(17)根田雄一

卓球
 卓球が好きかという問いに「好き」と一言。姉の影響で6歳から始めた卓球。13年間続けている競技にそう即答できる彼はかっこいい。

 卓球界のエリート校、仙台育英高校出身の超新星・根田雄一(営1)。高校時代に出場した全日本選手権男子ジュニアの部では平成18年19年と2年連続でベスト16入りを果たし、高校3年次のインターハイ男子団体では2006年世界ジュニア選手権を制した日本期待の松平健太(青森山田高)に見事勝利。大金星を挙げた。

 バックハンドでのプレーが得意な彼。フラット系・ドライブ系の球を自在に使いこなし相手を翻弄する。特に後陣から放たれる鋭いバックハンドドライブは、プレー中相手に押され後ろに下がってからも攻撃に転じられる点で大きな武器となり、ラリーで優位に立つことができる。試合中「今、俺かっこいい!!」と思える瞬間は?とメールで聞いてみる。すると案の定「バックハンドを決めた時」という返信が照れ顔の絵文字つきで送られてきた。見ていて思う、「確かにかっこいい」。

 春に続き秋季リーグでも活躍なるか。普段は至ってクールな性格。調子はどう?と聞くと「普通です」と返ってくるのにはもう慣れた。以前ライバルだと語っていた川端(日大・高校時代のダブルスパートナー)のいる日大が秋季リーグから1部昇格を果たしていることに対してのコメントでも「特に気にしていません。誰が相手でも勝たなきゃいけないからね」とそのクールっぷりを存分に発揮。しかしそれもひとたび試合に入ると一転する。
 冷静な点は変わらない。ガッツポーズも控えめな彼だが、必死にボールに食いつきラケットを振り抜く姿や気合の入った「ヨォォ!!」という叫び声には冷静さの裏にある熱い闘志が見え隠れする。入学直後の春季リーグ戦では大学トップクラスの選手が集まる本学で1年生ながらレギュラーとして出場。4戦3勝と期待どおりの活躍を見せた。1敗は早大のエース笠原。今年の関東学生の頂点に立った実力者だ。それでも、根田は入学してからの半年を振り返って一番悔しかったことはこの1敗だと語る。個人戦の1敗より団体戦での1敗を悔やむ姿に明大の次世代を担うエースの萌芽を見た気がした。

 「インカレ制覇と秋季リーグの5連覇」を彼は今年の目標に掲げた。先月行われたインカレで本学は12年ぶりに冠を制し一つ目の目標はすでに達成済み。残る秋季リーグも9月15日から開幕し、連日5連覇に向け負けられない戦いが続いている。オーダーによっては実現する可能性があるライバル川端との一戦。春の新人戦で敗れているだけに、秋では借りを返したいところ。せわしい毎日に「時間があったらとりあえず遊びたい」と根田は言う。分かる。忙しいのは分かるがいちファンとして彼に期待を寄せる私から一言。“秋優勝するまでガマンして!!”

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