個人で8年ぶりの表彰台入り/東日本学生選手権

相撲
 6月7日、国技館において第88回東日本学生選手権が行われた。昨年優勝の日大が3位に順位を落とし、拓大が40年ぶりの優勝に輝くなど大番狂わせな展開が見られた今回の団体戦。本学は、9位と奮わなかった。しかし、個人戦では団体戦での雪辱を果たすかのように、出場した5人中4人がベスト16入りと大奮闘。さらに大﨑(政経3)が準優勝し、本学にとっては8年ぶりの表彰台入りという快挙を成し遂げた。

 団体戦の初戦、防衛大に5戦5勝で完勝し好調なスタートを切った。続く大東大にも勝利。決勝戦で中大に1―4で敗北するもBクラストーナメントを準優勝で終えた。Aクラス予選1回戦も東洋大に4―1で勝利するが、そこからリズムが崩れ始める。東農大に完敗を喫し、駒大にも4敗。順位決定戦にもつれ込むが専大に接戦の末敗北し、第9位で団体戦を終えた。

 個人戦になると本来の力を取り戻し、大﨑・金井(政経4)・濱田(政経4)・渡邉(政経3)の4人がベスト16に進出した。昨年の全国学生個人体重別選手権135㎏未満優勝の濱田は4回戦で冨田(日大)に引き落としで敗北。渡邉もベスト8に勝ち上がることはできなかった。金井はベスト8まで勝ち残るが、優勝に輝いた山口(日大)に準々決勝で敗れた。そんな中「途中から負ける気がしなかった」という大﨑が活躍した。遠藤(日大)・森本(拓大)など強豪校の選手を倒し決勝戦に進出。決勝戦では山口(日大)に引き落としで敗北したものの、数年ぶりの表彰台に場内も沸き立った。本人も両親が来ていたこともあり、「親の前で勝ててうれしかった」と笑顔を浮かべた。

 試合後、小川総監督は「団体戦は誉められないが、よく頑張ってくれた。次は団体戦でも活躍してほしい」と大﨑をねぎらった。団体戦では力を出し切ることができなかった本学。しかし、個人戦での成績は次につながる結果となった。続く大会ではさらに成長した姿を見せてくれるだろう。


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