リーグ戦3連勝 早大相手に白星/関東大学リーグ戦

アイスホッケー 2023.09.19

 関東大学リーグ戦(以下、秋リーグ)3戦目の相手は早大。前回の課題であった第1Pを無失点に抑え、試合は好発進。その後、相手にチャンスが渡ることもあったが、強固な守備を発揮し攻撃で流れをつくり見事勝利を収めた。


◆9・2~11・26 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼9・18 対早大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

〇明大6{2-0、1-1、3-1}2早大


 現在秋リーグ2連勝中の明大は、この流れに乗り3連勝といきたいところ。相手である早大は、今季ファーストリーグで強豪・中大に勝利した実力を持つ。油断できない相手に「立ち上がりから集中して自分たちのプレーをしよう」(FW丸山詳真主将・商4=北海道清水)という気持ちで試合に臨む。その言葉通り、第1Pは攻守ともに好調な滑り出し。開始4分でキルプレーに入るものの、人数の差を感じさせずに乗り切る。その後開始7分でFW井口藍仁(商2=埼玉栄)のドライブで切り込み、パスを受けたFW大竹広記(営3=白樺学園)がシュートを決めた。先制点を決めた明大は勢いに乗り、5人対3人というパワープレーでFW亀本純門(文3=白樺学園)2点目もしっかり獲得し、試合の流れをつかむ。


 相手に得点を許さずに第1Pを終えたが、続く第2P開始4分。キルプレー中に相手の得点を許してしまう。しかしその後、パワープレーに入ると積極的にシュートを打ち、開始12分井口が今季秋リーグ初得点となるシュートを決め、相手との点差を再び広げる。残り時間は互いに「ペナルティが多かった」(井口)展開となり、パワープレーとキルプレーを交互に繰り返すような形となった。第2P終了時のペナルティが持ち越され、キルプレーから始まった第3P。キルプレーでの失点はなかったが、相手に得点を許してしまい、点差は1点になってしまう。けれども、開始11分、右サイドの外側に出たパックをDF村社海莉(文2=埼玉栄)がブルーラインからのロングシュートを放ち得点を決める。点数面でも、試合の雰囲気面でも完全に試合を掌握する明大。残り時間も井口、FW佐々木宥弥(政経3=武修館)によるシュートで得点を重ね、見事リーグ戦3連勝を成し遂げた。


 前回の日大戦の課題であった立ち上がりを改善し、勝利を収めた。けれども「ペナルティが多くなり、自分たちが苦しい状況が多くなってしまった」(村社)という新たな改善点も見つかった。まだまだ進化する彼らに、4連勝目も期待がかかる。


[中川美怜]


試合後のコメント

丸山

――チームで良かったところと課題を教えてください。

 「3対2まで追い付かれていつもだったら少し焦ってミスが多くなる部分なのですが、ベンチの雰囲気や選手一人一人が意識を高く持てていました。そこで相手に流れを渡さずに追加点を決めて引き離したので、そこが良かったです。改善点としては少し荒れた試合になったときにいかに自分たちが冷静さを保って、集中できるかということです。」

――次の中大戦に向けて意気込みをお願いします。

 「中大は攻め込んできた時にディフェンスもしっかり4人目まで入ってきてゴールに向かって、一番いいところでシュートを打たれて失点したことがあるので、そういう場面でフォワードもしっかり守りに参加するということを意識しようと話しています。点数は自分たちのプレーができれば入ると思うので、まずは守りをしっかり意識しようという入り方になると思っています」


井口

――今年度の秋リーグ初得点についての感想を教えてください。

 「今まではチャンスをモノにすることができなかったのですが、ここで決められて良かったと思いました」


村社

――4点目のゴールを振り返っていかがでしたか

 「第3Pで2点目を決められてしまって、点が入っていない時間が長かったので自分のシュートで勢いづけられたのは、すごく大きかったと思います」



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