫った。第2戦は明大のホームである西調布合宿所にリコーを迎えての一戦。第1ゲームを落とすも、その後はホームならではの応援にも後押しされ3-1で勝利した。
 戦いの場所を所沢に移して行われた第3戦以降、準優勝の協和発酵キリンにこそ敗れたが、シチズン、原田鋼業をともにストレートで破るなど、経験豊富な実業団の選手を相手に互角以上の戦いを見せ、5勝2敗の好成績で前期リーグ戦を終えた。

「社会人などの格上とやって精神面でも成長できた」と池田主将(法4)。最大の目標であるインカレ連覇に向けて確かな自信を得たようだ。

試合後のコメント
高山監督
「(社会人中心の日本リーグ参加を決めたのは)部内でもレベルの差があり、上の選手に刺激になるようにするため。プレーしていて手の内も分かる楽な相手と練習するだけでなくいろいろな人と戦える機会が欲しかった。今回、明治の選手が1部のリーグでも勝負できることを認識できた。よくやったとまではいかないが、まあまあやったと思う。もうひと踏ん張りかな。技術の面は社会人と変わらないと思う。デュースになった時や、試合後半の戦術、相手の読みが社会人の方がうまい。選手たちにもそこを考えてやってもらいたい」

池田主将(法4)
「今回は優勝よりインカレにつながる試合をすることが目標だったので、良い試合ができた。個人としてはまあまあだったが負け試合もあったので、敗因を振り返って課題を見つけ1つ1つ克服していきたい」

軽部(営4)
「優勝候補の東京アート戦で競り負けたのが悔しかった。今回は相手が格上で向かっていけたぶん、良いプレーもあった。これからはまた学生が相手の試合が続くので受け身にならないようにしたい」

水谷(隼・政経3)
「個人的にはシングルス全勝で終われて良かった。チームで3位という結果は初の1部にしてはまずまず。インカレに向けてもっとチームと練習してみんなの手本になれるようにしたい」

甲斐(営3)
「東京アート、協和発酵キリン以外はしっかり勝つことができて良かった。大学生より全体的にレベルが高かった。もっと相手に向かっていく気持が必要だと感じた」

根田(営2)
「相手はみんな格上の選手なので、勝ち負けよりも自分の卓球をすることを目指した。社会人の選手は試合展開がうまく、ペースを乱される場面もあったが、自分としては良い戦いができた」