1年生の激走でリレー3位

スキー
1999.01.01
 全国の強豪スキー部が集まり陸上競技で順位を争う夏季競技会。1年生7人が加わり選手層が厚くなった本学は、部員も「目標は優勝」(長井・政経1)と、例年以上の盛り上がりを見せた。
 始めの競技は「食いしん坊万歳」と呼ばれる障害物競走。第1走者がまずバットに頭を付けて10回回るグルグルバットをしてから、菓子パンを食べる時間を競う。続く第2走者はポイントまで走り、野菜ジュースなどの1Lペットボトルを飲む時間を競った。第3走者はクッキーを食べ切る時間を競い、第4走者は洗面器いっぱいになった小麦粉の中から口でマシュマロを探し出し、再びグルグルバットをしてからゴールテープに向かって走り抜ける。第1組の本学は第1走者である早坂(政経1)がトップを独走し、続く鈴木(政経1)・長井も好走を見せ、最終走者の佐藤(政経3)が他のチームを大きく突き放して1番にゴールした。結果3位という好成績を残し、チームは午後の駅伝に勢いを付ける。
 
 次の競技の男子駅伝では、本学は1年生が8人中5人出場。大竹(政経1)や早坂(政経1)等が奮闘し、結果は7位と予想以上に健闘した。
 
 最後の競技は毎年1番の盛り上がりを見せる男子1600mリレー。予選では長井・虎尾(政経1)・下司(政経2)・中村(政経4)からなるAチームが2位に大差を付けてゴールし決勝に進む。Bチームは第1走者の阿部(政経1)がトップになるも、その後走者がゴールまで守り切れずに予選敗退した。決勝戦では、駅伝にも出場していた下司が力走するなど4人全員が奮闘し結果は3位だった。
 今大会はクロスカントリー部門の1年生がどの種目においても好走するなど、チームに貢献した。チーム全体としては部員が増えたことに加え、下級生の活躍で競争心が芽生え、これからのチームの成長につながるはずだ。明大スキー部の冬に期待が懸かる。
☆スキー部アラカルト☆

 6月30日、部員全員の意識を統一するため定期的に開催される東京合宿の締めくくりとして開催された、井の頭マラソン。今大会の活躍を裏付ける1年生の活躍が見られた。
 

 早朝5時すぎ、黙々とアップを続ける選手たち。日ごろの練習の成果を試すためにも、その表情は真剣そのものだ。
 
 初めにスタートを切ったのは、アルペン部門。15分のインターバルを置いて、純飛躍部門、次いでクロスカントリー部門の選手たちが軽快に走り出す。このマラソン、注目は何と言ってもクロスカントリー勢だ。今年から4人の1年生が加わり、一番の大所帯となったクロスカントリー部門。「1年生の調子がいい。下からの追い上げはいい刺激になる」(阿保主将・政経4)。

 レース終盤、そのクロスカントリー勢が本領を発揮。30分もの差を見る見るうちに縮め、アルペン勢を追い抜く快走を見せた。結果、クロスカントリー部門を1位でゴールした早坂(政経1)は、「いつもこのくらいの距離は走ってます。結果はまあまあですね」と、頼もしいコメント。今大会の活躍も日ごろの練習の成果と言える。