(1)菰釣山(こもつるしやま)
全員が一般入部の部員さんなので、山登りの経験がない、または少ないあなたでも楽しく登れる山を紹介してくれます。これを参考に、山登りで自然と触れ合い、心も体もリフレッシュしてみては?
~今月のお山~
菰釣山(こもつるしやま) ――静かな山歩きを楽しみたい方におすすめ!
~紹介してくれる人~
杉山文啓主将(政経4)
菰釣山の歴史と特徴
菰釣山(こもつるしやま)は丹沢山地西部(西丹沢)に位置する山。ブナ林に覆われ、どっしりとした存在感を放つ。神奈川県山北町と山梨県道志村の境に位置し、標高は1348m。アクセスがよく、気軽に山登りが楽しめる。週末になると多くの人でにぎわう表丹沢と違い、人も少なく深山幽谷の気配を残す。
また、西丹沢は歴史的にも甲斐武田氏と相模北条氏の国取り合戦の舞台となった場所であり、古来交通の要所となっていた地である。菰釣山はそんな西丹沢の盟主でもある。
おすすめプラン!
大滝橋(山北町、山北駅からタクシーで40分)
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※大滝橋~畦ヶ丸山間は大滝沢沿いでは雨天時の増水に注意!
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畦ヶ丸山
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菰釣非難小屋(誰でも利用できる無人の山小屋)
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山小屋はできたばかりでとてもきれい、真新しい木の匂いの中で快適に過ごせます
この間の東海自然歩道は歩きやすく、静かな山歩きを楽しめます!
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菰釣山
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山を覆うブナ林、秋には紅葉も楽しめます
山頂にあるケルン(※1)は樹林に囲まれていて、霧がかかっている時などは特に幽玄的
歴史にも触れながら、静かな山歩きを…
富士山の展望が良好!
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山中湖
※1 山頂や登山路に、道標や記念として石を円錐形に積み上げたもの
ワンダーフォーゲル部に入部したきっかけ
杉山の両親は大学時代ワンダーフォーゲル部に所属していた。そのため、幼いころからワンダーフォーゲルというものについてよく聞かされていたそうだ。「大げさに言うと、大学とはワンダーフォーゲルなんだと思っていた」と彼は言う。
そして大学入学当初、どの部活・サークルに入ろうかと迷ったときに浮かんだのは両親の話。もともとアウトドアに興味を持っていた彼は「両親の話でワンダーフォーゲルを知っていたから」とワンダーフォーゲル部入部を決めた。
菰釣山での思い出のエピソード
この山は杉山が班のリーダーとなって初めて企画した山であった。その時は天気が悪かったが、道は歩きやすく快適な山歩きができ、山小屋ではラジオを聞きながら談笑するなど登っている時とはまた違った楽しい時間を過ごすことができたという。
また、近くに住むコーチが山に登り山小屋で温かいコーヒーを用意して待っていてくれ、「雨で冷えた体に染み入りました」とその優しさはコーヒーの温かさと共に深く身に染みて感じられたそうだ。
あこがれのお山
杉山が一度は登ってみたいとあこがれるのは、日本最高峰・富士山。「静岡県民として一度は登ってみたいと思うし、日本で一番高い所にいるという感覚を味わいたい」
◆杉山文啓 すぎやまふみひろ 政経4 藤枝東高出 173cm・56kg
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