
3時間半の熱戦制す! 鈴木渚が決勝の舞台へ/関東学生選手権6日目
関東学生選手権(以下、夏関)6日目に登場した鈴木渚左主将(国際3=野田学園)。監督陣や女子部のメンバーに見守られながら準決勝の舞台で躍動した。第1セットは落とすも、第2、3セットは前に出るプレーで得点を重ね、大学公式戦自身初の決勝進出を決めた。
◆11・13~20 関東学生選手権(大宮けんぽグラウンド他)
▼11・19
[女子シングルス準決勝]
○鈴木 2{4―6、7―5、6―3}1 齋藤(早大)
【女子シングルス準決勝:鈴木VS齋藤優寧(早大)】
明大対決から一夜、コートを大宮から立川の日大コートへ移して行われた夏関準決勝は序盤から激しいラリーが続く。ゲームカウント1―2で迎えた第4ゲームは互いに磨き抜かれたコントロールを武器に点を取り合う展開も「どんどん攻撃されて、あと少しのところで取り切れなかった」。2度のジュースをモノにできずブレークを許す。しかしそこからクロスへの鋭いショットなどでポイントを重ね3ゲーム連取し逆転に成功。流れは鈴木に傾いたかと思われたが、全国屈指である関東地区の相手は一筋縄ではいかない。ゲームカウント4―3とリードしていたが、第8ゲームに再びブレークを許すと今度は相手のサーブに対応できず。今度は相手に3ゲーム連取され、第1セットを4―6で落とした。
第2セットは「ポジションを下げないように、前で打つと決めていた」。その言葉通り積極的に足を動かし前へ出るスタイルに切り替えることで、相手の強打にも打ち負けず対応。さらに正確なクロスへのフォアハンドで5度のジュースを制し、第1ゲームからブレークに成功した。その後も安定したサーブやバックストレートで得点を重ね、ゲームカウント5―2まで持っていく。このセットは圧倒したかに思われたが「夏はリードしていても追い付かれることが多かった」とあと1ゲームを決め切ることができず5―5まで追い上げられてしまう。その後互いにゲームを奪い合いタイブレークに突入。しかしここから「切り替えができた」。強烈なサーブから破竹の勢いで7ポイント連取し7―5でこのセットを奪った。
お互いに絶対に落とせない最終セット。気温が上がる中、試合時間はこの時点で既に2時間を超え、体力的にもつらい状況に。それでも今年度多くの試合を乗り越えてきた鈴木は一味違う。強烈なサーブと左右へのストロークで1点も取らせることなく第1ゲームを先取。2―1で迎えた第4ゲームは「スピンとスライスをうまく使って」相手の体勢を崩すと、逃さずスマッシュを決めブレークを果たした。その後も得意の「少しでも甘く入ったら前へ」のプレースタイルでミスを誘い、ゲームカウント5―1と差を広げる。試合は決まったと思われたが、ここから相手の粘りで決め切ることができない。カウント5―3まで追い上げられるも「自分もくじけることなくもっと頑張ろう」とさらにギアを上げた鈴木。第9ゲームも速いラリー戦が続く中、冷静さを失うことはなかった。わずかなチャンスを見極め、見事なクロスで得点を奪う。最後は疲れ知らずの鋭いサーブで相手にボールを返させず試合終了。3時間半の熱戦を制し、大学公式戦自身初の決勝へ駒を進めた。
試合後、緊張がほどけたように笑顔を見せた鈴木。決勝に向けては「自分のやってきたことを信じて戦うだけ」と力強く語った。鈴木、そして今年度で創部20周年を迎える女子部初の優勝なるか。女子部の悲願は新主将に託された。
[高橋佳菜]
試合後のコメント
鈴木
――第3セットは相手の追い上げがありましたが、どのように対応しましたか。
「相手の調子も良くなっていたので2ゲームは取られてしまいましたが、5―3の時に自分も引かないで気持ち強くいくことができたのでそれは良かったです。その先に展開することを意識してやっていました」
――終盤、相手が強打で攻めてくる中で冷静に見えましたが、いかがでしたか。
