
慶大に快勝 終盤まで勢い衰えず/秋季リーグ戦
悲願の日本一に向け、苦しい敗戦から再スタートを切ったグリフィンズ。秋季リーグ3戦目の相手・慶大に対し、序盤からパスやランプレーで敵陣へと攻め上る。着実に点数を重ねながら、グリフィンズが流れを渡さず試合は終了。盤石の守りで慶大を無失点に抑え、次の法大戦に向けチームを大いに勢いづかせる結果となった。
◆9・2~11・26 秋季リーグ戦(アミノバイタルフィールド他)
▼9・30 対慶大戦(アミノバイタルフィールド)
〇明大20{7-0、0-0、6-0、7-0}0慶大
秋季リーグ3戦目の相手は、2戦2敗といまだ勝ち点が得られず苦しい状況にあえぐ慶大。前節の立大戦を落とし、甲子園ボウルへ向けもう後がないグリフィンズは序盤から攻勢を強めるも、なかなか得点を奪えない。だが第1Q終了間際、QB#13水木亮輔(商2=千葉日大一)からWR#1桑村登(政経2=佼成学園)へのパスなどで攻め込むと、「高校からずっと一緒にプレーしてきて、タイミングが一番合う」(水木)。敵陣37yd地点から水木のTE#89金子航大(政経2=千葉日大一)へのロングパスが成功。金子が相手ディフェンス陣をものともせず奔走し、そのままTDを決めた。7-0とうれしいリードを得た明大だったが、続く第2Q序盤は防戦を強いられる展開に。相手オフェンス陣に約20ydのロングパスを許し同点のピンチを迎える。しかし、LB#32石井凪斗(政経3=啓明学園)が自陣20yd地点からチームを救うインターセプト。「相手QBの体が開いた瞬間、絶対に狙ってやろうと思っていた」(石井)。ガッツポーズでグラウンドを駆けた石井の姿がチームをさらに盛り上げた。
グリフィンズが主導権を握ったまま、試合は後半戦へ。第3Q8分、RB#39廣長晃太郎(商3=箕面自由学園)やWR#80五十嵐洸毅(文2=狭山ヶ丘)へのパスで敵陣深くまで進入すると、K#4近藤倫(農3=桐光学園)が31ydのFGを決め追加点。勢いに乗ったグリフィンズはLB#6深尾徹(政経3=啓明学院)のインターセプトから攻勢に転じるも、パスが思うように通らない。攻めあぐねたグリフィンズは、ゴールポストまで46ydを残しFGを選択。だが託された近藤もさすがの決定力を見せる。蹴り上げられたボールが放物線を描きながらクロスバーを通過すると、会場が大きく湧いた。「立大戦では(キッキングの失敗で)取れるはずだった9点を失っている。ここで反省を活かさなければ負けた意味がない」(近藤)。前節の悔しさをバネに磨きをかけてきた右足で、13-0とリードを着実に積み重ねた。続く第4Qでも、グリフィンズは攻守において積極的な姿勢を崩さなかった。ディフェンス陣が厳しいタックルでスキのない守備を見せると、8分には敵陣2yd地点から投じられた相手QBのパスを、深尾がこの日二つ目のインターセプトに成功。「8年間のアメフト人生で初めてのTDだった」(深尾)と、グラウンド中央から右側最奥へ、相手選手の厳しい追撃をかわしながらダメ押しのTDを決めた。
次戦は、昨年度辛酸を舐めた法大戦。しかし、明大ももう負けられない。それは迎え撃つ相手が誰であっても変わりはないはずだ。「昨年度の借りは返す」(深尾)。各々が試合を省み、1カ月後の法大戦に向け調整を重ねる。雪辱に燃えるグリフィンズに死角はない。
[松下日軌]
試合後のコメント
今熊
――本日の試合の全体的な振り返りをお願いします。
「相手を0点に抑えたというところで、確実に成長を感じています。ディフェンスリーダーとしてそこは嬉しいです。オフェンスでは、WR#10山口翔(国際4=箕面自由学園)が頑張ってくれて。まあ信頼はしているので、次の試合に向けて一緒に頑張っていきたいと思います」
水木
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「全体的に見たらディフェンスに助けられた勝利だったなと思います。これは東大戦も立大戦も同じで、オフェンスとしては全然勝ち切れていなかったので、個人的には悔しいです」
――今後の課題はありますか。
「もう少し自分の足でydを稼げたかなというのはあります。QBサックも1度決められてしまって、自分のスクランブルでロスしてしまったところもあるので、もっと自分の足で取りたいと思います」
石井
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「オフェンスが点を取り切れない苦しい状況でした。ディフェンスが助けないと点が取れない状況だったので、なんとかLBで3インターセプト持っていけて、LBとしてもディフェンスとしてもいい仕上がりだとは思います。ただ、深尾が言う通りこのままでは日本一のレベルではないので、残り1ヶ月をどう過ごすか、ディフェンスをもっとパワーアップして法政戦に臨みたいと思います」
――次の法大戦に向けてよろしくお願いします。
「法大は王者っていうのがあって、去年からすごく強いチームなので、今日以上にオフェンスがしんどくなると思うんですけど、そこで助けられるのがディフェンスの僕らだと思います。次もしっかりターンオーバーを狙って、TDまで持って行けるくらい練習でも意識を持ってやっていきたいと思います」
深尾
――今日の試合振り返っていかがですか。
「自分としては、この前の試合から掲げていた『ディフェンスで点数を取る』というのをこの試合では実現できたので、その部分は良かったです。ただ、日本一というとまだまだ足りないところがあるので、そこは改善して次の法大戦もしっかりディフェンスとして圧倒して勝ちたいです」
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