得意種目で明治の強さ見せられず5位/全日本運転競技選手権

自動車
1999.01.01
得意種目で明治の強さ見せられず5位/全日本運転競技選手権
 4年生にとっては最後となる今大会。本学は大会直前に富士吉田で合宿を行い、万全の状態で今大会に臨んだ。しかし、総合5位と運転競技を得意とする本学にとっては、物足りない結果となった。
 「勝つ気が先走った」(白井・法3)。言葉の通り優勝を意識しすぎたのか、雨が降る最悪のコンディションの中で序盤から細かなミスが目だち、本学は優勝争いから早々と離脱してしまう。しかし、その中で愛田(理工4)は小型乗用の部Bで個人3位と好成績を残した。「最後だから有終の美を飾れるように臨んだ」(愛田)。スタート直後から繊細なハンドルさばきで、雨の影響を感じさせない華麗なドライビングを見せる。だが、タイヤがわずかに線に触れてしまい、ペナルティーを受けてしまう。結局、これが響いて3位。1位とはきん差だっただけに、悔しい結果となった。
 今まで部を引っ張ってきた4年生が今回限りで引退。次からは新体制となるが、4年生は次の代に大きな期待を寄せる。「今の下級生は経験を多く積んでいるので、飛躍してほしい」(藤村主将・文4)。4年生の期待に応えるためにも、新制自動車部は来年の飛躍を誓って走りだす。