「相手も最後まで諦めないよなと思ってて、ずっとやってきた相手で強さも知っていたので、そこは自分もくじけることなく逆にもっと頑張ろうというつもりでやっていました」
関連記事 RELATED ENTRIES
-
鈴木渚左が準優勝 明大女子4年ぶりの快挙達成で夏関閉幕/関東学生選手権7日目
硬式庭球 2023.11.21ついに最終日を迎えた関東学生選手権(以下、夏関)。女子シングルス決勝戦が行われ、鈴木渚左女子部主将(国際3=野田学園)が準優勝に輝いた。明大女子4年ぶりの快挙で、7日間もの熱戦に幕を下ろした。 ◆11・13~20 関東学生選手権(大宮けんぽグラウンド他)▼11・20[女子シングルス決勝]鈴木渚 0{1―6、5―7}2 沼野(亜大)〇 【女子シングルス決勝:鈴木VS沼野菜海(亜大)】 悪天候のなか迎えた決勝の舞台。大学公式戦にて自身初となる決勝進出を果たした鈴木は「自分のやってきたことを信じてやるだけ」と冷静沈着に大一番に挑んだ。しかし「風が強すぎて何が何だか分からなくなってしまった。自分がポイントを取れているときと取れていないときの把握ができていなくて、自分のプレーができなかった」。第1セットは吹き荒れる強風に苦しめられ、1―6で落としてしまう。 トイレットブレークを取り、切り替えて臨んだ第2セット。第1ゲームをブレークし、続く第2ゲームもキープに成功する。「後悔しないようにやろうって決めていて、プレーに迷いがなくなった時はポイントが取れた」。強風に対処しながら、確実にチャンスをモノにしていく。試合は拮抗(きっこう)し、4―5で迎えた第10ゲーム。マッチポイントを握られるも、攻めの姿勢を失わず、見事なボレーで相手のスキをつく。そのままこのゲームを獲得し、巻き返しを図るも2ゲームを連続で落とし5―7で敗北。明大女子史上(創部)初となる頂点の座はまたもお預けとなった。 「(今大会全体を通して点数をつけるとしたら)65点。最後の最後この決勝で自分の全部を出し切れなかったことがすごく悔しい」。リーグ戦後代替わりを迎え、新主将として挑んだ今大会で快挙を成し遂げた鈴木。しかし、準優勝という結果に満足せず、決勝で実力を発揮できなかったことに唇をかんだ。ここで味わった悔しさがキャプテンとしてもチームのエースとしても彼女を強くさせるに違いない。「インカレインドア(全日本学生室内選手権)では優勝したい」。次なる舞台でリベンジを誓った。 同大会で創部史上初の男女ダブルス準優勝を果たした昨年度に続き、今年度も女子シングルス準優勝と、活躍を見せた明大硬式庭球部。しかし、女子シングルス以外はベスト16敗退となり、悔しさをにじませた選手も多かった。次戦は全日本学生室内選手権が控える。選手たちは今大会を足掛かりにさらなる上位を目指し、鍛錬に励む。 [井手満菜] 試合後のコメント鈴木――7日間の夏関を振り返って、成長できた点を教えてください。 「準決勝では追い詰められた状態から追い上げることができたし、精神的にもタフな試合があったんですけど、自分の強みをどんどん出していくことはできたのかなと思います。どんな時も諦めないことだったり、サーブが前より良くなっているなとは感じます」 ――主将に就任して何か変わったこと、また主将としての意気込みを教えてください。 「やはり自分のことだけではなくて、みんなのことも考えてやらなくてはいけなくて、考えることがすごい増えましたし、負けられないっていうプレッシャーもすごい大きくなっていると感じます。私が結果をこうやって残して、みんなにも『私たちもできる』っていうふうに思ってもらえるようにこれからももっと頑張るし、王座(全日本大学対抗王座決定試合)優勝を目標に頑張っていきます」READ MORE -
明大対決は鈴木渚左に軍配! ベスト4入り果たす/関東学生選手権5日目
