強豪相手に善戦!/関東大学1部リーグ戦

硬式庭球
<早大戦>
 リーグ戦開幕に先立ち行われた開会式。紫紺を基調としたチームウエアに身を包んだ選手たちは徐々に緊張感を高め、戦いのときを静かに待つ。

 慣れ親しんだ有明のハードコート。しかしそこに流れる空気はいつもと違った。チャレンジャーとしての望む新たな舞台。初戦は去年のリーグ覇者である早大と激突した。

 試合はダブルスから始まった。本学から出場した3組ともにボレーの調子が良く、積極的にネットに出る場面が見られた。その中でも先日の“夏関”で敗れた相手との再戦となった酒井(営4)・北浦(営3)組は果敢にボレーで攻め、ポイントに繋げる。結果は逆転負けとなったが、今後に期待できる内容だった。一方、残りの2組は見事勝利した。まずは田代主将(文4)・大阿久(商1)組が危なげない試合運びで白星をものにする。そしてダブルス1の佐藤(政経4)・神谷(政経3)組は互いの持ち味を十分に発揮し、鮮やかな逆転勝利を挙げる。特に佐藤の前衛での動きが冴え、コート上に彼の雄叫びが響き渡った。

 戦前、かなり厳しいと見られた早大との対決は、ダブルスを終え2-1と本学がリード。良い意味での予想外の展開に勝利という期待も膨らむが、相手は大学テニス界の王者に君臨する早大。そう簡単には勝たせてくれない。シングルスは1-5と大きく負け越した。貴重な1勝は去年1年生ながらリーグ戦にシングルスとして出場し、6戦全勝を挙げた濱中(営2)によるものだった。濱中はベースラインでの壮絶な打ち合いからのダウンザラインなど、躍動感あふれるプレーで見せ、一矢報いた。

 最終的に試合は3-6で敗れたが、相手を考えれば大健闘といえるだろう。上原監督も「相手に明治もやるぞというイメージを与えられた」と試合後に振り返った。また何よりも選手たちが確かな自信をつかんだ1日となった。

<慶大戦>
 2日続けての試合と、選手たちにとっては厳しいスケジュールの中、去年リーグ戦3位の慶大と対戦した。

 まずはダブルス。前日の早大戦では2-1と勝ち越した本学は得意のダブルスで先行したかったが、1-2とリードを許す苦しい展開となった。早大戦では敗れはしたものの、素晴らしいプレーを見せた酒井・北浦ペアは相手の力強いテニスに押され、敗戦。続くダブルス3の田代主将・大阿久組も敗れ、この時点で0-2と厳しい状況に追い込まれる。そんな中、佐藤・神谷組はまたしても魅せてくれた。ゲームカウント4-5で迎えた第3セットの第10ゲーム。相手のサービスゲームであり、ブレークしないと負けが決まるというピンチを迎えるが、ここから驚異の粘りを見せる。行き詰るラリーの末にポイントを重ね、見事にブレークに成功。これで勢いに乗ったのか。その後も2ゲームを連取し、この試合を制した。

 一方、早大戦とメンバーを2人ほど入れ替えたシングルスは、前日の大敗を感じさせない素晴らしい戦いが繰り広げられた。シングルス4として出場した濱中は、この日もストレートセットで勝利。また今リーグ戦初出場の水野(商3)は途中足にテーピングを巻くなど、苦しい状態の中で3時間54分にも及ぶ激闘を制し、チームに勢いをつける。そんな熱戦の2つ隣のコートでは田代主将が水野に劣らぬ活躍を見せた。いつもはダブルスの印象が強い彼だが、この日はシングルスでも存在感を発揮。持ち前の高速サーブからの展開に加え、激しいラリーからのパッシングショットが何度も見られた。試合は惜しくも敗れたが、あまりの壮絶さからか、両選手とも試合後に涙を流した。

 連戦を終えて0勝2敗となったが、この2試合で大きな成長を遂げた本学。そろそろ初勝利が欲しいころだ。上原監督も「14日の日大戦は負けることは許されない。きれいに勝たなくてもいいから、がむしゃらに挑んでほしい」と勝利に向けて意欲を燃やす。選手たちもきっと同じ気持ちのはず。次の日大戦、その瞬間が訪れることを期待したい。

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