(3)七ツ石山(ななついしやま)

ワンダーフォーゲル
(3)七ツ石山(ななついしやま)



 合宿を通しさまざまな山を登ってきたワンダーフォーゲル部。部員さんはみんな山をこよなく愛しています。そんなワンダーフォーゲル部の部員さんに毎月おすすめの山を紹介してもらいます。

 全員が一般入部の部員さんなので、山登りの経験がない、または少ないあなたでも楽しく登れる山を紹介してくれます。これを参考に、山登りで自然と触れ合い、心も体もリフレッシュしてみては?

~今月のお山~
七ツ石山(ななついしやま)
 ――初心者でも登れます。鹿に会えるかも!?

~紹介してくれる人~
吉澤悠介主将(文3)

七ツ石山の歴史と由来


 七ツ石山は山梨県丹波山村にあり、標高1757.3mの大きな山である。雲取山から南東に向かう尾根上にあり、関東山地の一角を成している。地質は石灰岩である。また、山梨県では雲取山、三頭山、槙寄山などとともに最も東方にあり、東京都との境界線上にある。

 山名の由来は山頂付近に石灰岩の岩塊があり、そこから発して七ツ石神社が祀られたためと伝えられている。『武蔵通志』によると、「大雲取山。西多摩郡氷川村ノ西北ニアリ。……南ハ小雲取山……北ハ秩父郡西ハ甲斐北都留郡ニ界ス唐松谷峰……山南七巨巌駢立シ(並び立つの意)下ニ七石社アリ、甲斐丹波山村之ヲ七石山ト称ス……」とある。

おすすめプラン!

鴨沢バス停(JR奥多摩駅から鴨沢西行きバス)

※道は広く、歩きやすいため、初心者でも大丈夫。歩いている間によく登山者とすれ違う。それだけ多くの人に親しまれているのだ。1時間に1回、休憩を取りながら、上りは5~6時間、下りは5時間弱歩く。平らな場所が多いため、休憩場所は見つけやすい。

七ツ石小屋

※ここで休憩。小屋は有料だが使うことができる。外でテントを張れば5~600円、中で泊まるには3000円かかる。この付近で野生の鹿に!山頂まであと約1時間。

山頂
※山頂西側の景色が格別だ。富士山や東京最高峰の雲取山を見渡すことができる。道中ではあまり見るものはないが、山頂の景色は日帰りで来られる山としては絶好スポット。逆に、頂上だけを目指して登れるので達成感も抜群!

ワンダーフォーゲル部に入部したきっかけ


 大学に入って何をしようかは決めていなかった吉澤。そんなときにワンダーフォーゲル部の勧誘を受け、部の雰囲気が良かったから入ったとのこと。しかし、もう少し詳しく聞いてみると、「新歓ハイクに行こうと思っていたが、寝坊して行けなかったんですよ。でも、その後打ち上げがあると言われて参加したところ、そこでの部の雰囲気が良かったから入ったんです」という面白いエピソードがあった。

 さらに、吉澤が入部を決めたのにはもう一つ理由があった。高校時代、ラグビー部に所属していた吉澤。「競技部みたいに出れる選手が限られない、みんなでできるのが良いと思った」というワンゲルならではの良さを早くも見出していた。

七ツ山での思い出のエピソード

 5月の新人養成合宿で行った七ツ山。この合宿は新入生にとっては初めての合宿。また、それまで吉澤たち3年生が指導してきた2年生が新入生を迎えて教える立場になっいて「成長したな」と感じられるものだった。2日目は晴れて「富士山が見えたのが良かった」という。また、小屋で休憩したときに、野生の鹿が近寄ってきたそうだ。山で鹿に出会うのは「あまり珍しくない」らしく、鹿も人に慣れている。触れたりはせず、温かく見守るのが部員の優しさだろう。

あこがれのお山

 吉澤が一度は登ってみたいとあこがれるのは、北海道の一番北にある利尻富士である。利尻山、利尻岳とも呼ばれる。利尻島にあり、標高は1,721m。吉澤はこの山を写真で見て惹かれたそうだ。その写真は「海から本当に富士山が出ているようで、すごい印象に残ってます」と、吉澤はうれしそうに語った。「いつかは登りたい」という言葉に、彼の山が好きだという気持ちが伝わってきた。海の富士山を是非見てほしい。

◆吉澤悠介 よしざわゆうすけ 文3 水戸一高出 175cm・84kg


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