守備力光り1失点 早大を辛くも撃破/関東学生リーグ戦

アイスホッケー 2023.11.04

 大東大に圧勝し、迎えたセカンドリーグ2戦目の相手は早大。立ち上がりに失点を許すもDF村社海莉(文2=埼玉栄)のシュートを皮切りに反撃へと転じる。また、GK中村柊志綺(政経4=北海道清水)らディフェンス陣の活躍で1失点に抑える収穫も見せた。



 ◆9・2~11・26 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
▼11・3 対早大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
〇明大4{2-1、1-0、1-0}1早大


 「今日はペナルティを減らして戦おうと話していたけど、結果的に多くなってしまった」(FW亀本純門・文3=白樺学園)。試合開始2分で反則による数的不利な状況に。すると早大のロングシュートが不運にもゴールに吸い込まれいきなり失点。すぐに切り替えた明大は、その後空いたスペースに見逃さなかった村社が、FW西脇颯(文2=武修館)からパスを受け得点。さらに第1P終盤にも、再びフリーでパスを受けた村社がシュートを決め逆転に成功する。「自分が点決めて、少しずつ自分たちのテンポになってきた」(村社)と、ここから明大が流れを引き寄せる。だが第2Pは苦しい時間が長く続いた。粘り強くマーキングする早大のディフェンスに阻まれ、10分過ぎまで得点を挙げることはできず。シュート数は13―12とその厳しさを物語る。さらに、第2P残り5分でPS(ペナルティーシュート)を獲得するも失敗し、流れが相手に傾くかに思われた。しかし、直後のフェイスオフからFW亀本純門(文3=白樺学園)がFW三浦稜介(政経4=駒大苫小牧)のシュートに合わせ得点。最終Pも亀本の2得点目で4―1とするも計8個の反則でキルプレーの時間が続き4点止まり。前回の早大戦ほど点差はつけらなかったが、守りの面では中村を中心に、最少失点で早大の攻撃を封じた。

 

 今試合のディフェンス陣について中村は「FWとDFの間が結構空いてしまい、相手とのスペースもできて、スピードに乗られてシュートを打たれる場面もあった」と課題点を指摘。次戦の法大戦は、常勝明治らしい、圧倒するホッケーに期待したい。

 

[杉田凜]

 

試合後のコメント

亀本

――2得点それぞれを振り返っていかがですか。

 「1点目は、三浦さんとフェイスオフの時にスライド(浮かさないシュート)を打つから当ててって話していたのでその通り上手くいってうれしかったです。2点目はパワープレーで詳真さん(FW丸山主将・商4=北海道清水)から打つだけのバスだったので、周りのおかげです」

 

村社

――前戦の大東大戦に続く2ゴールと、調子の良さをご自身でどう感じていますか。

 「点を決めたいっていう気持ちはありますが、やはりディフェンスなんで、まずは守りからという気持ちの中で試合に臨んでいます。結果として、打ったら入る形が多いんで、そういう意味では調子が良いのかなっていうふうに思います」

 

中村

――次の法大戦に向けて意気込みをお願いします。

 「自分のミスをなくしてプレーヤーが攻撃に集中できるように、後ろからしっかりチームを支えたいと思います」


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