日大撃破で7連勝/関東大学リーグ戦

アイスホッケー
1999.01.01
 1次リーグを全勝で通過し、迎えた2次リーグ。第1試合の法大戦では、大量失点を許し危機に陥るものの、今シーズンの特徴である粘り強さを武器に逆転勝ちを収めた。そして第2試合。日大相手に序盤から怒涛(どとう)の攻めを見せ、終わってみれば8-1。今季最多得点で快勝した。

 日大は1回戦でも6-3と快勝した相手。優勝のためには、負けは許されない。試合開始直後、早速彼らは動き出す。前半3分7秒、外崎の華麗なシュート。ゴールにパックが突き刺さる。そのわずか30秒後、高橋が今シーズン初ゴールを決める。さらに開始5分42秒にして古市が3点目を叩き込み、試合の優位を決定づける。しかし「5分で3点決めてしまった余裕で、選手の足が止まっていた」(藤井監督)と選手たちは心にスキを作ってしまう。13分40秒には日大にゴールを許す。しかしここはそれ以上の失点を許さず、第1ピリオドが終了する。

 続く第2ピリオド。「監督に足が止まっていたことを指摘され、持ち直すことができた」(江端部門主将)と選手たちは好調な動きを見せる。4分52秒に今季活躍中の1年生・小原のゴール。これに続きサイドから抜けた田中(政経4)がシュート。ここは惜しくもゴーリーに阻まれる。そして7分51秒に外崎の2点目、終了間際には1対1の状況から小原が冷静に2点目を決め、6-1とし差を広げる。

 勢いそのままに迎えた第3ピリオド。12分22秒に牛来(建)、13分41秒には江端部門主将が相手デフェンスを突破しとどめの8点目決め、そのまま試合終了。本学は日大を撃破した。
 
 前試合の東洋大戦でプレーオフ進出を決めた本学。「本番でベストを尽くせるように、プレーオフ前に完璧な試合をしてから迎えたい」と藤井監督は試合後のインタビューで意気込みを語った。本学は10月31日、新横浜プリンスホテルスケートセンターで初戦苦戦した中大と対戦する。中大戦は後に控える早大戦、東洋大戦の前哨戦といえる。「中大は夏に負けている。体格のいい選手もいるし、ファールを誘うのがうまくて手ごわい相手」(江端部門主将)と油断出来ない。

 王者への道はいまだ半ば。氷上の熱い戦いはこれからが本番だ。