総合力で5位入賞/全日本学生夏季競技会
今年も待ちに待った夏季インカレの季節がやってきた。全日本学生スキー連盟夏季競技会とは、関東圏のスキー部が集まり日々の練習の成果を競う陸上競技大会である。この大会は、冬に向けての体力づくりがうまくいっているのかを測るバロメーターとなっている。各大学の意地とプライドがぶつかり合い、今回は例年以上の盛り上がりを見せた。
勝負は開会式の前から始まっている。本部の前で各大学の1年生が、自分たちの部旗をどれだけ高く掲げることができるかを競い合う。地味な戦いに見えるが部旗は予想以上に重く、体力と精神力そしてプライドが試される1年生の「登竜門」となっている。
最初に行われた競技は100m競争。明大の選手が次々と予選敗退していく中、たった1人準決勝まで進んだ1年生の丸山(政経1)。1年生とは思えない脚力で強豪校にも劣らないスピードを見せた。惜しくも決勝進出はならなかったが、冬での大活躍を予感させる結果となった。
そして、この大会の一番の花形競技は、なんといっても駅伝である。明大Aチームは山田(政経1)や早坂(政経2)などの下級生を中心としたチーム編成ではあったが、他学に最後まで食らいつき7位という成績を収めた。下級生の台頭がチームにどれほど影響を及ぼすのか、冬のインカレが楽しみである。
トリを飾る競技は男子1600mリレー。ここでも下級生の活躍が目を引く。長井(政経2)などの1、2年生を中心とした明大のAチームは後続に大差をつけ、余裕の予選1位通過を決める。しかし、本選では1位まであと一歩及ばず悔しい準優勝となってしまった。だが昨年を大きく上回る結果を残し、「ウエイトなどの自主練習が結果に結びついた。来年は優勝を狙う!」と笑顔を見せた。
結果として総合5位と大健闘した明大スキー部。今大会での下級生の活躍は部にとって良い追い風となるだろう。「夏を制すものが冬を制す」。この夏の下級生のさらなる頑張り次第では、インカレ上位入賞も夢ではない。
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