中大相手に僅差で勝利 セカンドリーグ全勝で最終戦へ/関東大学リーグ戦

アイスホッケー 2023.11.13

 迎えたセカンドリーグ4戦目の相手は中大。第2Pまでは安定の強さでリードするも、第3Pで相手にまさかの連続失点を許してしまう。それでも明大は悪い流れを断ち切り見事勝利をつかんだ。


◆9・2~11・26 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼11・12 対中大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

○明大5{2―1、1―0、2―3}4中大

 

 第1Pが開始するとまずパックを握ったのは明大。しかし、自陣での連携ミスから開始2分で失点を許してしまう。それでも「しっかり立て直して、プレイできた」(DF竹谷莉央人・営4=白樺学園)と諦めることなく前向きの姿勢を示す。すると5分、相手のペナルティーで数的有利のパワープレーに。そして6分には今季絶好調のFW亀本純門(文3=白樺学園)が4試合連続得点となる同点弾を演出。ここで流れに乗った明大は大きくシュート数を伸ばした。そして8分、こぼれ球を竹谷が押し込み追加点を奪う。その後はパワープレーでチャンスを得るもうまく決め切れず第1Pを終えた。

 

 続く第2Pは再び明大がゲームを支配する。「自分たちのリズムをつくり出そう」(FW佐々木清吉・政経1=八戸工大一)と確実にシュートで終わる攻撃を続ける。そしてパワープレーの場面でⅮF成瀬翼(商3=埼玉栄)が中で合わせ、つけた差は2点に。しかし、それ以降も着実に得点を狙い続けるが、相手キーパーの好セーブに阻まれ得点までは至らなかった。そして、最後に迎えた第3Pは波乱の展開となる。

 

 第3Pは期待のルーキー・佐々木清が火蓋を切った。パックを受けると相手DFのプレスをはじき返し得点。「長所のフィジカルを使って、相手に倒されずにシュートまでいけた」(佐々木清)とカウンターを一人で完結させた。このまま3点の差を保持し試合を終えるかと思われたが、中大の意地の猛攻により9分に失点。守りに転じる明大だが、中大の勢いは止まらずその1分後にも得点を入れられてしまう。しかし明大はここで勝負強さを見せる。終了48秒前にFW大竹広記(営3=白樺学園)がパックをカットすると、中でFW井口藍仁(商2=埼玉栄)がしっかり合わせ相手を突き放す。残り11秒で中大に再び失点を許すも、そのまま逃げ切り試合終了。着実に勝ち点3を持ち帰る結果となった。

 

 試合は5-4と接戦を制すかたちとなった明大。次節は強豪であり、好敵手・東洋大だ。「勝てば関東大学リーグ優勝に大きくつながる。しっかり勝つことを考えて戦いたい」(FW丸山詳真主将・商4=北海道清水)と負けが許されない試合に勝利を誓う。セカンドリーグで未だに唯一全勝の明大、次戦も白星に期待したい。

 

[岩田英佑]

 

試合後のコメント

丸山

――試合前に話されたことはなんでしょうか。

「セカンドリーグに入ってから第1Pの入りが結構足動いていなくて、試合の入りが悪かったです。そのため第1Pを意識して、足を動かして最初から自分たちのペースで試合できるようにと話してました」

 

竹谷

――収穫と課題をそれぞれお願いします。

「かなり失点してしまったのでそこをちゃんと個人で確認して、しっかり改善していきたいと思います」

 

佐々木清

――東洋大戦を前に意気込みをお願いします。

 「どのセットで使われるかまだわからないのですが、どのセットに入ってもまずは第1Pから足を動かすことを意識したいです。全力で戦います」


関連記事 RELATED ENTRIES