ベスト4逃し、課題見つかる/関東大学選手権

バスケットボール(男子)
1999.01.01
 昨日1部の日大を倒しベスト8に進んだ本学。ベスト4進出を懸けて法大との対戦だったが、本学は第4クオーターで攻め切れず相手に得点を許し敗北し、惜しくもベスト4進出を逃した。

 スターターは、金丸(英)主将(商4)、岩澤(政経4)、川崎(政経4)、金丸(晃・政経3)、駒水(政経3)。2日続けての試合で、疲れが心配された本学だったが、金丸(晃)を中心に順調に攻めていき、17―15と第1クオーターをリードして終える。続く第2、3クオーター「全体のパフォーマンスの中で一番良かった」(塚本ヘッドコーチ)と、連戦の疲れの中、思い切りのいいプレーを見せてくれた。第2、3クオーターともに33-34、49-53と接戦。勝負の行方はまだ分からない。

 しかし、第4クオーターに入ると腰を痛めていたエースの金丸(晃)がベンチに下がる。するとほかの選手も疲れが見え始める。「第3クオーターまではよく動いたが、第4クオーターから止まってしまった」(川崎)、「最後、ぎこちなかった。ディフェンスと、分かっていても止め切れなかった」(金丸(英)主将)と、相手に3Pシュートを続けて決められ点差を離されてしまう。一方本学はミスが目立ち、なかなか得点を決められず、そのまま試合終了。残念ながら、ベスト4へ進むことはできなかった。

 試合後、「勝つつもりだったので悔しい。ミスが多くシュートも打てなかった」(田村・政経2)と悔しそうに話す選手たち。しかし、大事なのは負けた結果をどう捉えるか。気付けたこともたくさんあるはずだ。「使えるカードをもう少し増やさなければいけないと思った」(塚本ヘッドコーチ)、「みんなにボールをもっと回し、自分も得点に絡んでいかなければ」(金丸(英)主将)、「晃輔(金丸)がいないときにもっと自分が得点を取りにいきたい」(川崎)、「ミスを減らしてもっと得点を取って、チームに貢献する」(田村)。第3クオーターまで1部のチーム相手に互角に戦えた。リーグ戦で1部昇格を目指す本学には自信となっただろう。後は、第4クオーターでも足を止めずにどれだけ得点できるかがカギとなる。

 まずは明日のベスト7を決める中大戦。「7位以上にいったことがないのでぜひ勝ちたい。今できるベストを尽くす」と金丸(英)主将。気持ちを入れ替え勝ちにいってほしい。