ロードの笠原、20位入賞の裏/全日本大学対抗選手権

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ロードの笠原、20位入賞の裏/全日本大学対抗選手権


――ロードレースのみの出場でしたが、どんな気持ちで臨みましたか?
笠原

「ロードだけ(出場する明治の選手)は3人で、合宿でも3人は別で走っていました。ロードだけということで、トラック競技も出る人より走らないと、というプレッシャーはありました。上を狙っていこうと思って、20位までは得点稼げるので。なので完走は前提でした」

カナダで克服した精神面
――昨年はリタイアでしたが、今回の20位入賞はなぜできたと思いますか?
笠原

「20位はギリギリ最低ラインで、よかったです。春先からあきらめ癖がついていたんですけど、それはカナダや秋田(でのロードレース)で取り戻してきた感じです。カナダでの大会は、5レースあったのですが、第1stage以来今までリタイアはしてないです。あきらめちゃう、というのはカナダで克服できました」

――昨年を下回った総合8位という結果についてどう思いますか?
笠原

「全体的に練習不足だったのか、調子が悪かったのか分かりませんが、次は8位よりも上を狙って、上にいけるように新しいメンバーと頑張りたいです」

――改めてインカレを振り返ってみてどうですか?
笠原

「完走は最低限の目標でした。何があるか分からない中、結果出せたことに満足です。入賞できたから励みになるし、プラスになりました。最初は、明治は大きい集団にいて、それからだんだん減ってきて誰もいなくなった時点でやっぱり完走しなくちゃと思いました。かなりきつかったです」

新副将・笠原
――副将としての意気込みをお願いします。
笠原

「来年も長距離のロード主体でやっていくので、後輩を引っ張っていくのが目標です。それで、インカレで得点できるようなチームにしたいです」

 インカレ最終日を最後までひとり走り抜いた笠原。完走するだけでも想像を絶するレースを終え、レース直後は何位なのか分からない状態で、仲間たちも順位より笠原の完走をたたえた。20位入賞は、世界大会を通じて強くなった精神面が結びついた結果だった。笠原はこれから副将として、ロードのエースとして、チームを引っ張っていく。このインカレでさらに強くなった笠原の今後に注目だ。

◆笠原慶輔 かさはらけいすけ 政経3 常総学院高出 173㎝・60㎏


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