日頃の練習の成果を発揮/第48回全国学生合気道演武大会

合気道
1999.01.01
 爽やかな秋空のもと、日本武道館で今年も開催された全国学生演武大会。合気道という競技にはなかなかなじみのない人が多いだろうが、毎年合気道人口は増加している。今年の10月には国際大会が開催され、国内から約800人、海外から約700人合わせて1500人の愛好者が集まった。着実に合気道は普及している。

 今回の大会は全国各地から約80校の合気道部が集結。そんな中、本学はトップバッターという大役を任せられた。柳橋主将は「緊張するけれど、最初の演武と
いうことは、みんなが1番見てくれる時なのでやりがいがあります」と語った。
 
 大きな和太鼓の音が武道館中に響き渡り、演武が始まると会場の空気は一気に張り詰めたものとなった。武道館を独特の雰囲気が包む。合気道は2人1組で型
を披露する競技。本学の演武者6人は3ペアに分かれ、それぞれ横面打ち、片手両手取り、後ろ両手取りという型を堂々と披露した。
 
 演武を終えた部員に話を聞くと「あっという間に演武は終わってしまった。相手と呼吸を合わせて演武するのはやはり難しい。まだまだ練習が必要だ」(柳橋主将)。「緊張したが、畳の上に立ったら気持ちが切り替わった。大会のための練習というよりは日々の練習の積み重ねを大切に上達していきたい」(西村・文3)と今後の練習にさらなる意欲をみせた。本学は週に5日の練習を行なっている。部員一人一人の日頃の努力がこのような素晴らしい演武につながっていることは間違いない。合気道部のさらなる活躍に期待が懸かる。