まさかの2回戦敗退/関東学生優勝大会

剣道
 「今日は完敗です。力ある選手の力を引き出せなかった自分が悪い」。試合後、栗原監督の口を突いて出たのは反省の弁だった。昨年の全日本学生剣道優勝大会3位の古豪は大正大に1勝4敗2分。手も足も出ず、実に6年ぶりに全日本学生剣道優勝大会への出場権を逃してしまった。


 試合前、「チームの雰囲気も良い。狙うのは優勝です」(鴨宮・営4)と順調な手応えは感じていたはずだった。その一方、不安も抱えていた。合宿中に部内でインフルエンザが大流行、加えて厳しい練習で大量の離脱者が発生。結果、合宿は中止となる。「追い込むべきところで追い込めなかった」(仁部・商3)。それでも、誰も全日本への出場を疑う者はいなかった。


 先鋒から、崩れた。ポイントゲッターとして信頼厚い竹下(政経3)は面を取られ一本負け。続く次鋒・藤井(政経2)も面で一本負け。盛り返したい明大だったが、三鋒・安達(政経1)は決め手を欠き、引き分けとどうにも盛り返せない。会場を包む、歯車が上手く噛み合わないような、ちぐはぐな空気。「動きや機会の狙い方がいつもと全く違っていた」(栗原監督)。中堅・仁部が攻める剣道で勝利を収めるものの、続く三雲(政経2)は竹刀を二度落としてしまい反則負けを喫してしまう。ここまで1勝3敗。先に進むためには、森崎主将(法4)の副将戦で何とか勝利するしかない。チームの期待、そして主将としてのプライド。負けるわけにはいかない試合だったが、攻めきれなかった。面を取られ、一本負け。実力から見れば、落とすはずのない全日本出場権はあまりにもあっけなく、選手たちの手からこぼれ落ちていった。消化試合となった大将戦は引き分け、4年生の挑戦はこの日、実力を出し切ることがないまま終わった。


 しかし、立ち止まってはいられない。大事なのはこれから部を担う後輩達がこの悔しさを受けとめ、雪辱すること。一つの挑戦が終わり、新たな挑戦が始まった。


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