硬式庭球 2023.11.18関東学生選手権(以下、夏関)5日目。雨天による順延を挟み、女子シングルス5回戦が行われ、女子部主将の鈴木渚左(国際3=野田学園)と丸山愛以(商2=四日市商)の明大対決が行われた。激戦の末、鈴木渚に軍配。ベスト4入りを果たした。 ◆11・13~19 関東学生選手権(大宮けんぽグラウンド)▼11・18[女子シングルス5回戦]○鈴木渚 2{6―2、6―4}0 丸山(明大)丸山 0{2―6、4―6}2 鈴木渚(明大)○ 【女子シングルス5回戦:鈴木渚左(国際3=野田学園)VS丸山愛以(商2=四日市商)】 ベスト4を懸けた明大対決を制したのは、女子部主将の鈴木であった。「(丸山と)当たると決まった時からすごく緊張していたが、いつも通りの自分のプレーをできるように心がけた」(鈴木)。流れが変わったのは第1セット、互いにサーブゲームをキープした状態で迎えた第3ゲーム。ジュースにまでもつれ込む両者譲らぬ展開で、積極的な攻撃が光り、丸山からブレークを奪う。勢いに乗った鈴木は、その後も低めのスライスボールや力強いサーブで得点を重ね、第1セットをゲームカウント6―2で制した。一方「相手に対する苦手意識が出た」という丸山はサーブミスが続き、理想とするプレーができず、このセットを終えた。 第2セットも鈴木が主導権を握りスタートする。伸びのあるストロークで第1、2ゲームをラブゲームで手にすると、その後も勢いそのままに2ゲームを連取しゲームカウントは4―0に。そのままセットを獲得するかと思われたが、丸山も黙ってはいなかった。持ち前の強烈なフォアハンドを武器に得点を奪うと、続くチャンスボールを着実に決めゲームをキープする。その後も俊敏な動きで必死に食らいつき3ゲームを連取。ゲームカウントは4―4と、試合は振り出しに戻った。「引かないで、ちゃんと前に入って打っていこうということだけを決めてプレーした」(鈴木)。追い込まれた鈴木は、第9ゲームで緩急をつけた打球を駆使しブレークに成功。続く第10ゲームでは、強烈なサーブで圧倒しゲームカウント6―4で第2セットを制した。 「目の前の1試合を大切に、優勝を目指して頑張りたい」(鈴木)。目標までの勝ち星はあと二つ。強気のプレーで挑み続ける。一方、丸山は次なる舞台である全日本学生室内選手権(以下、インカレインドア)へ向け、自身の課題へと真摯(しんし)に向き合う。 大会5日目を終え、残るは女子シングルスの鈴木渚のみとなった明大。大会6日目には女子シングルスの準決勝が予定されている。目標の優勝に向けて目の前に1戦に集中し、必ずや勝利をつかみ取ってみせる。 [髙橋未羽] 試合後のコメント鈴木渚――第1セットで決め手となったゲームやプレーはございますか。 「ゲームカウント1―1のときのリターンゲームでブレークすることができたので、そのゲームです。長いジュースが続きましたが、そこで取り切れたことがカギになったのかなと思います」 ――準決勝に向けて意気込みをお願いします。 「高校時代は地方が一緒で結構やっていた相手なのですが、大学生になって一番最初の対抗戦以来戦っていない相手です。今大会調子も上がってきている選手なので、 自分の今できることをやっていきたいです」 丸山――第2セット、切り替えができた要因は何かありますか。 「序盤メンタルが崩れていて、いつもノートを取るようにしているんですけど、そこで自分でも前半良くなかったところをしっかり分析できていました。今までの試合もそうなんですけど、チェンジコートでの頭の切り替えとして、ノートに書いて、文字にして、頭の整理をするようにして、後半は前半の良くなかったところを見直せたかなと思っています」 ――夏関全体を通して振り返っていかがですか。「1回戦から今日が5回戦で、勝った4回の試合は、自分の中で冷静に試合が進められていました。いつもなら気持ちでブレる部分が大きかったのですが、冷静に一戦一戦臨むことができて、勝ち進められたので、去年と同じベスト8という結果ですが、まずは現状維持という感じで、少しはほっとしています。またすぐにインカレインドアがあるので、そこで去年は1回戦負けだったので、その結果を超えられるように、練習していきたいです」READ MORE -
