今季初勝利!!/関東学生春季1部リーグ戦
春季リーグ戦2戦目の相手は法大。初戦の筑波大に敗れ今試合を落とすわけにいかない明大は、試合前半で大量得点を挙げ法大を下した。
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上々の滑り出しも後半に失速 インカレ初戦で散る/全日本学生選手権
ハンドボール 2023.11.05これまでベスト8の壁に阻まれ続けてきた全日本学生選手権(以下、インカレ)。その壁を越えるべく、明大は初戦で大体大と相対した。前半を2点リードで折り返すも、後半は相手のペースにのまれる展開に。関西学生秋季1部リーグ1位の強豪を相手に14点差となる大敗を喫した。 ◆11・4~8 全日本学生選手権(函館アリーナ他)▼11・4 対大体大戦(函館アリーナ)明大25{16―14、9―25}39大体大○ 昨年度はベスト8に終わったインカレ。関西学生秋季1部リーグ戦を制した大体大を初戦の相手に迎えた。僅差のゲームが予想される中、試合は互いに点の取り合いが続く展開で幕を開ける。13分30秒過ぎまで両チームともに6点ずつを獲得する攻防が続く。その均衡を破ったのは明大だった。荒田隼弥(法4=洛北)のセーブで相手のシュートを封じる間に、連続ゴールで4点を決め一気に突き放す。たまらず大体大がタイムアウトを取るも主導権を明大が握る展開は変わらない。「ディフェンスで相手の攻撃を防いで、そこから自分たちの得点につなげることができた」(谷口尊主将・商4=北陸)との言葉通り、明大の理想とするプレースタイルが光った。 しかし、後半は一気に流れが大体大に傾く。連続得点を奪われると、明大の誇るポイントゲッターである小畠来生(営4=氷見)がこの試合2度目の退場。その後も立て続けに得点を許してしまう。4点差をつけられたところで明大がタイムアウトを取るも、相手に傾いた流れは変わらなかった。「後半はオフェンスで崩し切れず、相手がやりたいことをやられてしまった」(加藤良典監督)。ルーズボールやディフェンスの乱れを逃さない大体大の的確な攻撃に苦しめられ、打開策を見いだせないまま無情にも時間は過ぎていく。試合終了30秒前には14点差となる得点を許し、勝利は絶望的となった。最後のチャンスに武良悠希(政経4=北陸)がシュートを放つもゴールネットを揺らすことはできず。会場に試合終了を告げるブザーが鳴り響いた。 4年生にとって、インカレでの敗北は大学競技の生活が終わることを意味する。それでも彼らがチームに残したものは大きいはずだ。加藤監督は「今年度の4年生はそれぞれが役割を持っていた。特に根本光太郎(理工4=市川)はチームに声掛けをしたり、ミーティングを開催するなど谷口のサポートをしており、ハンドボールにしっかり真剣に取り組んでいたと思う」と彼らの普段の姿を振り返った。「いいチームづくりをしていって、僕たちは最後勝つことができなかったので勝てるチームになってほしい」(谷口)。この悔しさは4年生の背中を追いかけてきた下級生が来年度のインカレで必ずや果たしてくれるはずだ。 [松原輝] 試合後のコメント加藤監督――来年度に向けて強化したいポイントはありますか。 「ディフェンスです。やはり今試合も失点が多かったので、まずはしっかりと固められるディフェンスを作れるようなチームにならなければいけないなと思います」 谷口――今試合を振り返っていかがですか。 「前半は自分たちのそのゲームプラン通りに進められて、リードして終えることができました。ただ、後半自分たちの退場などが重なってしまい数的不利の時間帯が増えてしまったところで相手が勝負して仕掛けてきたので、それに対応できなかったです」 荒田――チームの守護神として長年チーム支え続けてきたと思いますが、いかがですか。 「去年から出させてもらっていたので去年の方がプレッシャーはあったんですけど、今年は後輩のプレッシャーをカバーできるような立ち回りを意識してプレーしていました」 川久保拓郎(農4=高知中央)――4年間を通して、学んだことや得たことはありますか。 「大学スポーツってどれだけうまい選手がそろっていても、やっぱりチームスポーツなので全体で戦わないと絶対に勝てないっていう。そういう連携は必要だなと思いました」 ――同期に対して、どんな思いを持っていますか。 「いろんな個性がある同期でした。大好きです(笑)」READ MORE -
猛攻堅守!早大相手に快勝/関東学生秋季1部リーグ戦
ハンドボール 2023.10.01秋季リーグ戦(以下、秋リーグ)の最終戦。春季リーグ戦でも早慶明定期戦でも勝てなかった早大相手にリベンジを果たしたい明大は前半からペースをつかみ、流れを渡すことなく攻め続ける。守備では荒田隼弥(法4=洛北)が安定したゴールキーピングを見せた。後半でも思い通りの試合展開に持ち込んだ明大は、11点差で早大を下し、連勝で秋の戦いを終えた。 ◆8・26~10・1 関東学生秋季1部リーグ戦(明大和泉体育館他)▼10・1 対早大戦(国士大多摩体育館) 〇明大37{19―14、18―12}26早大 序盤は互角の展開に。開始30秒に谷口尊主将(商4=北陸)のゴールで先制すると、2分と3分過ぎには太田隼斗(営3=藤代紫水)が華麗に技あり弾を放ちリードを奪う。秋リーグを通じて出場機会が少なかった太田だが、この日は前半だけで5得点の活躍を見せた。「なんとかチャンスをモノにできて良かった」(太田)。