試合後コメント(東京国際大戦)/関東大学女子リーグ1部2部入替戦

硬式庭球 2023.09.18

 関東大学女子リーグ戦(以下、リーグ戦)は入替戦にもつれ込んだものの、東京国際大に勝利し1部リーグの座を死守した。これにより今年度のリーグ戦は閉幕。こちらの記事では試合後のインタビューをお届けする。

 

上原真吾監督

――1部残留となりましたが、今のお気持ちはいかがですか。

 「本当に正直ほっとしたところです。ここ(入替戦)にいること自体悔しいですけど、とりあえず来年また1部優勝や王座(全日本大学対抗王座決定試合)出場を狙えるステージに残れたことは良かったと思います。素直には喜べないですけど」

 

――今年度の4年生はどんな代でしたか。

 「本来のキャプテンの徳安(莉菜・文4=野田学園)が病気で、結局復帰できない形になってしまったので、そういう意味ですごく(4年生の)2人がやりにくかったのもあったのですが、役職は変えずに、その中で役割を変えながらよく引っ張ってくれたなと吉田(華菜子・法4=仁愛女子)と南口(亜美・国際4=野田学園)と二人三脚で、下級生や不安なところをうまくつないでくれたんじゃないかと思います」

 

――女子全体のリーグ戦の総括をお願いします。

 「1番大きいのは鈴木渚左(国際3=野田学園)がS1として、本当のナンバーワンの力というものが、 リーグ戦を通して備わったというのが非常に大きかったですね。だから、最後にS1に回せば可能性があるぞというところが、みんなの号令になったんじゃないかなと。なんとか渚左に回そうと、そこが1つの強さが出たところです。つなぎ合わせる、バトンをちゃんと渡していくっていうことをそれぞれ選手が思ったのが、今までより強いんじゃないかという気はしますね。個の力がチームの力につながった瞬間というか、そういうのが垣間見えたと思います」

 

南口

――リーグ戦を振り返っていかがですか。

 「最後のリーグ戦で1番前で引っ張っていくっていうのは、やっぱり3年生までにはないプレッシャーや、自分で自分を追い込んでしまうこともありました。王座優勝目指してやってきましたが、入替戦でなんとか後輩に1部の舞台で来年も戦えるっていう舞台を残せれたことは、最終的には良かったなって思います」

 

吉田華

――4年間のリーグ戦を振り返っていかがですか。

 「1年目から王座っていうところを目標にやってきたので、最後入替戦になってしまったのは私たち4年生の責任でもありますし、すごく悔しいのはあるんですけど、しっかり自分は2本取ることができたので個人的には良かったかなと思います。この1年間は個人としても一番成績を残せた年だったので、リーグ戦に向けて成績を残せて臨めたことはすごく自信につながりました。そういった意味では後輩たちにも個人戦から成績を残して、他の大学にとって明大がすごくプレッシャーに思われるくらい、1年間頑張ってほしいなと思います」

 

鈴木渚

――リーグ戦全体振り返ってみていかがですか。

 「昨年度はコロナで出られない試合が多かったり、私の体力を気にしてシングルスだけに専念することが多かったりしたんですけど、今年はシングルスもダブルスも全試合出ることができました。S1として不安もあったんですけど、しっかりと戦えて勝てたことは自分の中ですごく大きな自信になったので、たくさん学んだリーグ戦だったなと思います」

 

――今後の意気込みをお願いします。

 「これから関東学生選手権(夏関)と全日本学生室内選手権(以下、インカレインドア)が控えていて、インカレインドアはまた有明で自分の好きなコートになるので、優勝だけを目指して頑張ります」

 

丸山愛以(商2=四日市商)

――リーグ戦全体を振り返っていかがですか。

 「昨年度はS1しか出られない状況でリーグ戦をやって、S1っていうと各大学エース級の人が来て、自分のプレーもできず悔しい思いばかりしてきました。でも今年度のリーグはいろいろ下で組み替えて出ることができて、勝ちをつかんでチームに貢献できたので、ほっとしているっていうか、少し成長したかなと思います」

 

――1部残留という結果についてはいかがですか。

 「王座を目指してきたチームなので、入替戦にかかってしまったのはすごく悔しいんですけど、でも入替戦を勝ち取って、来年も1部で王座を狙える位置に入ることができたのは、すごくほっとしています」

 

[春木花穂、渡辺悠志郎、久保田諒、保坂啓太郎]


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