女子シングルス2人を残し、明大勢の大半がベスト16で終戦/関東学生選手権4日目
硬式庭球 2023.11.17関東学生選手権(以下、夏関)4日目。男女シングルス4回戦と男女ダブルス3回戦などが行われ、ベスト8を懸けたハイレベルな戦いが繰り広げられた。試合の結果、明大勢は女子シングルスの鈴木渚左(国際3=野田学園)女子部主将と丸山愛以(商2=四日市商)がベスト8進出。その他の選手はベスト16の成績で今大会を終えた。 ◆11・13~19 関東学生選手権(大宮けんぽグラウンド)▼11・16[男子シングルス4回戦] 鈴木久 0{4―6、1―6}2 髙(日大)○ [女子シングルス4回戦]〇鈴木渚 2{6―1、6―2}0 齋藤(亜大)〇丸山 2{6―1、6―3}0 中川(山梨学大) [男子ダブルス2回戦]〇太田・今里組 2{7―6、7―6}0 木原・栗山組(早大) [男子ダブルス3回戦] 太田・今里組 1{2―6、6―1、11―13}2 森田・永山組(早大)〇 鈴木久・大野組 0{3―6、5―7}2 中村・山本組(筑波大)〇 [女子ダブルス2回戦]〇鈴木渚・五十嵐組 2{6―1、6―1}0 上田・岩佐組 (山梨学大) [女子ダブルス3回戦] 吉田華・長谷川組 0{1―6、0―6}2 田村・稲葉組(駒大)〇 鈴木渚・五十嵐組 1{3―6、6―2、11―13}2 児山・齋藤組 (亜大)〇 【男子シングルス4回戦:鈴木久統(政経3=湘南工科大付)VS高悠亜(日大)】 ベスト8を懸けた戦いを制することができなかった。全日本学生選手権(インカレ)ベスト4の格上相手に対して「チャレンジャー精神で入れたので、気持ちは結構楽だった」。序盤はテンポの速いラリーに食らいつき、互角の戦いを繰り広げる。その中でも相手の豪速球を拾ってショートクロスに決め球を放つなどスーパープレーを見せ、応援していた部員をうならせた。キープとブレークを繰り返し、カウントは4―4。しかし「大事なところでボレーのミスがあって、そういうところはやはり差が出てしまった」。そこから2ゲームを連取され、4―6で第1セットを奪われた。 第2セットでは、相手がさらに勢いづく。「どんどん(相手の)気持ちが楽になって、たくさん打ってきたので、あそこまでいったら手がつけられないなっていうのが正直なところ」。フォアが得意な相手に対し、バックサイドに積極的に打ち込むが、回り込まれてフォアを打たれてしまう。勢いを止めることができず、カウントは0-4。5ゲーム目では相手のミスを誘って1ゲームを報いるも、最後は1―6で敗北した。 明大男子シングルス最後の希望であった鈴木久は、夏関ベスト16という結果に。それでも「最低限の結果は残せた」。4回戦まで勝ち上がったという自信を胸に、12月の全日本学生室内選手権(以下、インカレインドア)へ挑んでいく。 【女子ダブルス3回戦:鈴木・五十嵐唯愛(政経2=四日市商)組VS児山心美・齋藤瑠奈組(亜大)】(写真:試合中の鈴木渚(左)・五十嵐組) 逆転勝利には一歩及ばなかった。9月の関東大学女子1部リーグ戦(以下、リーグ戦)をもって新体制となったことに伴い、ダブルスのペアも変わった明大。そのうちの1組である鈴木・五十嵐組は、今大会での優勝を目標に練習を重ねてきた。大会4日目のこの日は、前日から続いていた2回戦の再開試合、さらに鈴木渚はシングルスの試合もこなし、2人は午後の今試合に挑んだ。 試合はキープ合戦の立ち上がりで、第4ゲームまで両者譲らずゲームカウント2―3に。しかし鈴木渚のサービスゲームとなった第5ゲームは、ダブルフォルトも響きジュースの末にキープできず。流れを渡してしまい3―6で第1セットを落とした。続く第2セットは「唯愛(五十嵐)が『ロブを使った展開の方がポイント取れている』と言ってくれた」(鈴木渚)ため、しっかり打ちつつもロブを使って展開するプレーを本格的に実践。