相手にも得点を次々と決められ、なかなか差を広げられなかったが、7分過ぎにはゴールキーパーの荒田が奮起。「苦しい場面でも動揺せず、自分が止めてやるという気持ちで」(荒田)。先週の東海大戦に続き、この日も好セーブを連発しチームに流れを呼び込んだ。前半終了間際には谷口の3連続ゴールで差をつけ、19―14で試合を折り返す。 迎えた後半。優位に立つ明大は果敢に攻め続ける。「受け身になってしまうと相手の思うようなハンドボールをやられてしまう」(加藤良典監督)。好調を維持する谷口と太田の他にも、松中大輝(農4=西南学院)と根本幸太郎(理工4=市川)がそれぞれ2得点を挙げ、点差を二桁まで広げる。守備面では林原空翔(商3=藤代紫水)の好守が光った。後半28分過ぎに細野聖太(政経2=春日丘)が7メートルスローを決めると、ベンチは大盛り上がりに。攻守にわたって相手を圧倒した明大は、37―26で勝利を収めた。 開幕3連敗と苦しい展開から始まった秋リーグだが、それからの6試合は4勝2敗で底力を見せた明大。1カ月後に開催される全日本学生選手権(以下、インカレ)でも、持ち味の粘り強さを発揮してほしい。[李翔恩]試合後のコメント加藤監督――試合を振り返っていかがですか。 「最終戦ということで、順位を一つでも上げようという話をしました。自分たちでディフェンスから流れをつくることができたと思います」――秋リーグ序盤は苦しい戦いが続きましたが、そこで感じた課題を最終戦では修正できたと思いますか。 「試合を重ねるごとに自分たちが修正しないといけないところがディフェンスとオフェンスを含めて良くなっていったので、インカレにつながるゲームができたと思います」谷口――後半は得点差が開きましたが、接戦に比べて余裕を持ってプレーできましたか。 「余裕を持って楽にプレーしてましたが、早大は粘りがあるチームなのでそこからでも追い付いてくるチームだというのは分かっていたので、最後まで手を抜くことなくやりました」荒田――試合前に残留が決まりました。 「もちろん安心はしましたが、自分たちが勝てばいいと最初から決めていたので、あまり気にせずに試合に臨みました」太田――インカレへの意気込みをお願いします。 「今日の試合でチームも自分もすごく自信がついたと思うので、この気持ちを忘れずに優勝を目指して取り組みたいと思います」READ MORE -
秋リーグ3勝目 東海大との重要な一戦制す/関東学生秋季1部リーグ戦
ハンドボール 2023.09.24秋季リーグ戦(以下、秋リーグ)は残り2戦となった。この日の相手は、9位の明大の一つ下につける東海大。結果次第では入替戦も見えてくる絶対に負けられない一戦は、GK・荒田隼弥(法4=洛北)の活躍もあり終始リードし試合を展開。7点差で東海大を下して、秋リーグ3勝目を手にした。 ◆8・26~10・1 関東学生秋季1部リーグ戦(明大和泉体育館他)▼9・24 対東海大戦(国士大多摩体育館) 〇明大32{16―10、16―15}25東海大 絶対に負けられない一戦で活躍が光ったのはGKの荒田だ。窮地の場面でも好セーブを連発し、チームに勢いをもたらす。「流れを持っていかれそうな場面があっても、自分が止めることで流れを変えられると思っていた」(荒田)。開始5分に尾谷浩希(法3=愛知県私立愛知)が、9分過ぎには谷口尊主将(商4=北陸)がそれぞれ2連続で得点するなど、明大ペースで試合は進み、6点差をつけて折り返した。 迎えた後半。先週の法大戦では前半で5点リードしながら逆転負けを喫しており、今試合も状況は同じだった。しかし「点差はあるけど、気にせずやろう」(谷口)「後半からは0―0という気持ちでやっていた」(川久保拓郎・農4=高知中央)と反省を生かし、後半に臨んだ。7分40秒過ぎに速攻からファールをもらい、7メートルスローを獲得。任された川久保がしっかりと決め、点差を8点に広げる。林原空翔(商3=藤代紫水)は素早いボール回しから反転してシュートを決め、明大は得点を量産。20分40秒過ぎにはまたも7メートルスローを獲得する。ここでも任され、位置についた川久保は何とゴールに指をさし〝予告〟。「自信があった。俺が決めてやるぞっていう気持ちが強かったのでプレッシャーもなかった」(川久保)。放ったボールは弾丸のようなスピードで、ゴールネットの左隅に突き刺さった。その後も明大はリードを一度も許すことなく、試合は終了。32―25で勝利を収め、3勝目を飾った。(写真:7メートルスローで〝予告〟する川久保) 来週には最終戦・早大戦が控える。「最後しっかり自分たちのプレーをして勝ち切りたい」(谷口)。11月の全日本学生選手権に向けて、いい形で秋リーグを締めくくってほしい。 [末吉祐貴] 試合後のコメント谷口――ご自身のプレーを振り返ってみていかがですか。 「ディフェンスで相手に抜かれてしまったり、オフェンスでも簡単なミスをしてしまったので、来週に向けて修正していこうと思います」 ――試合前のチームの雰囲気はいかがでしたか。 「チームの雰囲気もいい状態で試合に臨めていたと思いますが、練習でできたことがあまり発揮できませんでした」 荒田――今日は負けられない試合でしたが、いかがでしたか。 「入替戦の可能性もあって、チーム全体緊張の中でやったのですが、気持ちでカバーできるように声出しだったりプレー以外のメンタル部分を意識しました」 川久保――チームとしての課題はどこですか。 「まだまだ速攻のバランスだとか、流れのつくり方を変えないといけないと思います」READ MORE