早大の猛攻抑えられず 反撃見せるも決着は第3戦へ/東京六大学秋季リーグ戦

準硬式野球 2023.09.11

 序盤から早大打線に苦しめられた。3回表までに6点のリードを許したが、2試合連続となる田村陽大内野手(農3=花巻東)の本塁打で点差を縮める。しかし、勢いに乗った早大打線を抑えることができず計14失点。打線は終盤につながりを見せるも2連勝で勝ち点獲得とはならなかった。

 

◆9・2~10・22 東京六大学秋季リーグ戦(早大東伏見グラウンド他)

▼9・10 対早大2回戦(早大東伏見グラウンド)

 明大8-14早大○


 2回戦

 早大

×

14

 明大

×


 早大1回戦の投手戦とは打って変わって、序盤から試合が動いた。明大の先発は森慎之介投手(商2=佼成学園)。「記録にならないミスが多かった」(金澤永輝主将・法4=花巻東)と2回表の先頭打者に許した二塁打から流れを奪われる。次の打者の送りバントを処理できず無死一三塁のピンチに。タイムを使って間をつくるも、次の打者に初球を捉えられる。二塁手が食らいつくもグラブをはじかれ先制を許した。その後も内野ゴロや捕逸で失点が重なり、2回途中3失点で森が降板。2番手で小磯孝平投手(政経2=日大二)がマウンドに上がるも、早大打線を抑え切れずさらに2点を許した。

 

 3回表にも失点を許し、6点差をつけられたが「序盤だったから、まだ逆転できると思っていた」(田村)。3回裏2死から前國藤海斗外野手(政経2=明大中野)、土屋真之介外野手(営3=明大中野八王子)の連打で一、二塁の好機をつくると好調の田村が打席へ。「初球から強いスイングができた」と右方向への3点本塁打で3点差まで点差を縮めた。しかし投手陣が踏ん張れず、早大打線の勢いを止めることはかなわなかった。5回表まで失点が続き、一時10点差までリードが広がる。6回裏に打線がつながり4得点と反撃の兆しは見せたものの大会規定による8回打ち切りで試合終了。勝ち点獲得は第3戦へお預けとなった。

 

 「春だったら雰囲気が悪いままいっていたが、今回はしっかりつないで点を取れたりと勝てる気しかしない」(金澤)。早大1回戦で劇的な逆転勝利をあげた明大は、今試合でも後半に粘りを見せ早大に食らいついた。次戦で勝利し、勝ち点を得られるかが上位進出へのカギとなる。

 

[倉田泰]

 

試合後のコメント

金澤

――今日の試合での反省点はありますか。

 「記録に現れないミスが多くて、それでランナー溜めたところで長打とか、ヒットとかを打たれて、それが結構大きかったかなと思います」

 

――逆に良かったところはありますか。

 「終盤はすごいリズムが良くて、守備側も攻撃側も良かったなと思います」

 

田村

――明日に向けての意気込みをお願いします。

 「意地でも勝って勝ち点をしっかり取れたら優勝に一歩でも近づくと思うので、全力で臨みたいと思います」

 

土屋

――明日勝つために重要なポイントはありますか。

 「普段通り自分たちのことができれば勝てると思うので、変なミスしないことと、ミスが出たらカバーし合っていければと思います」

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