「リズムよく2人のプレーができたので、ポイントが取れた」(鈴木渚)。第1セットとは一転、今度はカウント6―2と圧倒し、勝負は最終10ポイントタイブレークに持ち越された。序盤は第2セットの勢いそのままにカウント5―1と大きくリード。その後は競り合うもカウント9―7とし、2度のマッチポイントを握った。しかし「あと1本となった時に、それまでのプレーができなかった」(五十嵐)。ダブルフォルトとリターンミスが重なり、カウント9―9に並ばれると、最後は巻き返すことができず。カウント11―13という僅差での敗戦となった。 「結果としてはとても悔しいが、最初組むってなった時よりは練習を重ねて良くなった」(五十嵐)。ドロー数の違いなどがあるものの、昨年度の夏関と比べれば両者とも戦績を落とす形となった2人。しかし、今大会を通してペアでの連携を深めるなど、収穫もあった。「全国の大会でベスト8以上を狙えるようにしたい」(鈴木渚)。ペアが今後も続くかは未定ではあるが、今度彼女たちが姿を現すときは、さらに成長したプレーを見せてくれるに違いない。 大会4日目を終え、残るは女子シングルスの2人のみとなった明大。悪天候の予報により順延となる大会5日目は、鈴木渚と丸山による明大対決の女子シングルス準々決勝が予定されている。関東王者に向けてベスト4進出を決めるのはどちらか。注目の一戦に期待が高まる。 [春木花穂、渡辺悠志郎] 試合後のコメント鈴木久――自分のプレーを振り返って良かったところを教えてください。 「今日の良かったところは、途中何度か回り込まれていたんですけど、フォアのクロスを打って前に出て、決めるっていうのは結構相手も効いていて、そこはすごく良かったところです。逆にもっと使えたんじゃないかなっていうところもありました」 ――この大会を通して成長した点とかはありますか。 「やはり自信になりました。この最上級生が少なくなった中で、僕らがほぼ最上級学年なので、(結果は)良くなかったですけど、その中でもやはりしっかり16位以内に入れたことは、良かったかなと思います」 ――インカレインドアに向けての目標をお願いします。 「インカレインドアは最低ベスト8を目指して、みんなこの大会(夏関)よりも 多分ギアを上げてくると思うので、その中で引かずにベスト8に入れるように頑張ります」 鈴木渚――ペアの連携は今日いかがでしたか。 「自分も唯愛もそうなんですけど練習から考えてやるタイプで、ファーストセットは『なんで取れてないんだろう』って思ってすごい悩んで、ネガティブな発想が多くなってしまいました。でも唯愛が『ロブ使った方がポイント取れています』みたいな感じで、唯愛目線でぽんとアドバイスをくれるので、それが私にもはまって『あ、分かった』って言って、 それを増やすことによってまたポイントも取れ出しました。唯愛が発言してくれることで、自分は結構考え方を変えることができて、いい形に持っていけるなって今日思いました」 ――シングルスの意気込みをお願いします。 「優勝目指してやってきたので、目の前の一戦だけに集中して頑張っていきたいって思います」 五十嵐――今日の試合中のプレーはいかがでしたか。 「ダブルスって基本スライスは使わないんですけど、相手の前衛がほとんど出てきてなかったので、浅いボールはスライスを使えたから使ったっていう感じでした。ロブは相手の嫌な展開にするために、ストレートロブを使って相手を振り回すのが効果的だと思ったので、そういう面では多彩にプレーをしていたかなって思います」 ――今後の目標を教えてください。 「まず今年のリーグ戦で結果が散々だったので、リーグ戦でしっかり勝てるようにシングルスも練習していかないとなと思います。ダブルスはまだ全然、大学に入って始めて、練習するごとに上達はしているんですけど、まだ試合で自信が持てていないところがあるので、もっと練習していきたいなと思います」READ MORE