気温差40℃、過酷な新人合宿

山岳
1999.01.01
 大学界随一の伝統と実績を誇る明大山岳部に、塚原(理工1)と千葉(農1)の2人が入部。山に対する果てしない情熱を胸に、過酷な新人合宿に挑んだ。

 例年よりも長期にわたって行なわれた今回の合宿。しかし、天候は安定せず、山頂付近の気温はマイナス15℃にも及ぶ。下界との気温差は実に40℃。本格的な登山は初めての経験となる二人にとって、この環境下での山行は過酷を極めた。「自然の厳しさを味わいました…」(千葉)。

 約30㎏もの荷物を背負い、山頂目指してひたすら前へ進む。平均睡眠時間はわずか2時間の極限状態の中、ついに迎える登頂の瞬間。「時間的にも厳しかったから、かなりの達成感があった」(塚原)と、言い知れぬ感動を味わった。

 「登山は忍耐力が付く。4年間続けていきたい」(塚原)。今回の合宿を振り返り、改めて意欲を見せた二人。今後は夏山登山に向けトレーニングを積んでいくことになる。夏、二人はよりたくましく成長した姿をわれわれに見せてくれるに違いない。

◆千葉 修平 ちばしゅうへい 農1 船橋東高出 170cm・60kg
◆塚原 和宏 つかはらかずひろ 理工1 下館高出
177cm・71kg