(1)頼れる勝ち頭――浦野慈生

空手
 試合が始まると、普段の寡黙な雰囲気は一変する。気迫がこもった攻撃で相手を圧倒し、立て続けにポイントを奪う。本学でも1、2を争う実力で、今季は大将を務めることも多い浦野。そんな彼が空手を始めたのは保育園の時、「始めたきっかけはドラゴンボールのかめはめ波を打ちたくて」と語る。時折見せるおちゃめな一面も彼の魅力の一つだ。そこから彼の空手人生が始まった。

 高校では名門世田谷学園高に進み、空手の才能が開花。また、そこで今の同期でもある稲主将(法4)、松本(政経4)とチームメートとして一緒に活躍し、母校をインターハイ連覇へと導くなどその才能をいかんなく発揮した。

明大空手部で得たもの

 「強豪校に行くよりも自分でいろいろ決められると思って明治に入った」。他校に比べて選手の自主性を重んじる本学空手部。浦野はそこに魅力を見いだした。「自分から練習しないとうまくなれない。この部にいると何事も自分次第ですね」、自らをさらに厳しい状況に置き、努力を怠ることはない。

 空手に明け暮れる大学生活。練習はつらくないかという問いには「やっぱり空手が好きなので、つらいとか思ったことはあまりない」とぶっきらぼうに答えた浦野。辞めたいと思ったこともないという空手は彼にとってすでに生活の一部になっているのだ。

 また、照れながらも「良い仲間に恵まれた。みんな大好き。同期で良かった」と同期への思いを語ってくれるなど熱い思いも秘めている。

インカレに懸ける思い

 「入学した時から今まで全日本で勝つことだけを目標にしてきた」。4年間の集大成となるだけに今大会に懸ける思いはひとしおだ。「この大会を一番の思い出にする」。このままでは終われない。4年間の思いがこもった最後の戦いがついに幕を開ける。

◆浦野慈生 うらのよしき 農4 世田谷学園高出 181cm・83kg


☆次回予告☆
第2回は、11月15日、主務として、選手として部を支えた縁の下の力持ち、松本康弘(政経4)選手です。



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