大会前、明治の選手たちは昨年度のインカレチャンプである関東学大を警戒していた。８月30日から９月４日まで関東学大と合同合宿をし、「敗北感しかない」（蝦名）と実力の差を知ったのだ。しかし、夏休みに３日のオフしか取らず練習を重ねた選手たちには「どこよりも練習している」自信があった。

　そしていざレースが始まると、１レース目中村が１位でゴールラインを切った。それに続くように２レース目、３レース目は蝦名が１位を取り、４レース目は西野が１位に。初日を終わってみれば暫定順位１位蝦名、２位西野、６位中村と圧倒的強さを見せた。２日目は「スタートから攻めていけた」という西野が最終レースで１位を取り蝦名を逆転して見事初優勝を果たした。