法大下し4年ぶりリーグ制覇! 最終戦を前に決着/関東大学リーグ戦

アイスホッケー 2023.11.26

 ファイナルリーグ2戦目の相手は法大。この試合に勝てば優勝が決まるという状況の中、序盤からトップギアで攻め続ける。開始3分でFW大竹広記(営3=白樺学園)が先制点を挙げると、そのまま攻めの姿勢を崩さず。第2P中盤までで5点差と試合を決定付けた。4セット目まで全員が試合に出場し、昨年度から受け継いだ〝総合力〟を存分に発揮した明大。最終戦の東洋大との試合を前に、4年ぶり38度目の関東大学リーグ戦(以下、秋リーグ)優勝を手にした。

 

◆9・2~11・26 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼対法大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

○明大8{2―0、3―1、3―1}2法大

 

 「今まで全勝できていたので、全員が自信を持って余裕がある中で戦えた」(DF朝比奈大心・営1=埼玉栄)。セカンドリーグから唯一の全勝を貫いている明大。セカンドリーグ2位の東洋大が明大戦以外で勝ち点を落としたことが影響し、この試合に勝てば優勝が決まる。そのような期待と重圧を背負いながらも、序盤から法大を圧倒した。

 

 「絶対に落とせない大事な試合だったので、立ち上がりからしっかり足を動かすことを意識した」(FW井口藍仁・商2=埼玉栄)。これまでは序盤の失点などで苦しい立ち上がりになることも多かったが、リーグ戦を通して徐々に克服。今試合ではスタートからルーズパックへの反応や味方のサポート、相手選手への寄せや戻りの速さなど、攻守を含め全ての面で法大を上回った。第1P開始3分には、コーナーからゴールへ仕掛けた井口のこぼれ球を大竹が流し込み先制。16分にもDF福田琉太(営2=白樺学園)のロングシュートから出たリバウンドを大竹が押し込み2連続ゴールで流れを引き寄せた。

 

 第1Pは明大のシュート数20本に対し、法大は4本と一方的な展開となったものの、第2P序盤にFW丸山詳真主将が10分間、三浦が2分間のペナルティで退場。この試合初めてのピンチを背負う。それでも「チャンスだと思って上がったら、純門さん(FW亀本・文3=白樺学園)からのパスがいい所に来た」(朝比奈)とカウンターで朝比奈が追加点。主力FWが欠けた状態でも、ポジション関係なく得点を狙える〝総合力〟の高さを示した。その後はFW三浦稜介(政経4=駒大苫小牧)のノーマークやFW佐々木宥弥(政経3=武修館)のリバウンドゴールなどで5―0。第3Pも大竹の今大会2度目のハットトリックを含め、さらに3点を追加しランニングタイムへ。時計が止まらずに試合が進む中、ついに試合終了のブザーが鳴り4年ぶりとなる明大の優勝が決まった。

 

「あまり実感が湧かないけど、優勝できてうれしい」(三浦)。昨年度は惜しくも逃した秋リーグでの優勝を決め、選手たちからは笑みがこぼれた。しかし、4年ぶりの快挙にもかかわらず選手たちの喜びは控えめなものであった。「まだ東洋大戦が残っているので、全勝優勝できるように気持ちを切り替えて臨みたい」(朝比奈)。優勝は果たしたものの、最大のライバル・東洋大との最終戦を勝たずして王者は名乗れない。〝常勝明治〟とも言われた当時の面影が徐々に輪郭を帯びる今、最終戦を勝って最高の笑顔で締めくくることができるか。今後のチームを左右する分岐点に立たされている。

 

[倉田泰]

 

試合後のコメント

三浦

――ご自身のプレーはいかがでしたか。

 「第1Pは足が重いというか、ふわふわしていてパックも手に付かなかったのでどうしようかと思ったんですけど、インターバルの間に気持ちを切り替えて第2P以降はいい感じで臨めたので、それが得点にもつながったのかなと思います」

 

――最後は東洋大戦です。この前の勝利で手応えは感じましたか。

 「手応えはあったといえばあったんですけど、実力的には東洋の方が全然上だと思っているので、セカンドリーグで勝ったからとはいえ気を抜かないで全勝優勝に向けていい試合ができたらなと思います」

 

小森佳介(文4=釧路江南)

――試合前の緊張感はいかがでしたか。

 「いつも通りにやったら勝てる相手だったし、キャプテンの丸山が少し緊張していたかなというくらいです」

 

――優勝が決まってもあまり皆さんで喜んでいなかったのはなぜですか。

 「翌日に東洋大戦があって全部終わってからみんなで喜ぶって感じなので、オンオフつけて終わったらみんなで騒ぎたいなと思います」

 

大竹

――ハットトリックは意識していましたか。

 「正直意識はしていたんですけどチームの勝利のことを優先していたので、意識しないようにはしていました。最後丸山さんと井口からパスがつながって、いい形でフリーでパスが来たので、あとはたたくだけで決めることができて良かったです」

 

――東洋大戦に向けて意気込みをお願いします。

 「東洋大戦は出だしや第1Pが大事だと思います。次も最初から足を動かして、第1Pは0―0か1―0で勝てたらいい流れになるのではと思います」

 

井口

――チアや応援団がいたことについてはいかがでしたか。

 「あまりアイスホッケーはそういう応援が来ないので、来てくれるだけでもうれしいなと思います」

 

――優勝が決まった心境はいかがですか。

 「昨年度の秋リーグを逃していて、そこをしっかり今年度優勝できたので良かったと思います」

 

朝比奈

――ケガ明けで出られない試合が続いて、ベンチではどのように感じていましたか。

 「かなり自分のプレーの質が落ちてしまったので、ベンチでドアマンなどできることを頑張ろうと思っていました。あとはプレーを見て学んで、いつでも出られる準備はしていました」

 

――いきなり1セット目での起用についてはいかがでしたか。

 「阿部さん(DF颯・法2=釧路江南)が退場した東洋戦の次の日に、出場停止になるかもと監督やコーチから聞いていたので、そこから準備はしていました」


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