(3)久米勇紀 さらなる飛躍を目指して

硬式野球
(3)久米勇紀 さらなる飛躍を目指して


 「一番満足できたリーグ戦」と語るように、今春久米は4本柱の名に恥じない大活躍を見せた。昨年までは先発もこなしてきたものの、今春はリリーフに専念した。全10試合中8試合に登板し、タフネスぶりを発揮。特に久米自身が印象に残ったと言う慶応2回戦では、今リーグ戦最長となる6回を投げて見事勝利投手。リーグ戦を通じて安定した活躍を見せ、防御率2.66と好成績を残した。これらの活躍が認められて、日米大学野球日本代表候補、プレ五輪代表候補に選ばれる。
 8月に高森で行われる合宿での課題は、「まずは下半身強化。そして、ストレート、落ちる球の精度を磨くこと」。特にストレートに関しては、「自分は直球で押すのが持ち味なので、勢い、迫力がある投球を秋では見せたい」と自らに課す課題は尽きることがない。
 夏合宿を越えた後に迎える秋季リーグ戦。これが久米自身最後のリーグ戦となる。「絶対に優勝して喜びをみんなで分かち合いたい」と4年間の集大成として7季ぶりのVを誓った。

◆久米勇紀 くめゆうき 農4 桐生一高出 177㎝・73㎏ 右/右 投手

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