無失点での快勝 勢いづいた後半戦/関東学生秋季リーグ1部リーグ戦

ホッケー 2023.09.18

 日体大戦から引き続き2戦目。FW大岡凌磨(政経4=今市)の不在の中でも、連携の取れたチームプレーで明大の強さに変わりはなかった。互いに無得点で終わった前半戦。ハーフタイム後、攻撃の勢いが増した明大は早大から1点先取したのを皮切りに、追加得点を決め白星を重ねた。



   「前半点が入らず、明大のペースで試合ができない時間が続いた」(FW三松勢矢・営4=今市)。言葉通り得点のしづらい試合展開となった前半戦。第1Qでは攻撃の応酬が繰り広げられたが、互いのスキのない防御により、サークル内にも入りにくく、なかなかシュートの機会がつかめない。開始約7分、早大にPC(ペナルティーコーナー)を取られるも決まらず、一進一退の攻防が続いた。第2Q、大きく流れを変えることはできなかったが、機会を逃さない姿勢でゴール前に上がる回数も徐々に増加。明大に勢いが乗ってくるも、得点することはかなわず後半戦に突入した。


    ハーフタイム後、明大は粘り強さを発揮。前半戦の振り返りから「中盤の使い方や細かい調整、ポジショニングの話をしていた」(DF髙松雄飛主将・法4=丹生)。後半は前半から打って変わり3得点を記録。第3Q開始6分、11分でFW樋口雄磨(政経2=須知)、FW武田元希(文2=今市)が得点。武田は拳を掲げ「シュート練習の成果を発揮できた」と喜びを見せた。さらにアシストしたFW齋藤偉颯(法2=今市)が第4Q11分、滑り込むキーパーの上を通しシュートを決める。同時に堅い守備を崩さず、早大に3-0で勝利を収めた。エース・大岡がいない中でも2年生が大いに活躍する試合となった。


   立て直した後半戦での得点や下級生の活躍といった、今後につながる収穫のあった早大戦。1カ月後に行われる次戦に向け「決勝リーグに上がる時一番大事になる試合。学校が始まってしまう中でも強度の高い練習をして全員で戦っていきたい」(髙松主将)。春の王者として決勝リーグ1位通過、優勝を狙う。


 [熊谷実夏]


試合後のコメント

小池監督               

――後半で立て直せたのは何が要因でしたか。

 「同じところに押し返さない。オープン攻撃で行くということをやらせて、自分たちを信じてパスホッケーをやり続けなさいと言いました」


――次戦に向けて意気込みをお願いします。

 「次戦まで1カ月あるのでしっかり取りこぼしなく、全勝で決勝トーナメントに進みたいと思います」


髙松

――早大はどのような相手でしたか。

 「どんどん高め合っているチームだと思うので、油断できないチームです。PCが上手な選手がいて、そこを一番対策しようと取られないディフェンスを意識した試合でした。明治の方がレベルが上だと思いつつも、すごく強い相手だなと思います」


三松

――大岡選手がいない中での戦略はありましたか。

 「(大岡が)いなくてもしっかりプレスが統一できるように戦術として力を入れていました」


武田

――3Qから意識した点はありますか。

 「中盤がかなり固められていたので、外から攻めることを意識しました。そこからサークル内に入れるようになりました」


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